Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年後期 第6節 Querétaro 0-2 Pumas

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PUMASがケレタロFCを倒し、ブルーノ・マリオーニ監督が初勝利

 

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PUMASが、2019年後期ステージ6連覇のケレタロFCをアウェイで0-2で破る

 

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勝利が急務の両チームによる対戦、PUMASがアウェイで2-0とケレタロFCをを倒し、順位表の最下位へ押しやることでラファエル・プエンテ監督の続投が危機へ

 

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MFパブロ・バレーラが前半16分に、ファン・マヌエル・イトゥルベが後半42分にそれぞれ得点を決め、ブルーノ・マリオーニ監督のもとPUMASのメキシコサッカー1部リーグの2019年後期ステージ初勝利を挙げた。この第6節を終えた結果、PUMASが勝ち点6に到達。ケレタロFCはさらなる敗戦を加え勝ち点無しの最下位のままとなった。

 

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ケレタロFCとPUMASはコレヒドーラ・スタジアムで明らかな目的を持って、対戦した:勝ち点3を挙げることで少しの休息を取り、特にホームチームは未だに勝ち点を挙げていないことで、前半からプレッシャーを掛けようとした。しかしながらレギュラーだったニコラス・ナバーロに代わってスタメン出場した相手ゴールキーパー:ヒル・アルカラが守るゴールを目指して、ビジターがピッチに落ち着いて迫り始めた。

 

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PUMASの主将:パブロ・バレーラが大胆に反転して放ったミドルシュートが、ハビエル・グエメスに当たって逸れてしまいキーパーが抑えることが出来ずに均衡を破って先制した。その後PUMASが試合の主導権を握りハーフタイム前にリードを拡げようとしたが、カルロス・ゴンザレスが放ったヘディングシュートをアルカラがパンチングで防ぎ、そうさなかった。

 

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ケレタロFCは前半ラファエル・プエンテ監督を救うために熱意とモチベーションを持って攻撃を仕掛けたが、特に意図を持ったプレーがなくカミーロ・サンヴェッソとダニエル・ビジャルバがゴールに迫ったものの、本日誕生日を迎えたアルフレッド・サルディヴァルによって妨げられた。

 

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PUMASは後方で良く持ちこたえ反撃を試みたが、ケレタロFCによる懸命な守備によって両チームによる得点がないままそのまま試合は続いた。しかし交代出場したばかりのファン・マヌエル・イトゥルベよるシュートによって、2-0となりその抵抗は終わった。ブルーノ・マリオーニ監督はメキシコサッカー1部リーグの初勝利を挙げ、ラファエル・プエンテ監督は首脳陣による続投か更迭かという判断に委ねられることになった。

 

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メキシコリーグ2019年後期 第6節 プレビュー

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我々は可能限り真剣さを持って対ケレタロFC戦に挑み、勝利以外の状況は考えない

 

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「我々は可能限り真剣さを持って対ケレタロFC戦に挑み、勝利以外の状況は考えないし意見も述べるつもりはない。ライバルチームに対して意識して、ハードワークに集中する必要がある。こういう状況(5戦2敗3分け)から、抜け出さなければならない。このチームは速やかに抜け出すための、非常に高いクオリティや威信と闘志を持っている。」と、PUMASのブルーノ・マリオーニ監督は記者会見で語った。

 

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ユースアカデミー施設で行われたトレーニング後に、監督は最初の週にチームのバランスを取った。

「良い感じで来ている。期待を感じていて、選手たちはよくやっていると見ている。良い形で物事が始まっていて、勝ち続けたいという楽観的な見方をしている。実質1日のみのトレーニングでカップ戦における監督としての初戦で、ハードワークをしてきたように見えただろう。すべての試合において、コーチング陣が健在であるという何かが見えることを熱望する。リーグ戦との2試合において日々ハードワークをしているという規律を強調し、対ケレタロFC戦ではチームの成長を引き続き見るつもりだ。それが、我々のハードワークの一部分だ。」

 

