Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 プレーオフ準々決勝 1stレグ U.A.N.L 2-1 UNAM

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守備陣の失策によってリードを奪われたUANLティグレスがPUMASを逆転し、2ndレグへリードを持ち込む

 

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UANLティグレスが1stレグで勝利、今週日曜日にオリンピック・スタジアムでシリーズ決着を決める

 

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守備陣の失策によって、UANLティグレスがリギージャ(プレーオフ)準々決勝対PUMAS戦に先制されるも、その後の展開で逆転。2-1でホームゲームの勝利を勝ち取った。PUMASにとってポジティブな材料は、アウェイゴールを1点奪ったこと。これはオリンピック・スタジアムで、最低1-0で勝利すれば準決勝進出となることだ。

 

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とりあえずUANLティグレスのサポーターは、幸せにスタジアムを後にした。前半の間、UANLティグレスは相手ゴールを脅かすことが出来なかった。しかし、PUMASは早い時間帯にそれを奪った。そして、それはアンドレ・ピエール・ジニャクが前半7、8分にそれぞれシュートを外したからであった。一方、PUMASはUANLティグレス守備陣の失策によって得点を決めた。

 

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最初の失策は、フランシスコ・メサがペナルティーエリア内で相手にボールを渡してしまい、ヴィクトル・マルコラがカルロス・ゴンザレスへゴールキーパー:ナウエル・グスマンがセーブする前にボールをパスし、さらにナウエルもまた非常にゆっくりとした動きであったためミスを犯し、その後最初のシュートを何とか止めたもののリバウンドをフェリペ・モラに拾われ、1-0の先制ゴールを決められた。

 

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UANLティグレスはエドゥアルド・バルガスによって追いつくチャンスを得たが、アルフレッド・サルディヴァルがこれを阻み、さらに再びバルガスはジニャックのコーナーキックをファーポストで待っていたが、これも決めることが出来なかった。

後半に入って、UANLティグレスは反撃開始。PUMASもあわや追加点を挙げるチャンスがあったものの、オフサイドの判定。これがUANLティグレスが、追い付き追い越すためのモチベーションアップに繋がった。

 

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後半22分、ハビエル・アキーノがペナルティーエリアの外から放った左足のシュートがアラン・モソに当たってコースが逸れ、同点弾となった。UANLティグレスはこれで勢いに乗り、後半35分ヘスス・ドゥエニャスが放ったミドルシュートが決まり、逆転。そして今度は、UANLティグレスがオリンピック・スタジアムで日曜日に準決勝進出を目指し訪れることになる。

 

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メキシコリーグ2018年前期 プレーオフ準々決勝 1stレグ プレビュー

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我々はUANLティグレスに劣らないと感じていて、彼らと争う:ダヴィッド・パティ―ニョ監督

 

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彼はPUMASの謙虚さと団結力が、対戦の鍵になるだろうと強調した

 

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PUMASの監督:ダヴィッド・パティ―ニョは、UANLティグレスの強さを認識するにあたって、チームはリギージャ(プレーオフ)においてライバルと同じレベルにあると語った。彼はその対戦にあたって脅かされることなく、相手と対峙することを明確にした。

「もうリギージャ(プレーオフ)が始まる。チーム全体のモチベーションがものすごく上がっていて、目的を達成することへの大きな魅力と高い期待を持っている。UANLティグレスの強さ:各選手の個人技レベルや年棒が偉大なクラブであることは、分かっている。我々はUANLティグレスに劣らないと感じていて、彼らと争うんだ。どちらが本命か?はメディア関係者だけの関心事であって、我々は彼らに引けを取らないし勝ちに行く。」

 

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「UANLティグレスが長年にわたってどのようにクラブを運営してきたのか?という部分において、重要かつ彼らが大きな年棒予算を持っていることは非常に尊重しているし、良いことでもある。逆に、それが我々にとってモチベーションを上げるんだ。」と、語った。

 

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一方彼はそのUANLティグレスの強さに対して、どのように考慮しているのか?を述べた。

「ウチは謙虚さと偉大な結束力、そしてハードワークをしている。全ての面において、お互いが助け合っている。選手たちはめちゃくちゃ走り、ゴールを決めている。大きなインテンシブとハングリーさ、信念が我々の武器だ。」と、話した。

