Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2017年前期 第1節 プレビュー2

f:id:ClaudioSuarez:20170715151810j:plain

 

ルイス・フェルナンド・キンターナ:良い開幕戦を迎えるために、欠けているものを修正するトレーニングをする

 

「悪くもないし、良くもなくやっているよ。もしとてもたくさんの改善するためのことがあれば、チームが持っているたくさんのものもまた強調されるんだ。そういうポジティブなやり方で、続けて行くよ。良い開幕戦を迎えるために、僕らに欠けているものを修正するトレーニングをしてね。」

と、PUMASの下部組織出身選手であるルイス・フェルナンド・キンターナは、この金曜日にオリンピック・スタジアムで行われたトレーニング後に語った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170715151830j:plain

 

彼はサポーターに耐え忍ぶように依頼し、一方で対強豪チームとのトーナメント開幕戦に向けて競争力のあるチームであることを示すためにハードトレーニングをしている。

「それについては、心配していないんだ。一試合一試合戦わなければならないし、全てのライバルが複雑な相手になるだろうからね。今現在の僕らの注意はパチューカ戦にあって、それだけに集中して他のことは考えていないんだ。」と、強調した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170715151913j:plain

 

良いトーナメントをプレーするために経験豊富な選手とその完璧なコンビネーションもまたチームにはあるので、彼は若い選手たちとともに開幕を迎えるプレッシャーはないことを明確にした。

「チームに対しては、良い感じだよ。今まで何度もビッグネームや歴史的な選手たちに注目しているけれど、それはPUMASのためだけではなく、メキシコサッカーや代表のために良いものなんだ。少しずつそういう風になれるように、とても興味深い若手選手たちがチームにいるよ。」と、説明した。

 


 

 

本田圭佑の新天地はメキシコ名門パチューカに決定

f:id:ClaudioSuarez:20170714184532j:plain

ネットで見ていたら、たまたま速報で見かけました。 

 

ホームスタジアムの雰囲気はこんな感じのチームです。

 

監督さんは、元PUMASのOBです。

 

今シーズンの開幕戦はPUMASとオリンピック・スタジアムで対戦ですから、こんなイメージになると思います。

 

すぐ近くにはサッカー発祥の地記念碑がある、こんな観光地も。

 

実際に現地へ行ったのは、もう2年前のことでした。懐かしい。

メキシコリーグ2017年前期 第1節 プレビュー

f:id:ClaudioSuarez:20170706121217j:plain

 

ネストル・カルデロン:PUMASがリーグ優勝争いするために、自分自身の全力を尽くす

 

「このチームに所属することに満足しているし、可能性と信頼そして素晴らしい歓迎をしてくれたことに感謝しているよ。自分は、自分の仕事をするために来ているんだ。PUMASがリギージャ(プレーオフ)進出するために、自分自身が持っている全力を尽くすつもりだ。」と、水曜日にオリンピック・スタジアムで行われたトレーニング後にPUMASの補強選手であるネストル・カルデロンは語った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170706182135j:plain

 

彼は現首脳陣が期待を賭けている下部組織の若手選手たちはを含む素晴らしい陣容があるので、状況は簡単でないポジション争いをするために来たことを明確にした。

「非常に健全で良い争いになるだろうね。ベストな選手がイレブンに入るんだ。下部組織の高いクオリティがあると見ているし、少しずつこれらの偉大な選手たちが出てくるだろうと思う。」と、説明した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170706121327j:plain

 

そしてクラブに合流してから、フランシスコ・パレンシアの仕事を快適に感じていることを強調した。

「全ての選手たちが彼と共にいて、彼が要求することを考えているよ。僕らはとてもバランスが取れていて、チームはとても良い仕事をしているんだ。まだここに来て少しの期間で素晴らしいグループだと思うし、偉大な結果を出すためにここでハードワークをしているんだ。」と述べた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170706182158j:plain

 

メキシコリーグ2017年前期ステージ プレシーズンマッチ Venados 0-1 UNAM

f:id:ClaudioSuarez:20170630145746j:plain

 

PUMASがヴェナードスを制し、プレシーズン3勝目を挙げた

 

チームは2017年前期ステージに向けた準備試合を良いステップで進んでいる

 

f:id:ClaudioSuarez:20170630165652j:plain

 

ユカタン州メリダ市のカルロス・イトゥラルデ スタジアムで、後半13分ブライアン・フィゲロアが唯一の得点。ウォーリアーズ・レアルに6-0の大勝、ゲレロ州立自治大学に4-0とアカプルコで行われた2試合に続き、今プレシーズン3勝目。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170630165711j:plain