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チームの陣容に対して、満足感を覚えると説明した。

「新しい選手の合流は、チーム内競争を強化する。選手たちに対する私のメッセージは、より優れた選手がプレーをするということで一貫している。ヘイソン・アングロはチームに合流する予定だが、PUMASでプレーをするために彼のレベルを示さなければならない。我々は、彼がとても貢献をしてくれるという自信を持っている。外国人選手が違いを示すのではなく、チーム全員が違いを示すんだ。チーム一丸となって強化すれば、全員が増強できる。」

 

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「とても高いクオリティを持った若者たちがいる。チャンスを勝ち取っている18歳のイドゥケル・ドミンゲス、カルロス・グティエレス、レニン・カマチョ、ブライアン・フィゲロア、ディエゴ・ロサレスらがいる。我々には、成長し改善しているユースアカデミーがあると思う。そしてそのプロセスが一瞬の輝きではなく、その責任を取るために準備されるために彼ら選手たちを適切に起用する必要がある。」と、主張した。

 

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そして、同じように言った。

「優先順位や物事が明確であれば、どんなチームとも争うことが可能だ。仮に相手がバルセロナであれば、恐らく少しうんざりするだろう。我々はライバルチームに直面するたびにその長所をコントロールし、その欠点を攻撃する。我々は賢く、ハードワークをし、自分たちがやっていることを確信していて、どんなチームが相手でも対等に対峙できる。」

 

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最後にセンターバックのアレハンドロ・アリバスについて、こう述べた。

「おそらく、今週末の復帰は難しいだろう。医療スタッフが帯同していて、来週にはプレーが出来るだろう。」

メキシコリーグ2019年後期 第5節 裏話

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先月1月6日の『Dia de los Reyes Magos (レジェスマゴス) の日』

ロスカと呼ばれる大きな甘いパンを食べることです。パンは直径50センチくらいで輪の形をしており、皆で切り分けて食べます。そしてロスカの中にはニーニョヘスス(子供のイエスキリスト)と呼ばれる小さなムニェコ(人形)が5つくらい入っており、これに当たった人は2月2日にタマーレス(メキシコでポピュラーな朝食で、蒸しパンのようなもの)

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という訳で、この日曜日の朝ごはんはタマーレスの代わりにトスターダスでした。個人的に前者は脂っこいこともあって苦手なので、却って良かったです。

 

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自分がいつも陣取る場所は、サポート仲間がそれぞれの場所を決めているように決まっています。Cabecera Norte(北側2階席)の最前列です。隣りにかなり年上の女性が居て、この日はたまたま若い女の子が、一緒におりました。話を聞くと以前にパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)

に自分たち一緒にといたらしく、親しげに会話をしていました。後で気が付いたのですが、彼女は自分のTwitterアカウントのフォロワーでした。

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さて、試合の方へ話を移します。PUMASは4-4-2のフォーメーション。対するCFモンテレイは4-1-4-1。スタメン発表があった際に少々驚いたのは、前節退場処分を受けたニコラス・サンチェスがこの試合スタメンで出場したことです。よく情報を精査してみると、チームが審判団の判定に不服がある際には訴えることが可能で、懲戒委員会の決議によって覆されることがあるようです。今節退場処分を受けたルイス・フェルナンド・キンターナも同様で、現在PUMASから訴えているようです。

※本日午後、この訴えは無効であるという決議になりました。よって、次節の対ケレタロFC戦のみ出場が不可能に。

※更に訴えたところ、最終的にケレタロFC戦への出場が可能という結論に。

 

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前半25分で10人となったPUMASは、ルイス・フェルナンド・キンターナの抜けたポジションには、アンドレス・イニエストラが1列下がって入り、4-3-2のフォーメーションへ変更を余儀なくされました。これによってCFモンテレイは1枚薄くなった中盤のスペースを突くことが出来、数的優位を有効に利用するハズでした。しかしながら、このアンドレス・イニエストラが獅子奮迅の活躍をしたために、それを何とか防いだのでした。

 

