Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

4月度の予定について

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さて、4月のスタジアムにおいて観戦する予定です。

 

リーグ戦第13節 4月6日(土)午後7時キックオフ 対UANLティグレス戦(ウニベルシタリオ・スタジアム)

 

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リーグ戦第14節 4月14日(日)正午キックオフ 対クラブ・ティフアナ戦(オリンピック・スタジアム)

 

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リーグ戦第15節 4月20日(土)午後7時キックオフ 対クルス・アスル戦(アステカ・スタジアム)

 

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リーグ戦第16節 4月28日(日)正午キックオフ 対デポルティーボ・トルーカFC戦(オリンピック・スタジアム)

 

今シーズンのリーグ戦も第12節まで消化し、あと残り5節というところまで来ました。

 

3月の対戦相手は比較的順位表の下位チームが中心でしたが、今月からはリギージャ(プレーオフ)進出をほぼ決めているような実力のあるチームとの対戦になっていきます。PUMASが圏内が可能となる目安:勝ち点26まで積み上げるには、もう1敗も許されません。

 

個人的な目標である2019年後期ステージ全17節スタジアムで生観戦も、あと一歩というところまでやってきました。このチャレンジを以前にした際もそうだったのですが、チームの状態が悪い時の方が圧倒的に多いです。

 

よってモチベーションを保つのが非常に難しいのですが、まずは5月初旬にこれを達成して新たな目標である2019年の全試合をスタジアムで生観戦という新たなハードルにチャレンジするうえでも、ここは頑張っていきたいと思います。

メキシコリーグ2019年後期 第12節 レビュー

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CDグアダラハラは第11節の対クラブ・アメリカ戦では、4-4-2のシステムでした。2TOPにアラン・プリードとエルネスト・ベガ、センターハーフにディーテル・ビジャルパンドとヘスス・モリナ、サイドハーフにイサーク・ブリスエラとアレハンドロ・センデハス、センターバックにイラム・リカルド・ミエルとハイル・ペレイラ、サイドバックにミゲル・ポンセとホセ・カルロス・ヴァンランキンというフォーメーションでした。

 

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しかしながら今節は負傷者が3名(アラン・プリード、ヘスス・モリナ、ミゲル・ポンセ)いたため、4-2-3-1にシステム変更。エルネスト・ベガの1TOPに、負傷が癒えて先発出場したハビエル・エドゥアルド・ロペスをTOP下に据えて、左サイドハーフにワルテル・サンドバル。左サイドバックにトニー・アルファロを起用という布陣でした。ただ今シーズン好調だったトーナメント前半戦のCDグアダラハラは、左サイドハーフにカルロス・シスネロスが常に先発出場しており、システムも基本的に4-4-2でした。


そのカルロス・シスネロスも負傷気味(後半途中出場しましたが)ということで、本来の攻撃力を発揮出来ていないように見えました。全般的に中盤の人数を生かしたゾーンプレスは効いていましたが、肝心なサイドアタックが十分に機能せず、攻撃が停滞する場面が多く見受けられました。直近の4節を3敗1分けで、勝ち点15の総合順位第11位。いわゆるリギージャ(プレーオフ)進出圏内の第8位以内に入っておらず、圏内である勝ち点24まで残り5節で最低3勝以上しないとならない厳しい状況でした。

 

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対するPUMASも現在やっと勝ち点13で残り5節で最低4勝以上しないとならないのはほぼ変わりませんが、明日水曜日にはメキシコ杯準決勝が控えており、勝てば来週の水曜日に行われる決勝戦へ進出可能。逆にCDグアダラハラは、来シーズンからクラブ創設以来1度もない2部リーグ落ちの危険性がある降格争いが始まります。こういった状況を踏まえて、ホームゲームで勝つことはもちろん、今後の試合のためにも内容のあるサッカーを期待していました。

 

