Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第12節 プレビュー

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我々が可能性のあるチームであるのは事実だ:ミッチェル監督

 

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「高いレベルのライバルチームに対して、誰よりも劣っていなかった先例がある。我々は、常に同じ考え方ですべてのライバルチームに立ち向かう準備をする。」と、PUMASのホセ・ミゲル・ゴンザレス“ミッチェル”監督は、今度の日曜日にオリンピック・スタジアムにおいて行われる対サントス・ラグーナ戦に向けて述べた。

 

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毎週定例の記者会見で、PUMASはリギージャ(プレーオフ)へ進出する可能性があると強調した。

「残り8節である勝ち点に到達する必要があり、それらに到達してリギージャ(プレーオフ)へ進出するのに十分なレベルがあると考えている。そして我々がリギージャ(プレーオフ)へ進出するとき、状況は異なるだろう。なぜならそこでは平等性がはるかに大きく、サプライズはそれほど多くないからだ。」

 

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試合におけるフォーメーションの変更について尋ねられると、こう指摘した。

「今まで多くのフォーメーションでプレーをしてきたし、試合中にも多くの修正をしてきた。すべての人に好みのために意見があることを理解している。私ができるのは、仕事を続けることだけだ。」

 

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直近の試合だった対クルス・アスル戦について、こう述べた。

「前半は非常に気に入ったし、後半は気に入らなかった。前半だけ見ればドローに値しなかっただろうが、サッカーは時にこういうことがあるものだ。」

 

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最後にここまでの結果のバランスについて、

「我々は良い傾向にある。勝ち点の部分では、やや良くなる可能性がある。なぜならば、対UANLティグレス戦のような試合で勝ち点を挙げられなかったからだ。対クラブ・ティファナ戦でも、そうだった。しかし結局はレギュラリティのコンペであり、最後にはそこにいなければならない。」

 

サントス・ラグーナの今シーズン・フォーメーション

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それでは、今節の対戦相手︰サントス・ラグーナのフォーメーションについて。

 

リーグ優勝6回、一昨シーズンのリーグ王者。そして、今シーズンにおいてメキシコメキシコサッカー1部リーグで1番良いサッカーを展開しているチームです。これまでに喫した1敗は、同じく良いサッカーをしているクルブ・ネカクサ相手にアウェイゲームで、さらに守備の要であるマテウス・ドリアがその前の試合で退場処分のため、欠場したという明確な理由があります。2分けのうちの1試合も同じく良いサッカーをしているクラブ・レオン相手にアウェイゲームにおける結果であり、今シーズン最もリーグ優勝に近い存在であると言えるでしょう。

 

まずは、今シーズンここまでの結果。

現在のところ、7勝1敗2分けで勝ち点23の首位です。

 

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注目すべき選手は、アルゼンチン出身で過去にメキシコ1部リーグ・ベストイレブンにも2度選ばれたフリオ・セサル・フルチ(現在8得点で、リーグ得点王)、クラブ・アメリカからウルグアイ1部リーグのナシオナル・モンテビデオを経て、現在に至るウルグアイ代表︰ブリアン・アベリノ・ロサノ、リーグ・アンのオリンピック・マルセイユやリーガエスパニョーラのグラナダCF、トルコ1部リーグのイェニ・マラティヤスポルなどで活躍したブラジル人ディフェンダー:マテウス・ドリア、CAリーベルプレートでデビューし、ハンガリー1部リーグのフェレンツヴァーロシュTCから移籍したウルグアイ代表のミッドフィルダー:フェルナンド・ゴリアランなどです。

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メキシコリーグ2019年前期 第10節 裏話2

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ミッチェル監督は、ドローの結果に満足

 

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PUMASは、また息を吹き返した。一週間前のアステカ・スタジアムにおけるドローを、再びオリンピック・スタジアムにおける対クルス・アスル戦で再現した。ロスタイム寸前までリードされていて、ペナルティエリア外からのロングシュートで、クルス・アスルから勝ち点1をもぎ取った。

 

直近の2試合で勝利を挙げなかったまでも、PUMASのミッチェル監督はドローの結果に満足していた。彼は、クルス・アスルのような金満チームと競争することは決して簡単ではないことを強調した。