 


 

メキシコリーグ2018年前期 第17節 UNAM 1-1 Santos

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PUMASは第3位を確保するも、引き続きホームで勝てず:サントス・ラグーナは、第4位

 

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PUMASは、UANLティグレスとリギージャ(プレーオフ)で対戦予定、サントス・ラグーナは対CFモンテレイ

 

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サントス・ラグーナによるオウンゴールのおかげで、オリンピック・スタジアムにおいて1-1のドローで順位表の第3位を確保。準々決勝の2ndレグをホームゲームで迎え撃つ

 

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9月以来ホームゲームで未勝利。リギージャ(プレーオフ)へ向けて、PUMASにとってあまり良い予兆ではなく、片方サントス・ラグーナもまた第4位を確保し、ホームゲームで準決勝進出を目指す

 

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すでにリギージャ(プレーオフ)進出を決めている両チームの対戦で、PUMASは第9節:対ロボスBAUP戦以来のホームゲームにおける勝利を義務付けられていた。しかしながら、今シーズンの傾向としてベストビジターであるもののホームゲームで大変苦戦を強いられているので、再びその双極性を露呈した。

 

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2015年前期ステージのリギージャ(プレーオフ)決勝、そして2016年前期ステージ・リギージャ(プレーオフ)準々決勝においてともに敗れている、対UANLティグレス戦となったリギージャ(プレーオフ)準々決勝は、ある意味では最悪とも言える状況となった。

 

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サントス・ラグーナは昨シーズン勝ち取ったリーグ王者の座を守るに相応しい戦いぶりを見せ、この日ドローに持ち込んだことによって順位表の第4位を確保した。前半24分、チームの得点王:フリオ・フルチとホナタン・ロドリゲスによる素晴らしいコンビネーションプレーによって、先制しリードを奪った。PUMASディフェンダーの股間を抜くパスでワンツーを返したフリオのヘディングをロドリゲスが飛び出したゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルが何も出来ないような素晴らしい形でシュートを決めた。

 

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PUMASはすかさず反撃に出ようと試み、アラン・メンドーサによるゴールバー直撃のロングシュートであわや同点かというシーンもあった。後半に入ってダヴィッド・パティ―ニョ監督はアラン・メンドーサをベンチに下げ、ヴィクトル・マルコラを左サイドへ配置し、ミッドフィルダー:ファン・マヌエル・イトゥルベにスペースを突かせるための攻撃的な交代をした。しかしながら、PUMASはパブロ・バレーラが掴んだ2度のチャンス(1つはポストに非常に近いパス、もう1つはオフサイドの判定となったプレー)を潰した。

 

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サントス・ラグーナは非常に良く守っていて第3位となる勝利間近であったので、PUMASはそれを阻止しようとした。後半16分、ゴールキーパー:ホナタン・オロスコへボールを戻そうと試みたマテウス・ドリアによるプレーが、明らかにコミュニケーションミスによる不運なオウンゴールとなった。

 

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その後サントス・ラグーナは勝ち越し点を挙げるチャンスを掴んだものの、アルフレッド・サルディヴァルが少なくとも2度阻止したため、PUMASの敗戦を防いだ。こうして試合はドローとなり、PUMASが勝ち点30(得失点差11)で第3位を確保しリギージャ(プレーオフ)準々決勝でUANLティグレスと、一方サントス・ラグーナは同じく勝ち点30(得失点差10)で第4位を確保し、CFモンテレイとそれぞれ相まみえることとなった。

 

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メキシコリーグ2018年前期 第17節 プレビュー2

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リギージャ(プレーオフ)進出したが、まだ何も達成していない:ヴィクトル・マルコラ

 

PUMASは常にタイトル争いをしなければならない

 

PUMASはメキシコサッカー1部リーグ最高のチームの1つだが、選手たちは現在の状況について何も心配していない。しかしながら、メキシコサッカーで偉大なクラブの1つであるというプレッシャーを意識しないことはせず、ヴィクトル・マルコラはリーグ王者にならなければならないと分かっている。

「PUMASという偉大なクラブに所属しているというプレッシャーはある。サポーターやファンは、そこにいるというだけでタイトル争いや勝ち取ることを義務付けるんだ。明らかにプレッシャーはあるし、その目標に向かうだけだ。」