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攻撃の決め手になるのは、大抵の場合サイドからの攻撃がどれだけ奥深く攻め込まるか?に係っています。この試合の場合、PUMASはパブロ・バレーラ。CFモンテレイは、ヘスス・ガジャルドがその任務を負っていました。後者は、PUMAS下部組織出身の今やメキシコA代表。かたやしのぎを削るのは、今売り出し中の同じくPUMAS下部組織出身のアラン・モソ。この争いは、この試合の大きな見どころの1つでした。結果的に、両者引き分けといったところでしょうか。アラン・モソにとっては、こういう経験の1つ1つがゆくゆくはメキシコA代表に招集されるための糧となることでしょう。

 

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一方で逆サイドでは、この日初スタメンに抜擢されたイドゥケル・ドミンゲスがCFモンテレイのドルラン・パボンとの壮絶な1対1を繰り広げていました。相手のキャリアや実績を考えれば、十分な及第点が与えられる内容であったと思います。彼もこの先レギュラーの1人に定着して、メキシコA代表に招集されるように育って欲しいものです。

 

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未だ負傷明けから100%の状態であるとはとても思えない、カルロス・ゴンザレス。その高いヘディングを生かして、ゴールキックやフリーキックを楔となって受けたり様々な形でPUMAS攻撃陣の起点となっています。さらにこの試合は、ある一定の時間帯には左右のサイドに流れて、恐らく今まで経験のしたことがないであろうサイドハーフのポジションもトライしていました。何とか得点を生み出すチャンスを作りたいという気持ちが表れた行動でした。そして同点に追いついたプレーの始まりは、彼のゴールキーパーへのチェイスからファンブルを生んだものでした。

 

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そして値千金の同点弾を放った、ファン・マヌエル・イトゥルベ。昨シーズンからチームへ移籍し、負傷した際に負った怪我を治療し回復するまでに約1ヶ月。第5節から第7節、第9節から最終節までほぼ全ての試合で後半の10分から長くても30分(スタメン出場したのは、カップ戦のみ)しかプレーせず。時にその不満をベンチでぶちまけるシーンも見受けられました。しかしながらその限られた時間の中でも、値千金のゴールを決めている限り、今後もブルーノ・マリオーニ監督が彼に寄せる期待は大きいことでしょう。

 

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指揮官が言う通り、決してチームの状態は悪くないと思います。そしてこの試合前にもインタビューで語っていた通り、素晴らしい試合をするであろうという予言も当たったと言えます。次節はアウェイでケレタロFC戦ですが、その後に控える首都ダービーは今シーズンを占う意味でも、非常に大きなターニングポイントとなることは間違いないでしょう。そしてそこに立ちふさがるのは、先週末にメキシコへ来たばかりの元PUMAS得点王:ニコラス・カスティージョです。

メキシコサッカー1部リーグ、そしてPUMASに関わる特徴など

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◆各TOPクラブの資産価値ならびに選手推定年棒

※ちなみにあくまでもこれは移籍市場のインターネットサイトに今日現在記載されている数字であり、移籍した際の移籍金などとは全く別の金額です

 

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  • CFモンテレイ

クラブ資産価値:約94億5千万円
推定年棒TOP3
ロヘリオ・フネス・モリ、ヘスス・ガジャルド、ジョナサン・ゴンサレス:約6億3千万円

 

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  • UANLティグレス

クラブ資産価値:約90億3千万円
推定年棒TOP3
ハビエル・アキーノ:約6億3千万円
エネル・バレンシア、エドゥアルド・バルガス、ラファエウ・カリオカ:約5億6千万円

 

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  • クラブ・アメリカ

クラブ資産価値:約76億4千万円
推定年棒TOP3
ニコラス・カスティージョ:約7億5千万円
ロヘル・マルティネス:約6億3千万円
アンドレス・イバルグエン、レナト・イバーラ:約3億7千万円

 