 

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「クラブ・アメリカやクルス・アスルのようなチームとのドローは、良い結果だ。今日、我々は複雑な状況にあった。非常に良い前半の後、追い掛ける展開だったという事実は、非常に骨が折れた。後半30分にダヴィッド・カブレラが交代出場した後は、ボールをより支配出来たしそれが状況を変えた。私のチームの犠牲と逆転した後の勢いは、ドローに見合う結果だった。」と、コメントした。

 

彼はスタメンにカルロス・ゴンザレスとフェリペ・モラ、さらにフォワードでありながらサイドハーフとしてコンバートされたブライアン・メンドーサを起用した。それら運きについて質問されたとき、彼はすべてに理由があると告白した。同時にダヴィッド・カブレラの存在が、ホームゲームで勝ち点1をもぎ取るために不可欠であったこと。そして、彼ら自身の闘志を強調した。

 

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「監督は、そんなに馬鹿ではない。チームにメリットとダメージを与える状況を見る。今日は2TOPではなく、3TOPのフォーメーションでプレーをした。同点ゴールを挙げてから、チームの勢いは相手チームを上回った。選手たちの闘志を見つけなければならなかった。そういう選手たちを評価しなければならない。最後の15分間は形成逆転し、良い結果である勝ち点1を挙げられた。」と、締め括った。

 

 

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試合前にも書いたように、ダービーマッチ並みの観客でオリンピック・スタジアムはPUMASの勝利を待ち焦がれていました。ペベテロという選手たちのベンチと反対側のスタンドに陣取るサポーター『ラ・レーベル』は、クラブ創設65周年を祝う巨大な垂れ幕を用意して、選手たちの奮起を促しました。

 

 

今節の舞台裏側ダイジェスト動画を見ると、その応援の熱狂ぶりに涙腺が緩くなるぐらいのサポートでした。そもそもホームゲームで勝ち点3が必須の試合で、いくらミッチェル監督が言うように戦力の違いあろうが、ドローという結果で満足して果たしていいんだろうか?と単純に思います。

 

  前回(2013年)に住んでいた際に、サポーター仲間が誕生日をお祝いする手荒い儀式を受けた時、あまりに重量級の友人たちが階段の欄干から降ってきてギックリ腰気味になり、スタジアムの救護室で手当てを受けてその足でトラルパンの当時住んでいた家まで車で送ってくれたマリオという友人がいます。

 

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最近スタジアムへ行くたびに以前とは違うタイプの友人たちが増え、日本人だから目新しく接する興味本位の輩が多い反面、当時と何ら変わりのない交流をしてくれる仲間も片方でいることを再認識しました。「お前は、オリンピック・スタジアムで一番有名な日本人だ。」とみんなが言いますが、こちらが求めているのはそんな上っ面の交流ではなく、生涯を通して裏表なく付き合ってくれる親友なのです。

 

試合後に最近いつも立ち寄るようにしている、ミルトンがオーナーであるサンアンヘルのレストランで楽しく食事。さらに帰りの飛行機が最終便(22時発)だったので、そのままマリオの家へ彼の彼女らと行って、3~4時間他愛のない話をしていました。しかし自分にとっては良い暇つぶしになったと同時に、改めて彼の人柄の良さや変わりない付き合いをしてくれることを認識しました。

 

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次回はもう少し時間を取って、彼らとセントロ辺りのホテルを宿泊予約してすぐ近くにあるカンティーナ(クラシックスタイルのバーの総称)で彼らとの語らいを楽しみながら、心地よいひと時を過ごしてみようかな?と思っています。それが、本来自分がメキシコへ改めて戻った目的なのかもしれないなと感じた1日でした。

メキシコリーグ2019年前期 第10節 UNAM 1-1 Cruz Azul

 

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PUMASは、ホームゲームでクルス・アスルに対してドローを拾う

 

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PUMASはクルス・アスルに対して、引き続き未勝利。得点者は、ホナタン・ロドリゲスとファン・マヌエル・イトゥルベ。

 