 

この試合、エクアドル人選手:ジョフレ・ゲロンとチリ人選手:ニコラス・カスティージョの2人は怪我の治療中で不出場。ダヴィッド・カブレラとブライアン・ラベージョも、遠征には参加しなかった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170630165731j:plain

 

PUMASのプレシーズンにおける次の試合は、米国で開催されるメキシコリーグ・パートナーツアーカップの7月8日ヒューストン州コンパス・スタジアムで行われる対モンテレイ戦と11日テキサス州HEBパーク・スタジアムで行われる対プエブラ戦となる。

【関連】PUMASの新ゴールゲッター

 

今シーズン補強された5人の選手たち(マウロ・フォルミカ、ジョフレ・ゲロン、ネストル・カルデロンの新3選手に加えて、残留したアブラハム・ゴンザレスと復帰したダヴィッド・カブレラ)以外に、2017年前期ステージよりリーグ準優勝をした下部組織のアンダー17チームで9得点を挙げたCFのブライアン・フィゲロアが昇格・登録された。計80試合の様々なカテゴリーで30得点以上を挙げた彼に目を付けた首脳陣は、以前ニコラス・カスティージョに行ったような個別授業を受けさせたあと、正式にチーム編成した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170630145846j:plain

 

ブライアン・フィゲロア・フローレス
1999年5月28日メキシコシティ出身
年齢18歳
身長176cm
体重72kg

メキシコリーグ2017年前期ステージ プレシーズンマッチ プレビュー

f:id:ClaudioSuarez:20170629141833j:plain

 

アルフレッド・サルディヴァル:第一の目的は、PUMASがリギージャ(プレーオフ)に戻ることだ

 

「我々は、直ちに結果を必要としているんだ。人々はチームがリギージャ(プレーオフ)圏外にいることを望んではいないんだ。サポーターには借りがあると分かっているし、この状況から抜け出さなければならないんだ。PUMASはリギージャ(プレーオフ)に戻る義務があって、それをベースしてリーグ優勝争いが出来るんだ。ただし、我々の第一の目的は、PUMASがリギージャ(プレーオフ)に進出することだ。」と、水曜日にオリンピック・スタジアムにおいて、アルフレッド・サルディヴァルは語った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629222217j:plain

 

リーグ戦開幕のためのアカプルコにおける合宿と残された時間は、PUMASが直ちにいい結果を出せるための要素である。「ビーチで行ったトレーニングは、重要なものだったよ。今メキシコシティに戻って、チームはもっと戦略的なトレーニングと監督が今シーズン指示することを確認しているんだ。良いリズムで第1節を迎えるために、十分な時間があるね。」と、説明した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629222240j:plain

 

今シーズンにおけるその他のポジティブな点として、補強選手たちが素晴らしい適応をしていることと、若手選手たちはチームが2017年前期ステージに向けてポジション争いをしていることだ。「チームとチームワークにおいては何の問題もないし、その点で苦労させられることもないね。いいグループと素晴らしい環境じゃないかな。」と、強調した。

 

【関連】プレシーズンマッチは計3試合を予定

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629142259j:plain

 

6月29日メリダにおいて、対ベナードスFC(メキシコ2部リーグ)戦

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629142311j:plain


7月8日ダラスにおいて、対CFモンテレイ戦

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629142324j:plain


7月11日テキサスにおいて、対プエブラFC戦

 


 

 

 

f:id:ClaudioSuarez:20170629142501j:plain

ダリオ・ヴェロン PUMAS退団 記者会見

f:id:ClaudioSuarez:20170615202830j:plain

 

首脳陣、コーチスタッフと選手たちは、ダリオ・ヴェロンに対して感情的な別れを演出する

 

この水曜日、オリンピック・スタジアムにおいて、PUMASの首脳陣、コーチスタッフと選手たちは、14年間計28シーズンを過ごしPUMASを退団することになったダリオ・ヴェロンに対して感情的な別れを演出した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170615221515j:plain

 

「主将に別れを告げることは我々にとってとても重要なことであり、彼に言う通りまた再会をするんだ。別れを告げるために来てくれた、ダリオに感謝する。また首脳陣と彼との間で言及した、実際にはなかったある類の相違を払拭したいね。首脳陣や学長、チームメイトやコーチスタッフを代表して、ダリオ、本当にありがとう。唯一言わなければならないことは、君の努力と発揮し続けた才能に対して本当に感謝しているよ。」と、PUMASのオーナーであるロドリゴ・アレスは語った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170615221614j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170615221635j:plain

 