 

「我々はハードワークをしなければならないし、ピッチで結果を出さなければならない。ピッチの外では、対個人であれグループであれ、周りが騒々しくなる。我々はピッチの中で結果を示さなければならないし、今までやってきた通りのことをトレーニングしなければならない。その後に、大衆は語るだろう。しかし我々はピッチの中で勝たなければならないし、PUMASのために全てのことをしなければならない。」と、述べた。

 

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そして現在総合順位表の第3位にいて、リギージャ(プレーオフ)進出を決めているのみであるが、大学都市では彼らの能力が彼らに良い結果をもたらすと常に信じている。彼はまだリーグ戦が1試合残っているので、まだこの結果を手放しで喜ぶわけにはいかないと語った。

「チームのバランスは、今とてもポジティブだ。なぜならば常に上位のポジションを維持してきて、最初の目標であったリギージャ(プレーオフ)進出を決めたからだ。しかしまだ1試合残っていて、最良の方法でトーナメントを終わらせることが可能だ。我々は満足しているが、まだ何も勝ち取った訳ではないし重要なのは良いリギージャ(プレーオフ)を戦うことだ。」

 

「我々は偉大なチームだから、トーナメントが開幕してから良いサッカーを出来るだろうと思っていた。ハードワークをしてきたし、開幕からリギージャ(プレーオフ)進出圏内を維持してきた。やってきたことに満足しているが、先は長いからまだ最初のステップだ。」と、言った。

 

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PUMASは、まだホームゲームで強いというところを見せていない。イグナシオ・マルコラは、日曜日にトーナメントをうまく終えるためにサントス・ラグーナを制さなければならず、これまで犯してきたミスを修正しなければならないと語った。

「我々はホームゲームで強くならなければならず、今週はそのためにトレーニングをする。なぜならば対戦する際に不利となるミスがあって、リギージャ(プレーオフ)で強いところを見せるためにも、対サントス・ラグーナ戦でうまくトーナメントを終わりたい。」


「我々は非常に良い状態で、リギージャ(プレーオフ)進出という最初の目標を達成したので満足している。今はミスなどの細かい修正点を絞り込むためにトレーニングをして、最良の方法でリギージャ(プレーオフ)へ進出するために勝ち点を積み上げられるために対サントス・ラグーナ戦に勝つんだ。」と、締め括った。

 

メキシコリーグ2018年前期 第17節 プレビュー

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サントス・ラグーナは、PUMASと対戦するための戦略を準備

 

勝ち点30の壁を破れないまま、第3位まで上がってきたPUMASとの対戦が最後のチャンスとなり、もし仮に敗れるようなことがあればさらに下位へ転落する恐れ有り

 

サントス・ラグーナはこの金曜日、2018年前期ステージリーグ戦最後の試合に最大の焦点を当てるため、クラブ・ウニベルシダをアウェイで訪れる。水曜日にニューメキシコ州で行われたUANLティグレスとの親善試合に0-2と敗れたサントス・ラグーナは、この木曜日を完全休養にあてた。

 

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トレーニングは、2グループに分けて行われる予定である。

対UANLティグレス戦に出場した、ゴールキーパー:ホナタン・エマヌエル・オロスコ、ホセ・ハビエル・アベージャ、元PUMASの3人:ヘラルド・アルコバ、アレハンドロ・カストロ、カルロス・オランティア、ディエゴ・デ・ブエン、ウリセス・リバス、ヘスス・アントニオ・イシハラ、デイネル・キニョネス、エドウィン・セトレと同じく元PUMASのエドゥアルド・エレーラなどがジムでルーティンワークを行う。

 

一方交代出場をした、カルロス・アセベド、マルティン・ネルヴォ、ホセ・ファン・バスケス、元PUMASのハビエル・コルテスそしてアンダー20のホナタン・ディアスとホルヘ・ゴンザレスらは、ピッチにおけるトレーニングに集中する予定である。

 

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勝ち点30の壁を破れないままこれがその最後のチャンスとなり、さらに第3位まで上がってきたPUMASとの対戦、もし仮に敗れるようなことがあれば第7位まで転落する恐れがある。だからこそ、サルヴァドール・レジェス監督はチームがベストなサッカーをすること:総合順位の第2位になることに固執せず、ここ数戦は発揮することが出来ていないベストパフォーマンスをする必要があることを理解している。