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クルス・アスルはどんな状況であろうが、オリンピック・スタジアムでプレーをするたびに快適さを感じる。リーグスカップで対UANLティグレス戦の決勝で挙げた勝利でやる気が漲っており、リーグ戦の前節にCDティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスにアウェイゲームでスコアレスドローに終わった後味の悪さを忘れ、ホナタン・ロドリゲスによるゴールで先制。PUMASは、ロスタイム寸前にファン・マヌエル・イトゥルベのゴールによって何とかドローに持ち込んだ。ピッチの両チームにとって、複雑な1-1というスコアだった。

 

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勝ち点13でホームゲームを迎えたPUMASは、さらにもう一つのドローを重ねた。対するクルス・アスルは、これで勝ち点12となった。この結果2004年から続く両チームの対戦は、12勝2敗3分けとなった。この15年でPUMASがホームゲームで2勝のみという、毎回試合をするたびに圧倒的な優位を数字で示している。ジェイソン・アングロとアラン・モソによる両サイドへの攻撃は力強さを欠き、PUMASにとって難しい試合の始まりとなった。パブロ・セサル・アギラルのマンマークに逢ったカルロス・ゴンザレスへのセンタリングは、ほとんど繋がらなかった。

 

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パブロ・アギラルは後半終了間際にヴィクトル・マルコラへスライディングタックルで足を踏みつけたファール以外は、ペナルティエリア内で数々のボールをクリアしたりして前半のクルス・アスルの最大の功労者だった。 フェリペ・モラと衝突し、治療のために去らなければならなかったとき、その存在はよりクローズアップされた。カルロス・ゴンザレスはそのタイミングを利用して、前半30分にもう一人のセンターバック:イゴール・リチノフスキーとの競り合いに勝ちゴール前でフリーになったが、フィニッシュを誤り相手ゴールキーパー:ホセ・デ・ヘスス・コロナがそのボールを抑えた。

 

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クルス・アスルはオリンピック・スタジアムにその姿を見せるたびに堂々とプレーをし、やりたかったサッカーをしたが勝ち点3を挙げるには至らなかった。最初のチャンスが訪れたのは前半22分、パブロ・アギラルのシュートがPUMASディフェンダーに当たり、そのリバウンドボールを拾ったホナタン・ロドリゲスが放ったシュートは、ゴールポスト直撃。そしてもう一つのチャンスだったのは、フリーキックからミルトン・カラグリオがホナタン・ロドリゲスを狙ったセンタリングは惜しくも外れた。

前半終了間際にも両チームは得点を狙ったが、ラファエル・バカの放った強烈なシュートはアルフレッド・サルディヴァルに止められ、ニコラス・フレイレが放ったヘディングシュートは大きく外れた。

 

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後半に入ってロベルト・シボルディ監督は、チームを活性化を狙ってロベルト・アルバラドに代えてエリアス・エルナンデスを投入。その効果は3分後に、すぐ現れた。ペナルティエリアへ侵入しようとドリブル突破し、ホナタン・ロドリゲスへのパスから正確なシュートで先制。さらに8分後には自身による連続得点かと思われたシーンがあったが、アルフレッド・サルディヴァルによって防がれた。

 

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そこからクルス・アスルが完全に試合の主導権を握り、エリアス・エルナンデスから受けたパスをペナルティエリア中央からミルトン・カラグリオのヘディングシュートは、僅かにゴールポストを掠めるなどの幾つかの得点チャンスを得た。後半14分、少し遅れてミッチェル監督がブライアン・メンドーサとジェイソン・アングロを下げて、パブロ・バレーラとファン・マヌエル・イトゥルベを投入。ここから漸くPUMASが、カルロス・ゴンザレスが力強いシュートを放つような攻撃を出来るようになった。後半20分、ヨシマル・ヨトゥンからのセンタリングを受けたフリオ・セサル・ドミンゲスが右サイドから近距離で放ったヘディングシュートは、アルフレッド・サルディヴァルによって防がれた。

 

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後半30分にオルベリン・ピネダに代わって出場したエドガル・メンデスはその7分後にホスエ・ミサエル・ドミンゲスから受けたパスから、ペナルティエリアの左サイドからシュートを放ったが、PUMAS守備陣による懸命のディフェンスに追加点を免れた。