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サイドアタックを敵陣のより奥深いところから仕掛けるために、マルティン・ロドリゲスが本来の左ではなく右サイドから、またその代わりにヴィクトル・マルコラが左サイドから仕掛け、後者のセンタリングが先制点に繋がったところまでは及第点でした。しかしながらその後に相手のカウンターアタックを許し、不用意なスライディングタックルからペナルティキックを献上。直後に追いつかれるという状況は、いただけませんでした。相手が順位表の上位チームであったら、その後に生まれた追加点はおろか逆転されていてもおかしくなかったでしょう。

 

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自分で犯したミスを自らのゴールで汚名挽回したルイス・キンターナは、後半25分にロドリゴ・ゴンザレスと交代。最近痛めていた右足首捻挫の治療及びリハビリのため、明日ファレス市で行われるメキシコ杯準決勝には遠征せず。またメキシコ代表アンダー20に招集されていていた、ブライアン・フィゲロアは背中を痛めたため同様に遠征せずとのことです。

 

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ベンチメンバーとして後半19分にマルティン・ロドリゲスとケヴィン・エスカミージャに代わって途中出場したパブロ・バレーラとダヴィッド・カブレラは、正味25~30分しかプレーをしておらず、最終的にフルタイム出場しなかったファン・マヌエル・イトゥルベやベンチ入りすらしなかったパブロ・ハケスやイドゥケル・ドミンゲスらを含めて、おそらく水曜日に行われるメキシコ杯準決勝に出場するため温存したものと思われます。

 

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この試合の結果、CDグアダラハラはホセ・サトゥルニーノ・カルドーソ監督を更迭。1993年から13シーズン、ミッドフィルダーとして97年後期ステージのリーグ優勝に貢献したエクトル・アルベルト・コヨーテが臨時監督として就任とのことです。

メキシコリーグ2019年後期 第12節 UNAM 2-1 Guadalajara

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2019年後期ステージ第12節にPUMASがCDグアダラハラを2-1で破る

 

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PUMASはホームでCDグアダラハラを2-1で倒し、まだリギージャ(プレーオフ)進出圏内まで程遠いものの、勝ち星をまた1つ挙げた。CDグアダラハラは、ここ5試合勝ち星無しである。

 

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オリンピック・スタジアムで行われた第7節対クラブ・アメリカ戦の勝利以来勝ち星が無かったPUMASであったが、第12節の対CDグアダラハラ戦でリギージャ(プレーオフ)進出には時すでに遅しの感もあるものの勝ち点3を挙げた。

 

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両チームともにここ4節勝ち星が無く勝利が必須であった対決は、オリンピック・スタジアムにおける熱い戦いとなった。PUMASは序盤から本来は左サイドが定位置のマルティン・ロドリゲスにしては珍しく右サイドからセンタリングによる空中戦を仕掛けたものの、フェリペ・モラやカルロス・ゴンザレスらがゴールへの方向へ向かったシュートが出来なかった。

 

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得点チャンスをより多く作ったのはホームチームであったが、CDグアダラハラも少ないながらもチャンスを作ろうとしていた。前半24分CDグアダラハラがPUMASゴールへ最初の警告を放ったのは、イサック・ブリスエラがゴール前でセンタリングパスを待つアレクシス・ベガへ何度か送った瞬間であったが、上手くボールをコントロール出来ず放ったシュートは逸れた。

 

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PUMASが先制点を挙げたのは、左サイドを突破したヴィクトル・マルコラの素晴らしい個人技の後に、センタリングパスを受けたカルロス・ゴンザレスが右足をニアサイドで合わせたもので、それに対して相手ゴールキーパー:ラウル・グディーニョは成す術がなかった。

 

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オリンピック・スタジアムはたちまちお祭り騒ぎとなり、PUMASが試合の主導権を握るかに見えたその後に、ペナルティーエリア左サイドを突破したイサック・ブリスエラをルイス・キンターナがスライディングタックルをした時、主審:フェルナンド・ゲレロはCDグアダラハラにペナルティキックを宣告した。ワルテル・サンドバルがキッカーとなり、放ったシュートはアルフレッド・サルディヴァルが守るゴールの真ん中に突き刺さり、1-1の同点となった。