PUMASの一員として公式戦536試合に出場し、4回のリーグ優勝と1度の年間王者決定戦、そしてトロフェオ・サンティアゴ・ベルナベウを勝ち取ったダリオ・ヴェロンは、サブ・オーナーのセルヒオ・エヘアとTOPチームの監督であるフランシスコ・パレンシア、そしてチームに加入してから応援し続けてくれたサポーターに感謝した。

「自分にとって、とても難しい1日だ。時に自分のことであったり、クラブのことで本当ではないことを語られたと思う。自分は穏やかであって、PUMASにとても感謝しているんだ。この14年間において、特に若い選手たちにとても重要なことを残したつもりだ。ラテンアメリカで最も重要なクラブに所属したことに大変誇りに思っているし、自分にとって光栄だったよ。オーナー、監督、サブ・オーナー、そしてチームメイトのみんなありがとう。」と、彼は述べた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170615221658j:plain

 

このシーンは、首脳陣がダリオ・ヴェロンがPUMASのジャージを着用した最高の瞬間とともにビデオを撮影して準備してあった。この終わりに、全チームメイトが最後の11トーナメントで10シーズン主将を務めた彼の顔が描かれた白いTシャツを着用して壇上へ上がり、彼の3人の息子と奥さんのためサインされたジャージをオーナーより手渡された。そして最後にこのホールにいた全員で、クラブの歴史上最も偉大な象徴に対してゴージャ(チャント)を歌った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170615221537j:plain

 

「PUMASが、いつもリーグ優勝争いを続けているように願っているよ。だって、偉大なクラブだからね。本当に、ありがとう。」と、彼は締め括った。

 

 

 

メキシコリーグ2017年前期ステージ 新補強選手発表

f:id:ClaudioSuarez:20170608192813j:plain

 

PUMASは、2017年前期ステージに向けての補強をした 

 

PUMASは第28回メキシコリーグ移籍ドラフトを5人の補強選手を獲得して終え、2017年前期ステージに向けての補強を行った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170609140746j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170609140758j:plain

 

今週の水曜日の午後、ジョフレ・ゲロンとマウロ・フォルミカを完全移籍という形でクルスアスルと合意した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170609140814j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170609140826j:plain

 

また下部組織出身選手のダヴィッド・カブレラは、1年間のレンタル移籍を終えモレリアから復帰した。一方、スペイン人:アブラハム・ゴンザレスは契約を更新した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170609140838j:plain

 

夜になって、ネストル・カルデロンはサントス・ラグナから完全移籍という形でクラブ同士で合意に達し、計5人の補強選手が揃った。

メキシコリーグ2017年後期 第17節 UNAM 0-1 Puebla

f:id:ClaudioSuarez:20170509200326j:plain

 

PUMASが対プエブラ戦で0-1と敗れ、トーナメントに別れを告げる

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509200406j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200423j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200440j:plain

 

クラブ・ウニベルシダはオリンピック・スタジアムにおいて対プエブラ戦で0-1と敗れ、2017年メキシコサッカー1部リーグ後期ステージに別れを告げた。

 

後半後半1分フランシスコ・トーレスによる得点でPUMASは敗れ、勝ち点18で総合順位17位。その下には、最下位のプエブラが勝ち点16でいるのみであった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509200454j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509212249j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509212314j:plain

 

リギージャ(プレーオフ)進出圏内が遠すぎて失うものが何も無いPUMASは、1つの目的であったものを2週間前に途絶えたことで、今尊厳を持ってトーナメントを締め括るだけであった対プエブラ戦でだらけて、またプレッシャーがまるでないように見えた。

 

ホームチームは彼らの自尊心を全て出し切るためにピッチに出て、ビジターチームもまた次のトーナメントを考えるために最良の方法である同じプレーシステムで戦った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509200550j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201024j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200611j:plain

 

前半20分ホームチームはいつものようにホームゲームを戦う習慣で相手にプレッシャーを掛けたが、マティアス・ブリトスがニコラス・カスティージョへ良いボールを供給するトライをしたものの相手陣内で無効とされた。

 

反対にビジターチームもまた、監督の注文に応えた相手GKに対して明確なフィニッシュをするために攻め続けた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509200629j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200645j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200654j:plain

 

前半はそれほど互いに良いサッカーが出来ていなかった。ハーフコートから両サイドを良いアタックを仕掛けたものの、両チームともに危険なシーンを演出するところまでは至らなかった。前半45分間、オリンピック・スタジアムは両チームの乏しい試合内容に対してブーイングで充満したままハーフタイムを折り返した。後半試合開始早々、PUMASは元PUMAS選手であったカルロス・オランティアのパスからフランシスコ・トーレスが押し込んで先制した。