 

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クルス・アスルの勝利で終わったかと思われた後半42分、ファン・マヌエル・イトゥルベがペナルティエリア外からルーズボールを拾い、本人曰くセンタリングを挙げたつもりだったボールは、相手ゴールキーパー:ヘスス・コロナの目測を誤るミスもあって、PUMASサポーターを熱狂させる同点弾となった。スコアはそのまま、試合終了。PUMASは勝ち点1を拾い、リギージャ(プレーオフ)に進出圏から遠ざかることを免れた。クルス・アスルは、リーグ戦5試合連続未勝利となった。

 

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メキシコリーグ2019年前期 第10節 裏話

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クルス・アスルは、メキシコシティが本拠地のライバルチームです。前節に対戦したクラブ・アメリカと同じですが、歴史的に強いライバル関係にあるものの、この対戦は厳密にはダービーマッチではありません。とは言え、メキシコメキシコサッカー1部リーグの4大クラブ(CDグアダラハラ、クラブ・アメリカ、PUMAS、クルス・アスル=今まで一度も2部リーグへ降格したことがない)と言われており、それに伴いサポーターの数も多いため、毎回ダービーマッチ並に観客が入る1戦となります。

 

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 自分がこのブログを更新するようになって約4年になりますが、メキシコに住んでいた時期や日本に住んでいた時期も含めて、対クルス・アスル戦の最近の成績はあまり芳しくありません。その中で1番心に強く残っている1戦が、2017年1月15日にオリンピック・スタジアムにおいて行われた試合です。当時はその2年前に日本へ帰国しており、インターネットの中継で翌日16日の早朝3時頃のことでした。さらにそのシーズン、生まれ故郷のチリ1部リーグでデビューし、ブンデスリーガやセリエAに移籍した後再び母国へ戻り、ウニベルシダ・カトリカで活躍していたチリ代表ストライカー:ニコラス・カスティージョが、PUMASへ移籍した最初のシーズンでした。

 

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そのホームゲーム初戦で、見事メキシコメキシコサッカー1部リーグにおける初得点を記録。そのゴールが、また素晴らしいゴラッソでした。前半両チームとも得点なしで迎えた、後半19分。左サイドからのロングスローインを太股でトラップ、そのままダイレクトで放ったシュートは、オリンピック・スタジアムにおけるPUMASサポーターへの挨拶代わりの1発となったのでした。と、同時に自分にとってはこの日誕生日を迎えて、何よりのプレゼントとなったのは言うまでもありません。あまりの衝撃と同時にアナウンサーによる絶妙な実況で、不覚ながら涙ぐんでいました。

 

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さて話は戻りますが、今シーズンから毎週日曜日に仕事が入ることが多く、日曜日の正午キックオフであるPUMASのホームゲームを生で観戦をする機会が少なくなっていました。幸いにも今週末は現場における作業が無くなり、メキシコシティへ里帰りすることが可能になりました。残りのホームゲームは、5試合。順位表の上位を占めている、サントス・ラグーナやクラブ・レオンが対戦相手なので、最低でも4勝しなければリギージャ(プレーオフ)に進出することが難しくなる状況。逆に言えば、今節の対クルス・アスル戦で万が一敗戦するようなことがあれば、今シーズンは実質的に終わると言っても過言ではないでしょう。

 

クルス・アスルの今シーズン・フォーメーション

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それでは、今節の対戦相手︰クルス・アスルのフォーメーションについて。

 

リーグ優勝8回、特徴は1997年後期ステージ以降、21年間もリーグ優勝から遠ざかっている点です。最後にリギージャ(プレーオフ)決勝進出したのは2013年後期ステージの対クラブ・アメリカ戦で元PUMASの監督でもあったギジェルモ・ヴァスケスが率いるチームでした。


まずは、今シーズンここまでの結果。ちなみにサントス・ラグーナを率いて2018年後期ステージでリーグ優勝した、ロベルト・ダンテ・シボルディ監督の最初のシーズン(前節より新監督に就任)です。特記事項として、以前までホームスタジアムであったアスル・スタジアムが移転・新設のため、今シーズンからクラブ・アメリカとホームスタジアムとしてアステカ・スタジアムを共用しています。