 

サントス・ラグーナは、UANLティグレスとの親善試合においてレジェス監督が守備と攻撃のおけるパフォーマンスを改善する良い結論を導けると期待したにもかかわらず、選手たちがその期待通りのプレーを出来なかった。2018年前期ステージの残り試合で良い試合勘を戻し、本来のパフォーマンスが出来るだろうか。

 

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アイルトン・プレシアードはよりチームプレーが、デイネル・キニョネスは前節の対クラブ・アメリカ戦において退場処分を受け、欠場予定の主将:ホセ・ハビエル・アベージャの代わりによりコンタクトプレーが要求される。

 

今のところ左サイドバックのヘスス・アングロが負傷により出場出来ず、FIFA国際マッチデーで各国代表戦に出場したアイルトン・プレシアード(エクアドル)、ホナタン・ロドリゲス(ウルグアイ)、ヘラルド・アルテアガ(メキシコ)がそれぞれ復帰する見込みである。

サントス・ラグーナの今シーズン・フォーメーション

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リーグ優勝6回、昨シーズンのリーグ王者。

 

まずは、今シーズンここまでの結果。

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現在のところ、8勝3敗5分けで勝ち点29の第4位です。

 

注目すべき選手は、CAペニャロールからSLベンフィカ、デポルティーボ・ラ・コルーニャなどでプレーをしていたウルグアイ代表︰ホナタン・ロドリゲス、以前にCFモンテレイやクラブ・アメリカでリーグ優勝を経験し、メキシコ1部リーグ・ベストイレブンやバロンドールに選出されたパラグアイ代表︰オスバルド・マルティネス、アルゼンチンからヴェラクルスを経て、過去にメキシコ1部リーグ・ベストイレブンにも2度選ばれたフリオ・セサル・フルチ(現在11得点で、リーグ得点王)、クラブ・アメリカからウルグアイ1部リーグのナシオナル・モンテビデオを経て、現在に至るウルグアイ代表︰ブライアン・ロサノ、クラブ・レオンやCDグアダラハラでもリーグ優勝し、メキシコ1部リーグ・ベストイレブンやバロンドールに選出されたホセ・フアン・バスケスです。

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2018年11月17日開催 FIFA国際マッチデー親善試合 U.A.N.L. 2-0 UNAM

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UANLティグレスがプレリギージャ(プレーオフ)のような親善試合でPUMASを破る

 

リカルド“トゥッカ”フェレッティ監督がメキシコ代表戦のためベンチ入りせず、UANLティグレスが2018年前期ステージのリギージャ(プレーオフ)本番さながらの試合を2-0でPUMASを下す

 

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PUMASは米国のコンパス・スタジアムで行われた親善試合で、対UANLティグレス戦で0-2と負ける

 

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メキシコサッカー1部リーグ2018年前期ステージにおけるFIFA親善試合デーによるリーグ戦中断によって試合勘を失わないために、PUMASとUANLティグレスは真剣に試合に臨んだ。

 

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メキシコ代表臨時監督のためリカルド・フェレッティ監督不在のUANLティグレスがゴールキーパー:ナウエル・グスマン、イスラエル・ヒメネス、ジュニーニョ、ウーゴ・アヤラ、エドゥアルド・テルセロ、フランシスコ・メサ、ギド・ピサーロ、ラファエウ・カリオカ、ダミアン・トーレス、エドゥアルド・バルガスそしてアンドレ・ピエール・ジニャクのスタメンで試合を優勢にスタートした。

 

一方、ダヴィッド・パティ―ニョ監督率いるPUMASはゴールキーパー:ミゲル・フラガ、ディエゴ・ロサレス、アレハンドロ・アリバス、ロドリゴ・ゴンザレス、ロサリオ・コタ、ケヴィン・エスカミージャ、ダヴィッド・カブレラ、ファン・イトゥルベ、アラン・アコスタ、マティアス・アルスティサそしてカルロス・ゴンザレスのスタメンで挑んだが、守勢に回った。

 

PUMASはマティアス・アルスティサとカルロス・ゴンザレスがライバルを崩し、序盤から相手のプレッシャーを跳ね除けて攻撃をしたものの、相手ゴールキーパー:ナウエル・グスマンの守るゴールを破るまでには至らなかった。