 

この得点でプエブラは試合を支配し、ガブリエル・エスパルサやアルバロ・ナバーロによるセンタリングでアルフレッド・サルディヴァルが守るゴールを脅かした。カルロス・オランティアはホームチームの左サイドから再三にわたってパスを供給したが、攻撃陣が追加点を決めることが出来なかった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509201241j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509200859j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201044j:plain

 

PUMASは相手ゴールに向かってロングボール1本による単調な攻撃に終始し、全てはニコラス・カスティージョへ狙ったものばかりであったが、1本だけ明確なチャンスがあったもののプエブラのGKに阻まれた。

 

試合終了間際にはマティアス・ブリトスが最も危険な場面を創出したが、センタリングに対して試みては相手守備陣を崩すまでには至らなかった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170509201102j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201121j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201136j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201255j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201322j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170509201305j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190101154942j:plain

 

スタメン:

PUMAS:アルフレッド・サルディヴァル、ホセカルロス・ヴァンランキン、ヘラルド・アルコバ、ホセ・ガルシア、ルイス・キンターナ、ハヴィエル・コルテス、アブラハム・ゴンザレス、ヘスス・ガジャルド、マティアス・ブリトス、ニコラス・カスティージョ、ブライアン・ラベージョ(後半28分、オマル・イスラス)、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア

 

プエブラ:ファビアン・ビジャセニョール、エドガル・ドゥエニャス、オスカル・ロハス、パブロ・カセレス、パブロ・ミゲス、ホセ・ダビド・トレド、パトリシオ・アラウーホ、フランシスコ・トーレス、カルロス・オランティア(後半40分、フランシスコ・アクーニャ)、アルバロ・ナバーロ、ガブリエル・エスパルサ(後半38分、ヘロニモ・アミオネ)、監督:ホセ・カルドソ

 

メキシコリーグ2017年後期 第16節 Morelia 4-0 UNAM

f:id:ClaudioSuarez:20170430174656j:plain

 

モレリアが、ホームでPUMASに圧勝

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430174751j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430174815j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430174821j:plain

 

モレリアが4-0でPUMASを破り、残留争いの最下位を脱出する

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430174841j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430174850j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170501084240j:plain

 

モレリアはPUMASに4-0で圧勝し、試合前にチアパスが引き分けたため残留争いの最下位から脱出した。ペルー人FW:ラウール・ルイディアスによる前半23分PK、後半34分、41分のハットトリックとアンディ・ポロによる後半34分の得点で重要な勝利を挙げ、PUMASがリギージャ(プレーオフ)進出する可能性を断ち切った。

 

この日の勝利によって、モレリアは101試合勝ち点115で残留争いの最下位を脱出。勝ち点114のチアパスをその座へ追いやり、ヴェラクルスにも勝ち点117で再び暗雲が立ち込め、モレリアにとっては少し穏やかな状況となった。総合順位表ではモレリアは勝ち点21で第8位となり、リギージャ(プレーオフ)へ進出する可能性まで出てきた。PUMASは勝ち点18のまま進出不可能となり、リーグ最悪の守備陣へと突き進んでいる。

 

モレリアは残留争いの他チームの結果を試合前に分かっており(ヴェラクルスはモンテレイに勝利、チアパスはサントスとドロー)、大きなプレッシャーが掛かっていた。PUMASに勝利することが必須であったにも関わらず、チアパスのドローはモチベーションアップに繋がった。残留争いの最下位にいることは、自分たち自身の結果によるからである。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430180311j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430180323j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430175004j:plain

 

エスタディオ・モレロスは入場無料ということもあってまずまずの観客の入りであり、攻撃陣は2人のペルー人プレーヤーが復帰し、ロベルト・ヘルナンデス監督はGKにウルグアイ人:セバスティアン・ソーサを起用しそのポテンシャルに賭けた。一方ファン・フランシスコ・パレンシア監督は、パブロ・ハケスとオマール・イスラスを欠場するダリオ・ヴェロンとニコラス・カスティージョの代わりに起用。さらには、ベンチに今シーズン初めてアルゼンチン人補強選手:フランコ・ファリアを待機させた。

 

PUMASの期待は勝利を挙げてリギージャ(プレーオフ)進出を夢見ることであり、反対に敗北はまだ契約は1年残っているもののパレンシア政権継続の危機であった。前半モレリアが攻撃する場面はほんの少しであったが、GK:アルフレッド・サルディヴァルのペナルティーエリア内におけるボールハンドリングミスでアルド・ロチャに奪われたところを明らかなファールでペナルティキックを献上し、ラウール・ルイディアスに決められた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430175440j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430180210j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430180118j:plain