 

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CDグアダラハラに対するPUMASの集中力不足は同点に追いつかれる結果を招いたが、PUMASはトーナメント終盤でリギージャ(プレーオフ)進出の夢とホームゲームで勝ち点3を諦めた訳ではなかった。ここ数節疑問を抱かせるパフォーマンスをしていたラウル・グディーニョは、前半32分フェリペ・モラやカルロス・ゴンザレスが放ったシュートをセーブして自身に才能があることを示した。

 

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更なる空中戦による攻防は両チームにとって決定的なチャンスであったが、前半42分のそれは試合の行方を決めることになった。ペナルティーエリアの外右サイドでファールによるフリーキックから、ケヴィン・エスカミージャの頭で逸らしたボールはCDグアダラハラ守備陣の乱れを生じさせ、ペナルティキックを献上するミスを犯したルイス・キンターナが汚名返上のゴールを決め、スコアを2-1とした。

 

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後半は前半ほど多くのゴールチャンスはなく、PUMASは試合を決めるダメ押しを出来ず、CDグアダラハラはアレクシス・ベガのクロスシュートをアルフレッド・サルディヴァルが弾いたこぼれ球をホセ・カルロス・ヴァンランキンがディフェンダーに阻まれて同点に追いつく唯一のチャンスを活かせなかった。

 

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CDグアダラハラはリギージャ(プレーオフ)進出はほぼ不可能な状況となり、来シーズンは降格争いを始めざるを得なくなった。一方のPUMASも、残り5節をほぼ全勝しないとリギージャ(プレーオフ)進出が難しくなっている。

 

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メキシコリーグ2019年後期 第12節 プレビュー3

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「対CDグアダラハラ戦は、非常に重要な一戦だ。ライバルであるということだけでなく、ポジティブな結果を得なければならない。とても良い試合になるだろうし、我々にとって偉大なモチベーションがある。」と、ファン・マヌエル・イトゥルベはPUMASのトレーニング後にオリンピック・スタジアムで行われた記者会見で語った。

 

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「我々はもう1敗も出来ないし、そうでなくてもホームゲームだ。監督が何を求めているかを知るために有効な1週間だったし、日曜日はこの悪循環を断つために素晴らしい試合になるだろう。我々はポジティブな結果が必要で、CDグアダラハラのようなライバル相手に勝ち点3を挙げる事は重要だ。この後に控えている対戦が非常に厳しい相手ばかりなので、勝利が義務となるだろう。」

 

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2大クラブの間にあるライバル関係を超えて、試合をプレビューした。

「昨シーズン、36年間未勝利だったグアダラハラでのアウェイゲームに勝った。しかしそれはもう終わったことだ。良い結果を得ることだけを考えている。全てのチームが重要なライバルだ。リスペクトしなければならない。最近クラブ・アメリカとこのホームで戦い、高いインテンシティが要求されるタフな試合だったと思う。選手たちは、プレッシャーが高いこういうレベルの試合をしたがっている。」

 

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「チームは、CDグアダラハラ戦に集中している。非常な真剣さを持ってね。簡単な試合にはならないだろう。続いてカップ戦準決勝が控えていて、こちらも簡単にはいかないだろう。CDグアダラハラに勝てばモチベーションはUPするし、悪循環から脱する。これが、ブルーノ・マリオ―二監督が欲していることだ。チームの団結は、固くなっている。そういう集団が、どうして負けようか。」と、付け加えた。

 

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そして、どのようにして負傷から立ち上がったかをコメントした。

「めちゃくちゃトレーニングをしたよ。その7か月後に高いレベルのチームと戦うために戻った。メキシコシティの高地順応や、日曜日の正午という暑さにも慣れた。良い感じだし、試合に出るために、強くなれたんだ。」

 