 

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前半21分、UANLティグレスがエドゥアルド・バルガスとアンドレ・ピエール・ジニャクがワンツーでゴールシーンを作って、1-0と先制した。前半終了間際には、PUMASが同点に追いつくために、ファン・イトゥルベによって2度チャンスを作った。

 

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後半に入ると両チームとも選手交代を行い、アンドレ・ピエール・ジニャクがゴールポストに直撃しながらも追加点を挙げ、今日はミゲル・メヒア・バロン助監督率いるUANLティグレスがリードを拡げた。

 

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ロスタイム寸前にはアンドレ・ピエール・ジニャクが一発レッドカードで退場処分を受け、マティアス・アルスティサによってPUMASがリードを縮める明らかなチャンスを作り、親善試合とは思えないような雰囲気となった。来週UANLティグレスはリギージャ(プレーオフ)進出を決めるために、またPUMASは順位表におけるその順位をベストなポジションにするため、メキシコサッカー1部リーグ優勝を決める決勝戦で対戦するかもしれない両者はそれぞれ最終節に臨む。

2018年11月17日開催 FIFA国際マッチデー親善試合 レビュー

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ダヴィッド・パティ―ニョ:PUMASに唯一足りないのはリーグ優勝

 

PUMASの監督が全ての目的を達成したのは、チームにおいてやって来たハードワークであると強調

 

  

PUMASはFIFA国際マッチデーによるリーグ戦中断のため、今週土曜日に行われる対UANLティグレスとの親善試合が行われるヒューストンへ遠征した。しかしその出発前にPUMASの監督:ダヴィッド・パティ―ニョは、もちろんまだやり残していること:リーグ優勝を達成していないが、1年以上チームのためにやってきたことに満足していると語った。

 

「チームの指揮を執った時から、出場したカップ戦でもリーグ戦でもベストを尽くして常に全ての面において新しく改め2シーズンにおいて達成してきたが、我々にまだ足りないのはリーグ優勝でそれを目指さなければならない。」

 

「自分の指揮下で1年1か月経った後、チームのバランスは非常にポジティブで我々が描いてきた全ての目的を達成してきた。選手たちの平均年齢を下げてきたし、クラブの財政は安定した。下部組織出身選手たちを陣容に加え、非常に重要な基盤とした。だが我々に欠けているのはリーグ優勝で、近い将来それを達成する。」と、語った。

 

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一方PUMASはほぼチーム全員が遠征したが、アンダー20メキシコ代表のアランモソ、負傷して違和感を覚えている3人(パブロ・バレーラ、ルイス・キンターナ、マルティン・ロドリゲス)は、シーズン最終節に向けて回復させるため、ヒューストンへは遠征しなかった。

 

グアダラハラからメキシコシティへ

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◆数年ぶりに里親のもとで下宿

グアダラハラから帰ってきたのは良かったのですが、アパート探しもろくに出来ずとりあえず数年前に1年半ほどお世話になった里親のもとで生活しております。よって通勤は約2時間くらい、それも当時と同様通勤ラッシュを日々体験しております。何とか会社のすぐそばに手ごろなアパートが見つかり、来週下見して良かったらそこに決めてしまおうと考えています。なかなかこういう機会も今後少なくなると思うので、逆に楽しんで過ごすようにしています。実際は、色々な意味で堪えますが(苦笑)

 という訳で、11月の初めに念願のメキシコシティへ移住いたしました。

 

過去のメキシコシティにおける就職活動を簡単に説明すると、まずは5年前に強盗に遭って一文無しとなり、

  今の里親のもとで食料品店を手伝ったりして1年ほど居候をしていました。

その後第5高等学校の学食でアルバイトを数ヶ月、セントロにある電気街で携帯ショップの店長を数ヶ月。

 

 

この間失効していた観光ビザの更新をしに、チアパス州タパチュラというグアテマラとの国境へ高速バスで片道1150km(約17時間)掛けて行き、不法滞在の状態を解消し、

アグアスカリエンテス州にある日経企業で通訳として就職をしたのが、3年半前でした。

1年半ほど働いた後、父親の新規事業を手伝うということで日本へ一時帰国。2年間従事した後、再びメキシコへ戻ってきたのが今年の1月末でした。就職活動をメキシコシティメインでしていたのですが、