 

その後モレリアはピッチ上でライバルよりも俄然攻撃的になり、PUMASにとっては闘志も見せず存在感自体が消え、未だ最終節が残っているものの手がつけられない複雑な大量得点劇となった。後半3対2となった右サイドから、アンディ・ポロがアルフレッド・サルディヴァルを制して追加点を挙げた。その後、ガストン・レスカノが惜しくもゴールバーを掠めるシュートを放ったシーンもあった。

 

PUMASもマティアス・ブリトスによるセバスティアン・ソーサを脅かすシュートを放ったものの、その後ラウール・ルイディアスがさらに2得点を決めあわよくばリーグ得点王の座も狙える累計8得点という偉大な夜となった。ロドルフォ・ビルチスによるループパスを胸トラップで落として、GKアルフレッド・サルディヴァルを制するシュートとその前の得点(サルディヴァルがリバウンドを弾いたボールを押し込んだ)で自らのハットトリックによって4-0という圧勝劇を演出した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430175610j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430175619j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430175514j:plain

 

このようにモレリアは息を吹き返し、2017年後期ステージ第17節に敵地でモンテレイと対戦しどのチームの結果如何にかかわらず勝利を目指す。反対にそうでない場合には、チアパスが同じく敵地のハリスコでアトラスとの試合結果を待つこととなる。ヴェラクルスは得失点差でチアパスより上回っており1部リーグ残留の可能性が高いが、数字的にはまだ予断を許さない状況で敵地で対リーグ首位:ティファナ戦が待っている。

 

この試合の主審モレリアにおいていい仕事をしたオスカル・マシアスで、エマヌエル・レシュボルとセバスティアン・ソーサ(共にモレリア)とアルフレッド・サルディヴァルとパブロ・ハケス(PUMAS)にそれぞれイエローカードを掲示した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170430175012j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430175131j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20170430175031j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190101154659j:plain


スタメン:

モレリア:セバスティアン・ソーサ、エンリケ・ペレス、ガブリエル・アチリエル、エマヌエル・レシュボル、カルロス・ロドリゲス、アルド・ロチャ、ロドリゴ・ミジャル、ガストン・レスカノ(後半17分、ディエゴ・バルデス)、ジェフェルソン・クエロ、アンディ・ポロ(後半32分、ロドルフォ・ビルチス)、ラウール・ルイディアス(後半43分、ホルヘ・サラテ)、監督:ロベルト・エルナンデス

 

PUMAS:アルフレッド・サルディヴァル、ホセカルロス・ヴァンランキン、ヘラルド・アルコバ、パブロ・ハケス、アラン・メンドーサ(後半38分、サンティアゴ・パラシオス)、アブラハム・ゴンザレス、ハヴィエル・コルテス、ブライアン・ラベージョ、オマール・イスラス、ヘスス・ガジャルド、マティアス・ブリトス、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア

 

メキシコリーグ2017年後期 第16節 プレビュー2

f:id:ClaudioSuarez:20170428150619j:plain

 

ホセカルロス・ヴァンランキン:チームはトーナメントをうまく締め括ることに、前向きな気持ちだ

 

「難しい状況にいることは、分かっているよ。勝たなければならない、アウエーとホームの2試合だね。チームは前向きな気持ちで、トーナメントをうまく締め括ることにうずうずしているんだ。」と、この木曜日にオリンピック・スタジアムにおいて行われたトレーニング後にホセカルロス・ヴァンランキンは語った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170428150714j:plain

 

彼は、モレリアと対戦する今度の土曜日に目的を達成するために改善しなければならないことをチームは分かっていることを明確にした。「僕らはそのためにハードトレーニングをしていて、これまでの悪かった瞬間はそのトレーニング不足だったんだ。チームはより結束しなければならないということが、唯一の方法なんだ。より守備的な秩序を持つべきだと話しているよ。」と、説明した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20170428150721j:plain

 

アウェイでプレーをすること、(スタンドには)モレリアのサポーターがより多いことについて、どのような方法でもPUMASサポーターに包まれていると感じるので、モレリアで試合をうまく運ぶために不可欠だと述べた。「PUMASサポーターは、いつもどのスタジアムでもいるんだ。全てのサポーターは、どこであっても僕らに付いて来てくれるよ。」とチームが戦っているこの瞬間に彼ら全てへメッセージを送るのは難しいが、「言えることはただ一つだけ、両方の試合とも勝ちに行くよということだ。」と、締め括った。