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最後にPUMASサポーターに向けて、言葉を送った。

「いつも応援してくれるサポーターには、感謝しなければならない。そして、日曜日には素晴らしい勝利を贈らないとならない。」

 

メキシコリーグ2019年後期 第12節 プレビュー2

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「先週末からの1週間は、我々にとってとても大きく成長させる可能性を与えた。対CFパチューカ戦の行われたダラスから、大変快適に戻ってきた。スコアレスドローではあったが、非常に大きな期待を残した。」と、ブルーノ・マリオ―二監督はTOPチームのトレーニング後にアカデミー施設で行われた記者会見で語った。

 

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彼は今週日曜日の対CDグアダラハラ戦と来週水曜日のメキシコ杯準決勝アウェイゲームの対FCファレス戦との両方で勝利が必要だと説明した。

 

「全ての面において、非常に重要な日々だ。間違いなく、CDグアダラハラ戦だけでなくFCファレス戦も勝利が必要だ。最初にホームゲームで勝つ必要があり、それによって我々にとって優勝できるための大きな責任であるメキシコ杯準決勝を迎えるうえで、重要な穏やかさを与えられるんだ。」

 

「1つの勝利が、我々に勇気とより自信を与えるだろう。勝ちたいし、リギージャ(プレーオフ)進出圏内に残るためにもトーナメント終盤で連勝街道を進みたい。1つの敗北が、リギージャ(プレーオフ)進出への可能性を全て奪うだろう。」と、主張した。

 

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そして対CDグアダラハラ戦は、単なる1試合でないことを強調した。

「CDグアダラハラと対戦するたびに、意義があり特別な思いがある。試合の前後には違いを感じるし、我々にとってたくさんの有意義なものを与えてくれる。それらのためにも、責任感を持ってプレーをしなければならない。非常にタフで、感動を与える試合になると思う。」

 

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「普通の試合とは違ったインテンシティと感情、状況がある。モチベーションは全てを変え、両チームにとってあらゆる面で良いほうにも悪い方にも重要となり得る。PUMAS対CDグアダラハラ戦は、2度とない一戦だ。両チームとも大きなクラブであり、現在を超えて全ての人々にとって非常に良い試合だ。」と、付け加えた。

 

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最後に、先週のトレーニングが全ての面においてポジティブであったことも強調した。

 

「監督は、全ての選手たちとトレーニングすることを好む。国際Aマッチデーのリーグ戦中断は、よりそれを可能にしてくれる。しかし片方で選手たちにとって、自国代表としてプレーをすることも喜びと勇気、期待とモチベーションを上げてくれる。我々は、それを有意義に利用すべきだ。」

 

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そして、パブロ・ハケス、ルイス・キンターナとパブロ・バレーラが負傷を癒して火曜日の通常のトレーニングに加わり、日曜日の試合で起用することが可能になったことを付け加えた。

 

2019年3月23日開催 FIFA国際マッチデー親善試合 UNAM 0-0 Pachuca

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ダラスにおけるスコアレスドロー、PUMASとCFパチューカはリーグ戦再開のために試合勘を維持した

 

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PUMASはオリンピック・スタジアムでの対CDグアダラハラ戦の準備するためにメキシコシティへ戻る予定

 

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テキサス州ダラスのコットンボール・スタジアムで行われた、国際Aマッチデーの親善試合対CFパチューカ戦でPUMASはスコアレスドローで締め括った。

PUMASのブルーノ・マリオ―二監督は、ベテラン選手と下部組織出身選手(ディフェンダー:ロドリゴ・ゴンザレスとフォワード:アドルフォ・エルナンデス)とを組み合わせたスタメンをピッチへ送った。

 

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この試合は左サイドバック:ヘイソン・アングロにとっても、またリーグ戦でスタメン奪回を目指すアレハンドロ・アリバスにとっても試合勘を養ううえで役立った。

そしてまたCFパチューカもマルティン・パレルモ監督が若手選手たちを試し、オスカー・ペレスに代わってアルフォンソ・ブランコをゴールキーパーに、その他5人の選手たちを試合中交代させて試した。