 

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現在のところ、2勝2敗5分けで勝ち点11の第13位です。

 

注目すべき選手は、クラブ・ティファナやCFアトラスでプレーをしていた元アルゼンチン代表のミルトン・カラグリオ、ウルグアイ代表のフォワードで以前にサントス・ラグーナでリーグ優勝を経験しているホナタン・ハビエル・ロドリゲス、ペルー代表のミッドフィルダーで以前にスウェーデン1部リーグのマルメFFやMLSのオーランド・シティSCで活躍していたビクトル・ヨシマル・ヨトゥンなどです。

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メキシコリーグ2019年前期 第10節 プレビュー

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今週の日曜日に対戦するクルス・アスルは、偉大なチームだ:ミッチェル監督

 

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「我々は、クルス・アスルがスランプに陥っているとは見ていない、むしろ偉大なチームであり、日曜日のホームゲームではそういう相手として対戦する。もしマークを怠れば、ダメージを与えるような十分なレベルを持った選手たちがいる。とにかく我々は、我々のサッカーをすることに集中して、我々がしたい試合をする。」

と、今週の日曜日にオリンピック・スタジアムにおいて対戦するクルス・アスル戦について述べた。

 

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週定例の記者会見で、彼はクルス・アスルが危険なライバルであると強調した。

「クルス・アスルは、非常に良いチームだ。とても良いサッカー選手たちがいて、偉大なチーム。そういうチームは、常に順位表の上位にいなければならない。自信喪失した不規則な過程を踏んでいるが、間違いなく直ぐに立て直して来るだろう。」

 

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片方でリーグ戦の直近の試合、対クラブ・アメリカ戦について語った。

「首都ダービーでは、良いことも悪いこともあった。トレーニングと週のアプローチが日曜日に反映されることを常に期待している。しかし、90分間に計画したことを実行することは非常に困難だ。理論は一つのことであり、実践は時には別のものだ。 しかし、我々は常に改善を目指している。」

「我々は、毎日改善の過程にいる。常に必要としていることを理解するために、さまざまなゲームシステムで多くの異なる状況を探し、選手たちの良い瞬間を利用しようとトライする。」と、説明した。

 

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そしてフォーメーションシステムを変更するかどうか尋ねられたとき、彼は答えた。

「多くの試合で4-3-3のフォーメーションでプレーをしてきた。多くの得点チャンスを得てきたが、それを決められなかった。ホームゲームで良い試合をするたびに、多くのことを生み出し、成功していないが議論もしていない。意見が尊重され、礼儀正しく、不適格ではないことを条件に、我々はすべての議論に門戸を開いている。いずれにしても、私はそれらが内部のものであることを好む。 議論はまったく心配しないが、チームを改善するためであることが条件だ。」

「場合によっては2TOP、または3TOP、時には1TOPで戦ってきた。カップ戦やプレシーズンマッチで2TOPを採用したが、非常に効果的ではなかった。このチームの大きな問題や大きな特長は、ゲームシステムだけにあるとは思わない。」

 

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最後に本日のトレーニングで個別メニューをこなしていた、パブロ・バレーラとブライアン・メンドーサを週末の試合で起用するつもりだと発表した。

「先週パブロ・バレーラは何か膝の違和感を訴えていたので、起用したくなかった。もし今の状態が保てれば、2人とも明日か木曜日には通常メニューでトレーニングを行い、日曜日の対クルス・アスル戦で起用する。」

 

メキシコリーグ2019年前期 第9節 裏話2

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PUMASのミッチェル監督は、クラブ・アメリカとのドローは良い後味を残さないと述べた

 

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ミゲル・ゴンザレス“ミッチェル”監督は、クラブ・アメリカとのドローで全く満足するところがなかった

 

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アステカ・スタジアムにおける複雑な状況下で勝ち点1は獲得したものの、PUMASのミッチェル監督はチームはもっと出来たと考えていた。セバスティアン・コルドバの1発レッドカードによる退場で生じた数的有利を活かし、勝ち点3を挙げられなかったからだ。