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  • PUMAS

クラブ資産価値:約35億2千万円
推定年棒TOP3
ファン・マヌエル・イトゥルベ、カルロス・ゴンザレス:約3億7千万円
フェリペ・モラ、マルティン・ロドリゲス、ヴィクトル・マルコラ:約3億1千万円

 

◆PUMASというチーム、それにまつわるメキシコサッカー1部リーグの事情

PUMASは昔から高額な外国人選手と契約して補強をするよりも、ユースアカデミー出身の若手選手に積極的に出場をする機会を与え、ゆくゆくはメキシコA代表に招集されるような逸材を育てるクラブです。加えてクラブ自体の補強予算が限られており、今シーズンで言えばクラブ・アメリカへポルトガルサッカー1部リーグから再びメキシコへ戻ったニコラス・カスティージョがPUMASへの復帰を熱望していましたが、そう出来ない事情がありました。ニコラス・カスティージョには早くからクラブ・アメリカやCFモンテレイが交渉をしていましたが、年棒の金額の折り合いがつかず最後までもつれた結果、ミゲル・エレラ監督がどうしても欲しいということで、上記の現在メキシコサッカー1部リーグで最高年棒となった訳です。

 

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もう一つ注目しておきたいのは、ホームゲームが日曜日の正午キックオフという点です。メキシコシティは標高が海抜2500メートルあるうえに、この時間帯はちょうど太陽が高く上がり、年間の平均最高気温が27度と数字以上に暑くなる傾向にあります。よって普段から金曜日のナイトゲームや土曜日の夕方からキックオフをするチームが多い中、特殊な環境でのプレーを強いられるために各ライバルチームの選手たちが持っているパフォーマンスを十二分に出来ない場合が多いように見受けられます。そういった様々な要素に加えて比較的早く(1996年)からアルゼンチンサッカー1部リーグに模倣して2シーズン制を導入、リギージャ(プレーオフ)によってシーズン王者を決めるというシステムもあって、必ずしも高額な選手が多いビッグクラブのみがリーグ優勝をしていないという特徴があります。

 

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◆2019年後期ステージに、開幕ダッシュが出来なかった理由

ダヴィッド・パティ―ニョ元監督が記者会見でよく言っていたのが、シーズンオフからプレシーズンそしてリーグ開幕までの期間が約2週間弱しかなかったという点が、まず最初に挙げられるでしょう。特に外国人選手たちはクリスマスや年末年始休暇を母国へ戻って家族と過ごす傾向が強いため、メキシコへ戻ってきてチームに合流してもフィジカルコンディションを元の状態まで戻すのに時間が掛かるでしょうし、フォーメーション練習なども満足に出来ないであろうと考えられます。

 

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次に常にスタメン出場している選手たちが、2018年前期ステージを終えてから十分な休養を取れなかったであろうという推測です。特にPUMASは、ベストイレブンを必ずしも毎試合揃えて試合をしていませんでした。これには他チームのように、リーグ戦とカップ戦をローテーションを利用できるだけの十分な陣容が無いという理由が考えられまをす。もちろんカップ戦はユースアカデミー出身の若手選手への活躍の場を与えるという動機がありますが、あくまでもそれはグループリーグを勝ち抜くまでの話であって、決勝トーナメントともなればリーグ戦のスタメンを起用して当然クラブは勝ちに行く場面が出てきます。

 

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これはメキシコに限った話ではないと思いますが、こういった両トーナメントに加えて各国A代表へ戻ってFIFA親善試合ウィークや、各大陸におけるワールドカップ予選やトーナメントへの出場をすることも多々あります。過密日程によって最低限必要なオーバーホールが出来ないままシーズン終わりまで体を酷使し、結果古傷の再発や激しいプレーの連続による負傷は避けられません。こういった状況を出来る限り避けるためにもローテーション制を取るのが理想的なのですが、そう出来ない台所事情があるのも片方事実です。よって今シーズン開幕前にレアンドロ・アウグスト副代表が『補強はしない』という発言をしたことで、選手間にも大きな反響がありました。一番目立ったものは、カルロス・ゴンザレスが反発をメディアに対してしたものでした。