 

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CFパチューカは前半30分、フォワード:ナウエル・ブストスがゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルにセーブされたシュートを放った。その後、フランコ・ハラによる幾つかの得点チャンスを生み、後半25分にはシュートを26分にはヘディングシュートをそれぞれ放った。

 

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PUMASはオリンピック・スタジアムでの対CDグアダラハラ戦の準備するためにメキシコシティへ戻る予定で、CFパチューカはイダルゴ・スタジアムでデポルティーボ・トル―カをホームで迎え撃つ予定である。

 

メキシコリーグ2019年後期 第12節 プレビュー

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ブルーノ・マリオ―二監督:ホームゲームで勝つことを始めなければならない

 

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PUMASのブルーノ・マリオ―二監督は、チームが4試合勝ち星が無いことについて結果には反映されていないが、成長と改善があったとメキシコシティにおけるチームの練習後に行われた記者会見で語った。

「チームのパフォーマンスは悪くなっていない。全く逆で、良くなっている。対プエブラFC戦の前半は、対ロボス・デ・ラ・BAUP戦における70分より良かった。つまり、チームのパフォーマンスは改善されたんだ。得点チャンスを作ったが、決めきることが出来なかった。この対プエブラFC戦前半における機能を改善することにフォーカスを当てるべきだ。」と、言った。

 

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そして、ホームであるオリンピック・スタジアムにおける試合で強くなるべきだと認識した。

「以前まで対PUMAS戦の相手チームに対して難関であった、ホームであるオリンピック・スタジアムにおける試合で勝つことが必要だ。過去PUMASはホームであるオリンピック・スタジアムで強かったので、これは非常に重要なことだ。残されているアウェイゲームのためにも我々に自信を与えることになり、より良い形で、より安全に、そして自信を持って彼らと向き合えることになる。」と、付け加えた。

 

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チームは2019年後期ステージにおいて2勝5敗4分け勝ち点10の第14位で、残り6試合を勝ち続けることでリギージャ(プレーオフ)進出圏内まで現在のところあと勝ち点7という位置にいる。彼はチームに対して審判団のジャッジが影響していると受け止めているが、むしろ選手たちがすべきことに対して焦点を当てるべきだと感じている。

「今我々が置かれている状況からして、何が妨害したかを話している場合ではない。相手ゴールに対して、明確さを示すことが出来ていない。もっと良いサッカーをしたいし、審判団のジャッジについては首脳陣に任せる。」と、意見した。

 

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過去にPUMASの得点王だった彼は、まだ後期ステージの残り試合が多いのに加えてメキシコ杯準決勝でFCファレスとの試合が残っているにも関わらずチームにおける業績を評価することを否定した。

「もしPUMASがリギージャ(プレーオフ)進出すれば、素晴らしいトーナメントになるだろう。トーナメントの最後まで待ってから、そこで評価しようじゃないか。」と、述べた。

 

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今季リギージャ(プレーオフ)進出圏内である順位表の第8位以内に入るために、パフォーマンスを向上させようとしている一方で、メキシコ杯決勝へ進出し優勝も目指していると彼は語った。PUMASがメキシコサッカー1部リーグに所属している以上、2部リーグの対FCファレス戦は有利であるが相手チームへのリスペクトをすべきであると認識している。

「違うリーグにいる以上はウチが有利であるが、FCファレスは1部リーグのチーム相手に勝ち進んできているのに加え、経験のある選手たちがいるのでリスペクトするに相応しいしそうしなければならない。」と、締め括った

 

左サイドという弱点

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今シーズンPUMASの14失点のうち、半分が左サイドにおける守備陣の連携が原因

 

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前節対プエブラFC戦を0-1と破れたPUMASの今シーズン14失点中、半分の7失点を最も脆弱な守備エリアである左サイドで受けている。

 

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このポジションは、昨シーズンにダヴィッド・パティ―ニョ元監督がアラン・メンドーサ、ロサリオ・コタ、そしてヴィクトル・マルコラまでもを試してきたが結果を出せず、PUMASの頭痛の種となっている。