  どうしても見つからずケレタロに事務所がある日経企業へ何とか就職したのが、4月。そこから研修を1週間行なって、イラプアトの現場へ。

  さらに3ヶ月後にグアダラハラの現場と渡り歩き、

  メキシコシティへ戻ってきたということでかれこれ足掛け3年以上掛かって現在に至るということです。

  20年以上前に働いていた会社のすぐそばに現在の事務所があり、

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当時住んでいたアパートはレフォルマ大通りを挟んで向かい側でしたが、奇しくも今回も全く同じロケーションにアパートが見つかりまして、

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昨日里親のもとから引っ越しをいたしました。会社まで徒歩10分もかからず、通勤は快適です。これでようやくメキシコで腰を据えて生活が出来るという実感に浸っております。

メキシコリーグ2018年前期 第16節 レビュー

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◆ダヴィッド・パティ―ニョ監督の試合後談話

「1つの目標を達成した」

 

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5年間トル―カにおいてアウェイで勝てなかった後、今日それを成し遂げそれが2018年前期ステージのリギージャ(プレーオフ)進出を決めた。

前半32分、カルロス・ゴンザレスによる得点でデポルティーボ・トル―カをアウェイで制し、順位表第3位にポジションを上げた。

この状況はシーズン開幕から掲げてきた目標を達成し、PUMASにとって満足感を与えると同時に1試合1試合リギージャ(プレーオフ)へ向けて興奮状態であると言う。

「リギージャ(プレーオフ)進出を上位4チーム以内で決めるという、今日プレーをした選手たち、またしなかった選手たちの努力によって、1つの目標を達成した。1試合1試合戦っていく。まだリーグ戦1試合残っていて、リギージャ(プレーオフ)と良いサッカーを出来ることに非常に興奮している。」

 

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PUMASは順位表の上位のチームに対して勝つことが出来なかったが、今日その悪い流れを断ち、それに対してダヴィッド・パティ―ニョ監督はデータ通りには物事は進まないと述べた。

「各試合それぞれ違うものだ。恐らくデータにはそれが表れるのだろうが、今日勝ち点29を挙げ、チームはリギージャ(プレーオフ)進出を決めていなくともホームとアウェイでたくさんの試合に勝ってきた。チームはとても良いサッカーをしていて、だからこそどのチームと対戦するのか?全く心配していない。我々がトライをするリギージャ(プレーオフ)に、ベストなチームが進出をすることは良いことだ。」

 

 

この試合結果によって、PUMASは最低でもリーグ戦中断(FIFA国際マッチデー)でブレイクを取る予定だが、パティ―ニョはPUMASがいつも通りのハードワーク(世間一般では1週間休みなくトレーニングをすると言われている)を続けることを明らかにした。

「我々は既に決まっている親善試合を米国で行うために遠征する。チームは、いつも通りトレーニングをする予定だ。掛かっている負担を和らげ、負傷をしている選手たちを回復させるために、この時間を利用する。」

 

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データ面では、これがダヴィッド・パティ―ニョ監督に代わってから2度目のリギージャ(プレーオフ)進出であり、ファンやメディアの中には彼の更迭を求めるものもあったが、彼は結果が全てであると語った。

「結果が全てだ。悪口を言う者たちは、私のことを知らない。彼らは、私の戦術的な話に決して耳を貸さない。トレーニングを見たことがない。選手たちとも、話したことがない。ましてや、サッカーについてなどもってのほかだ。しかし、ここで一番重要なのは結果なんだ。」

 

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両チーム合わせてイエローカード9枚という、レフェリーにとってプレッシャーの掛かる試合だったことに対して、彼は彼らに対して何もクレーム無く、良い仕事をしたと明らかにした。
「レフェリーにとっては、非常に難しい試合だった。私は彼らがよくやったと思う。間違いなく後で専門家が分析をするだろう。」

 

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最後にリギージャ(プレーオフ)へ向けて、最終節の試合はインテンシブの良いパロメーターになるだろうと述べた。

「もちろん今日の試合も含めて、第13節の対UANLティグレス戦以降、全ての試合が激戦だった。こういうプレーを続けるんだ。」と、締め括った。