 

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こうして彼自身もトレーニング中に負傷をしてしまい、第2節から第3節まで出場することが出来なくなりました。前シーズンに9得点をマークした点取り屋が欠場し(第5節に復帰するも、完調には程遠い状態)たことに加え、唯一ともいえる彼らに得点を挙げるためのセンタリングパスを供給していた主将のパブロ・バレーラが第3節でイエローカード2枚を受け、退場処分。

 

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そして最後に強調しておきたいのは、昨シーズンからPUMASには右サイドのパブロ・バレーラとも言える左サイドハーフがいないという点です。そのポジションにはマルティン・ロドリゲスがスタメンを張っていますが、必ずしも毎試合コンスタントにセンタリングパスを供給出来ていません。唯一の補強選手:ヘイソン・アングロがその穴を埋めるようにという期待がされておりますが、少なくとも元所属していたデポルティーボ・カリにおける評判は芳しくないようです。

 

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そんな中、期待を抱かせるパフォーマンスをしている若手選手たちも少なくありません。まずは右サイドバックのアラン・モソ。実質昨シーズンにスタメンに定着した選手ですが、メキシコサッカー1部リーグのTOPレベルにあるライバルチームの選手たちとの対峙に苦労しているように見受けられますし、上手くいかない時に悔しさをあらわにするばかりイエローカードを貰ったりしていましたが、今シーズンの出来はなかなか素晴らしいものがあります。

 

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そして昨シーズンからメキシコサッカー2部リーグのメリダ・ヴェナードスFCから移籍した、22歳のアンドレス・イニエストラ。ユーティリティなプレーヤーで、どのポジションも無難にこなすのは心強いばかりです。

 

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最後に今のPUMASにおける最大の弱点とも言える、センターバックのパブロ・ハケス。スタメンのアレハンドロ・アリバスが負傷がちなのに加え、ユースアカデミー出身のルイス・フェルナンド・キンターナが安定した守備が出来ない中、彼は目立たないですが確実に成長を続けています。彼らがゆくゆくはメキシコサッカーA代表に招集されるようになった時、PUMASは念願の8度目のリーグ優勝に限りなく近づくことが可能になるでしょう。

メキシコリーグ2019年後期 第5節 UNAM 1-1 Monterrey

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ブルーノの幸運!PUMASが奇跡的なドローで、オリンピック・スタジアムにおけるブルーノ・マリオーニのデビューを救う

 

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PUMASが2019年後期ステージの勝ち点3点目を挙げたが、2018年前期ステージからホームゲームで未勝利

 

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時にサッカーは、運が味方すると言われる。そしてブルーノ・マリオーニのメキシコサッカー1部リーグにおける監督としてのデビューを救ったのは、ファン・マヌエル・イトゥルベによる逸れたシュートのおかげだった。

 

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試合の行方は、ほぼ決まっていた。リーグ首位を走るCFモンテレイが、オリンピック・スタジアムをアウェイで難無く勝ち点3を挙げるところだった。しかし選手としてこのスタジアムで輝かしい過去を過ごし、そして今PUMASの監督としてホームゲーム初戦を負けないための幸運の女神が彼に微笑んだ。

 

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CFモンテレイは試合のほぼ全てを支配し、前半の早い時間帯にフリーキックからドルラン・パボンによるロケットのようなシュートのおかげで、とても簡単に先制した。その際に犯したファールは、ルイス・フェルナンド・キンターナがロヘリオ・フネス・モリをペナルティーエリア手前で倒したもので、一発退場というには少し厳しすぎるものであったが、PUMASは10人となってしまった。

 

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そしてその間CFモンテレイは自信過剰となり、アルフレッド・サルディヴァルはドローに追いつく前まで追加点が入るのを防いだ。少なくともロヘリオ・フネス・モリがセンタリングをトラップし、すぐさま放ったシュートはほぼ決まったかに見えた。そしてその後、PUMASはホームゲームで奇跡を起こした。未だ勝てないものの、少なくともトーナメントにおいて一番強力なチームの1つに対して負けなかったからだ。