 

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しかしながら今シーズン開幕してからまだアラン・メンドーサとディエゴ・ロサレスを起用し続けたが、ブルーノ・マリオ―二監督就任後にはイドゥケル・ドミンゲスを、そして首脳陣が唯一補強すると決めたヘイソン・アングロをコロンビアから連れて来たのである。

 

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先週の金曜日にプエブラFCが挙げた決勝点で、PUMASは今シーズン左サイドから始まる相手方の攻撃で被15失点のうち半分に当たる7失点となった。長いシーズンの間に両監督が起用した左サイドバックは、補強選手であるヘイソン・アングロを含め計4人である。

 

このようにして、PUMASがそれでもなお、リギージャ(プレーオフ)進出圏内を目指すのであれば、この左サイドにもっと注意を払うべきである。下記の動画は、いかにして今シーズンのPUMASが左サイドから失点をしているか?を示している。

※リンク先に、それぞれのゴールシーン動画有り

 

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2019年後期ステージ第2節対クルブ・ネカクサ戦・前半14分(1-0)
プレーはPUMASの左サイドが起点となった。ディフェンダーの誰一人として相手攻撃陣を妨げることなく、最初のシュートこそゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルが止めたものの、リバウンドを相手FWに決められた。

 

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2019年後期ステージ第2節対クルブ・ネカクサ戦・後半36分(2-1)
右サイドから個人技で持ち上がったカルロス・グスマンによるセンタリングをゴールエリア左サイドでディフェンダーが完全に置き去りにされたペドロ・カンポスの折り返しに完全にフリーとなった逆サイドで合わせたブライアン・フェルナンデスが押し込んだ。

 

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2019年後期ステージ第4節対CFパチューカ戦・後半20分(1-0)
ディフェンダーが誰もいない左サイドを突破したイスマエル・ソーサが中央へセンタリング。キーパー:アルフレッド・サルディヴァルを前にフリーとなったフランコ・ハラがシュートを決めた。

 

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2019年後期ステージ第8節対クラブ・レオン戦・前半27分(0-1)
PUMASの左サイドバックを追い越したアンヘル・イスラエル・メナが、ペナルティーエリアの左サイドをフリーとなったフェルナンド・ナバーロへパス。そして、エリア内でボールを受けたルイス・アルトゥーロ・モンテスがホセ・ファン・マシアスへという攻撃陣の見事なパスワークで先制。

 

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2019年後期ステージ第8節対クラブ・レオン戦・後半48分(1-3)
PUMASが何とかドローに持ち込もうとしていた矢先、クラブ・レオンがボールを拾いカウンターアタックへ。左サイドから侵入したビニシオ・セサル・アングロがダメ押し弾。

 

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2019年後期ステージ第9節対ロボス・デ・ラ・BAUP戦・後半15分(2-0)
誰もいないPUMASの左サイドをマウロ・ライネスが抜け出し、ペナルティーエリアの外におけるPUMAS守備陣の緩いマークから、左脚一閃から素晴らしいシュートで追加点。

 

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2019年後期ステージ第11節対プエブラFC戦・後半7分(1-0)
左サイドのコーナーキックからオマル・アンドレス・フェルナンデスが上げたセンタリングをPUMASセンターバックのアレハンドロ・アリバスがマークを怠った隙をルーカス・ダニエル・カヴァリーニがヘディングシュートで突き刺し、FCプエブラが先制。

メキシコリーグ2019年後期 第11節 Puebla 1-0 Pumas

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FCプエブラがPUMASを1-0で破り、リギージャ(プレーオフ)進出圏内へ

 

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FCプエブラが勝ち点16で順位表の第9位、リギージャ(プレーオフ)進出圏内の第8位:CFパチューカまで勝ち点1差へ

 