 

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たった1週間のトレーニングと負傷している選手たちや戦術的な意思決定の間で、ブルーノ・マリオーニ監督はアレハンドロ・アリバスの代わりにパブロ・ハケスを、左サイドバックには補強選手:ヘイソン・アングロが来週合流するため、下部組織出身のイデケル・ドミンゲスを抜擢した。

 

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中盤にはダヴィッド・パティ―ニョ元監督の時にベンチを温めていたケヴィン・エスカミージャをスタメンに置き、代わりにスタメンだった左サイドハーフ:マルティン・ロドリゲスをベンチに下げ、ユーティリティプレーヤー:ヴィクトル・マルコラをそのポジションに入れた。

 

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しかしながら全ての修正をした中でブルーノ・マリオーニ監督は手掛かりを掴めず、終いにはパブロ・バレーラを下げこの試合を決めるゴールを決めた、ファン・マヌエル・イトゥルベを投入した。CFモンテレイは辛うじて勝ち点1を挙げこの時点で単独首位に立ったが、明日行われる予定のCDグアダラハラ対ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス戦の結果如何ではCDグアダラハラが首位に立つ可能性がある。

 

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メキシコリーグ2019年後期 第5節 プレビュー

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ブルーノ・マリオーニ新監督体制となって初戦のカップ戦は勝利しましたが、今月はいきなり正念場を迎えることになります。まずは今週末に行われるホームゲームのリーグ戦第5節、現在順位表TOPを走る対CFモンテレイ戦。そしてもう1つのホームゲームがその2週間後に行われるリーグ戦第7節、首都ダービーとなる対クラブ・アメリカ戦です。

 

 

 

両チームは先月末のリーグ戦前節にすでに対戦を済ましており、今シーズンのリギージャ(プレーオフ)前哨戦とまで言われた激戦を繰り広げました。

 

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犯したファウルが32個、退場処分者がお互いに2名(CFモンテレイは、昨シーズンの得点王:ニコラス・サンチェスと1昨年の得点王:アビレス・ウルタードが次節出場停止)ずつ出る荒れた試合となりましたが、主審のフェルナンド・ゲレロのジャッジがあまりにも酷く今節はレフェリーとして欠場という処分が取られたほどでした。

 


 

 

試合途中から降り出した雨もピッチの状態悪化を招き、スライディングタックルなどがどうしてもオーバー気味になり、荒れた試合内容となったとも言えるでしょう。そんな中決勝点をたたき出したのは、これぞエースとも言えるメキシコへ来て4シーズン目(20,15,17得点)のロヘリオ・フネス・モリでした。

 

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片方のクラブ・アメリカも昨シーズン第7節のホームゲームの首都ダービーでPUMASにドローとして以来約5か月間にわたる21戦無敗が途切れ、レギュラー陣も怪我人が続出しておりました。そこに来て今月末に締め切られた新補強選手に、3年前から3シーズンPUMASにいた得点王:ニコラス・カスティージョがSLベンフィカから移籍。首都ダービーにはクラブ・アメリカとして、対戦することになりました。

 

対するPUMASは、センターバックのアレハンドロ・アリバスが負傷により2週間の欠場。カップ戦などによく出場している、パブロ・ハケスがそのポジションに入る予定です。

2月度の予定について

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さて、今月のスタジアムにおいて観戦する予定です。

 

リーグ戦第5節 2月3日(日)正午キックオフ 対CFモンテレイ戦(オリンピック・スタジアム)

 

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リーグ戦第6節 2月9日(土)午後5時キックオフ 対ケレタロFC戦(コレヒドーラ・スタジアム)

 

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リーグ戦第7節 2月17日(日)正午キックオフ 対クラブ・アメリカ戦(オリンピック・スタジアム)

 

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カップ戦第6節 2月20日(水)午後9時キックオフ 対レオネス・ネグロス戦(オリンピック・スタジアム)

 

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リーグ戦第4節 2月24日(日)正午キックオフ 対クラブ・レオン戦(オリンピック・スタジアム)

 

※先月と今月はメキシコ杯があるため、ダブルヘッダー週があります。

2019年後期ステージ 補強選手:ヘイソン・アングロ

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ヘイソン・アンドレス・アングロ(DF)

身長:184cm 体重:74kg

1996年6月27日生まれ(22歳)

デビュー:2014年・デポルティーボ・カリ(~2019年)

タイトル:コロンビアサッカー1部リーグ2014年・年間王者決定戦、2015年前期ステージ

国籍:コロンビア

2014-15年シーズンにプロデビュー。ポジションは、左サイドバック。クラブは彼のミスによって重要な試合を幾つか落としたので、2度と同じことが起きないように願っている。アンダー17、20のコロンビア代表に選出。2019年1月31日に1年間のレンタル契約で、PUMASと契約。

 

メキシコ杯 2019年後期 第4節 Atlas 1-2 UNAM

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ブルーノ・マリオーニがPUMASでの監督デビュー:メキシコ杯でCFアトラスを破る

 

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PUMASがCFアトラスを下し、メキシコ杯グループ9の首位に立つ

 

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PUMASがメキシコ杯でCFアトラスを2-1と重要な勝利を収め、勝ち点6でグループ9の首位に立った。ブルーノ・マリオーニは、PUMASで監督デビューを飾った。前半は特に目立った動きもなく、21分のブライアン・フィゲロアによるミドルシュートくらいであった。後半に入って、それは全く違った形となった。3分、ヘスス・イシハラがペナルティーエリア外右サイドから放ったシュートは、ミゲル・フラガの懸命なセーブも届かなかったが、ゴールバー直撃によってPUMASは救われた。

 

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後半5分、アレハンドロ・アリバスがペナルティーエリア内でオマル・ゴンザレスを倒してしまうファウルを、主審:マリオ・ヴァルガスは迷わずペナルティキックを宣告した。オスバルド・マルティネスがこれを冷静に決め、CFアトラスが先制点を挙げた。

 

 

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しかしCFアトラスが喜んだのも束の間、ゴールキーパー:エドガー・エルナンデスがボールを持ったままペナルティーエリア内からゴールラインを割ってしまったため、PUMASはエリア右隅でフリーキックを獲得。これをカルロス・ゴンザレスがヘディングシュートで突き刺し、後半10分に同点に追いついた。

 

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ドローとなった後、試合はクローズな展開に戻った。CFアトラスは33分、アンデルソン・サンタマリアのヘディングシュートを放ったものの、ボールは惜しくもゴールバーの上を掠めた。後半37分、PUMASはお返しを逆転ゴールで決めた。アレハンドロ・アリバスがペナルティーエリアの端ギリギリから放ったヘディングシュートは、ゴールキーパー:エドガー・エルナンデスの手をかいくぐって、ゴールに収まった。

 

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CFアトラスは必死に追い付こうとしたが、タイムアップ。ホームゲームを落とした。PUMASはグループ9の首位に立つ勝ち点6を挙げ、CFアトラスは勝ち点3のまま。ブルーノ・マリオーニは、見事勝利で監督デビューを飾ったのだった。

 

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PUMASの新監督にブルーノ・マリオーニ

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PUMASの監督として最初のトレーニング後に、ブルーノ・マリオーニは本日正午にクラブアカデミー施設において、PUMASの副代表:レアンドロ・アウグストによって、マスコミに紹介された

 

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ブルーノ・マリオーニは本日正午にクラブアカデミー施設において、PUMASの副代表:レアンドロ・アウグストによって、マスコミに紹介された

 

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レアンドロは、マリオーニを就任させた動機について説明した。

「思想、チームの神秘性、メキシコサッカーを知っている。ここでトレーナーとして、仕事をしていた。彼はすでに我々に対して、PUMASのそれととても似ている方法論を話していた。経験豊富なトレーナーを連れて来ることは、必ずしも良い結果を保証してくれない。ただ日々のハードワークと、選手たちとの会話だ。彼の能力をとても信じているし、第一目標であるリギージャ(プレーオフ)進出へ向けて戦うことを我々首脳陣はコミットとして見てみる。」