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今シーズンたった2得点だった点取り屋:ルーカス・ダニエル・カヴァリーニが目覚め、決勝点。2019年後期ステージ第11節に行われたクアウテモク・スタジアムの試合でPUMASを1-0で破り、ホセ・ルイス・サンチェス新監督となってリーグ戦2勝目。

 

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前半はPUMASが押し気味に試合を進め、ホームチームは苦境に立たせられた。ルーカス・ダニエル・カヴァリーニが放ったシュートが、PUMASディフェンダー:ルイス・キンターナの手に当たる場面もあったが、レフェリーは意図的でないと判断された。その落胆もつかの間、同じルーカス・ダニエル・カヴァリーニが前半16分、オマル・アンドレス・フェルナンデスのフリーキックから放ったヘディングシュートは、相手ゴールを微かに掠めた。

 

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PUMASはすぐさま反撃に転じ、その2分後にファン・マヌエル・イトゥルベがペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放ったが、相手ゴールキーパー:ニコラス・ビコニスに止められた。前半20分、PUMASは右サイドのコーナーキックからヴィクトル・マルコラが放ったシュートがゴール右隅に突き刺さったものの、主審:マルコ・アントニオ・オルティスはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に判定を委ね、オフサイドでノーゴールという結果になった。

 

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PUMASは奮起し続け敵陣を蹂躙したが、得点王:カルロス・ゴンザレスの出来が今一つで、得た数回のチャンスを潰した。ちょうどハーフタイムに入る前の前半43分、ペナルティーエリア左サイドをドリブルしていたオマル・アンドレス・フェルナンデスから元PUMASの選手であったマティアス・アルスティサへ渡ったボールを強烈な左脚一閃。しかしPUMASゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルが見事な反応し、ゴール外へ弾き飛ばした。

 

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後半に入ってすぐの7分、オマル・アンドレス・フェルナンデスが左サイドから上げたセンタリングをPUMASセンターバックのアレハンドロ・アリバスがマークを怠った隙をルーカス・ダニエル・カヴァリーニがヘディングシュートで突き刺し、FCプエブラが先制した。

 

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両チームともその後チャンスをそれぞれ迎えたが、ゴールキーパーが共に好セーブを見せ得点を挙げるまでには至らず。特に後半はPUMASのパフォーマンスが前半と比較して著しく落ち、結局そのまま試合は1-0のまま終了。

 

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FCプエブラが勝ち点16で順位表の第9位、リギージャ(プレーオフ)進出圏内の第8位:CFパチューカまで勝ち点1差へ迫り、PUMASは今季5敗目を喫し勝ち点10のまま順位表の第14位。リギージャ(プレーオフ)進出圏内といわれる勝ち点26まであと6節を5勝1敗で行かないといけないという、実質的に不可能な状況に追い込まれた。

 

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メキシコ杯 2019年後期 準決勝 組み合わせ決定

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先ほどメキシコ杯 2019年後期 準々決勝の第4試合が終わり(2-2のドロー)、FCファレスがCDティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスをPK戦の末3-1で破り、PUMASはアウェイゲームで準決勝で対戦することになりました。

 

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開催日時は、4月2日もしくは3日でキックオフ時刻は未定4月3日(水)午後9時キックオフ予定・場所は、メキシコで最大面積を持つチワワ州の州都シウダー・フアレスにあるベニートファレス・オリンピックスタジアムです。

 

The 50 most violent cities in the world in 2018 - Business Insider

2018年、世界で最も危険な都市ワースト 50:第4位 シウダービクトリア(メキシコ):86.01

2019/05/10 23:03

 

平日であることに加え、もともと治安が極端に悪い地域でもあるので、行く予定はありません。このメキシコ杯でPUMASは予選リーグを第3位で突破したため、ベスト16と準々決勝はホームアドバンテージの恩恵を受けましたが、FCファレスは第2位で突破したので準決勝は初めてのアウェイゲームとなります。もし勝てれば、決勝戦はおそらく対クラブ・アメリカ戦の首都ダービーとなるでしょう。