 

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一方、PUMASの新監督はこう語った。

「この素晴らしい機会にとても幸せだ。我が家に戻る素晴らしい機会を与えてくれたクラブの代表とUNAMの学長にとても感謝している。自分はここでメキシコサッカーのキャリアを2004年にレアンドロやここで働いているたくさんの人々とスタートし、そして彼らは自分にたくさんの幸せを再発見させてくれる。」

 

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そして、チームの目標について語った。

「目標は、リギージャ(プレーオフ)進出が義務だ。1チームのライバルだけに集中せず、PUMASで目標をトレースしなければならない。良い結果を得るために、規律とボールを持った時には明確なアイデアを持ち、十分なクオリティを持った選手たちがいるチームでありたい。」

 

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「PUMASが危機に陥っているとは思わない。芳しくない結果を出しているが、明日の対CFアトラス戦(メキシコ杯)と日曜日の対CFモンテレイ戦(リーグ戦)において、間違いなく素晴らしい試合をするだろう。メンタル的な側面を取り戻し、特定の方法で処分をする。間違いなく、早くね。選手たち全員が一丸となっていて、十分な陣容だと思う。」

 

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「このクラブは、多くの若者たちに投資と時間とトレーニングをするところだ。そのやり方は引き続き、やっていく。アンダー20と2部リーグのトレーナー:アンドレス・リリニら、下部組織とそのトレーナーらと共同でハードワークしていく。TOPチームとトレーニングをするに相応しい選手たちを見出して、チャンスを与えていく。それは、彼らの努力と献身によるだろう。」と、強調した。

 

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同じように、彼が新監督に任命されたことに対する批判は理解できると語った。

「皆さんは自分の仕事を知らないので、疑われることは避けられない。自分の責任は、試合当日にやってきたことを見せて結果を得ることだ。自分の懸念は、質問が消え始めるように最善の方法で仕事が出来るかどうかだ。自分は、監督として人々から評価される。そして、我々はこれらの挑戦を引き受ける準備ができていなければならない。願わくば、長い間ここに残りたいものだ。」

 

彼は、以前に率いていたメキシコサッカー2部リーグのメリダ・ヴェナードスFCで一緒だった2人のアシスタントコーチ:ホセ・アルベルト・ロッシとパブロ・アドリアン・デ・アレサンドロをコーチ陣に加え、さらに3人目のアシスタントを加えることを発表した。

 

 

 

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◆ブルーノ・マリオーニ


1975年アルゼンチン ブエノスアイレス州 サンニコラス・デ・アロージョ市生まれ。8歳から15歳までエントレ・リオス州にあるアルゼンチン・サッカー1部リーグのCAパトロナートでプレー。1991年にニューウェルズ・オールドボーイズへ移籍。4年後に『ブルーノ・ヒメネス』として、プロデビュー。

 

1997年にポルトガル・サッカー1部リーグのスポルティングCPへ移籍。1997-1998年のチャンピオンズリーグに出場、1得点。その後母国で戻り、CAインデペンディエンテやエストゥディアンテス・デ・ラ・プラタでプレーをした後、スペイン・サッカー1部リーグのビジャレアルCFやCDテネリフェでプレー。『ブルーノ・マリオーニ』と改名したのは、1999年。

 

2004年に、PUMASへ移籍した。後期ステージにおいて16ゴールで得点王、リーグ優勝に花を添えた。続く2005年にはコパ・スダメリカーナで7ゴールで得点王を獲得したが、決勝戦でCAボカ・ジュニアーズにPK戦で敗れ準優勝であった。

その後デポルティーボ・トルーカFCへ移籍。2006年前期ステージで11ゴールで得点王、さらに翌年にはCAボカ・ジュニアーズへ移籍。リベルタドーレス杯優勝に貢献した。