「試合の大部分において、ボールを支配しながらコントロールすることが出来ていた。2,3度明らかなチャンスがあった。後半の立ち上がりに、ほんの少しだけ相手へのマークを怠たったが、苦労しながらもそこからチャンスを維持出来ていた。本当に最後のラストパスを失敗し、試合を決めきるためのほんの少しの平静を保てなかった。クラブ・アメリカは彼らの時間帯にそれを狙って、決めきった。個人的に、納得がいかない結果だ。」

 

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彼はチームがこのトーナメントにおいて、最後のラストパスとフィニッシュを決めきることに手を焼いていて、それが結果に反映していると考えている。

「我々は、ほんの少し奥深い攻撃と精度を欠いた。それをコントロールしていたなら、間違いなく結果は内容だけでなく得点はもっと良かっただろう。」

 

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見た目イライラしていて、また自分自身で擁護するように言った。

「PUMASのサポーターに対しては、ノーコメントだ。」

ドローに対して、彼は彼のための選手たちであることを示唆した。

 

 

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今シーズンにおけるクラブ・アメリカのフォーメーションについてこれまでの試合分は既に掲載しましたが、この試合4-4-2で臨んでいました。試合前に予想したものに対して、少し違っていたのはボランチがフェルナンド・ゴンサレス。セバスティアン・コルドバがTOP下ではなく左サイドハーフ、フォワードがロヘル・マルティネスとエンリ・ホスエ・マルティンの2TOPという形。基本的に4-2-3-1だったのをこの形にしたのは中盤を厚くして、特に両サイドから奥深い攻撃を仕掛けて得点力のある2人にセンタリングを上げる狙いがあったように思います。

 

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事実、前半早々にセバスティアン・コルドバが退場する前まで、クラブ・アメリカの両サイドハーフに対して、PUMAS守備陣はほとんどマークに付けられない状態が非常に多く見受けられました。逆に言えば、セバスティアン・コルドバが退場していなければ相当な失点をしていた可能性が高かったと思います。もう一つ注目していたのは、ベンチメンバー。ジョバニ・ドス・サントスは予想通り、負傷が癒えて途中出場。そして新補強選手のフェデェリコ・ヴィーニャスとリチャルド・サンチェス。特に前者は交代出場した直後に、メキシコメキシコサッカー1部リーグ初得点となる貴重な先制点を挙げました。

 

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PUMASのスタメンで注目であった右サイドハーフですが、ミッチェル監督は思い切って前節決勝点をマークした下部組織出身選手:ブライアン・メンドーサをスタメン起用しました。メキシコサッカー1部リーグにおける経験の少なさを露呈する場面が試合全体を通して多く見受けられましたが、結果的に先制された直後に同点弾を叩き込んでおり、采配は間違っていなかったことになります。試合の終盤には足がつってしまい、後半43分にフェリペ・モラと交代しましたが、良い経験を積んだのは間違いないですしチームの武器となって、今後も得点力不足である攻撃陣を支えてくれることでしょう。

 

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逆に今後の課題として数的有利を活かせなかった最大の原因は、やはり両サイドからの奥深い攻撃が出来なかったことに尽きると思います。おそらく今現在のチームでそれが出来るのはパブロ・バレーラぐらいしかいないでしょう。少し気の早い話になりますが、来季の補強で一番重点を置くべきポイントになると思います。試合の翌週に行われたトレーニングでは、パブロ・バレーラもブライアン・メンドーサも個別メニューをこなしているようなので、改めて次節ホームゲームで期待しています。

メキシコリーグ2019年前期 第9節 América 1-1 UNAM

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クラブ・アメリカとPUMASは、激しい首都ダービーで引き分ける

 

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クラブ・アメリカとPUMASは、アステカ・スタジアムにおける1-1の引き分けで勝ち点1を分け合った

 

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首都ダービーかどうかは別にして、クラブ・アメリカとPUMASは1-1のドローに終わったアステカ・スタジアムにおける大きな歓声が上がった試合で、お互いに全てを出し切った。あたかも点取り屋のようにデビューしたフェデェリコ・ヴィーニャスが途中出場して30秒でゴールを決めれば、反対に下部組織出身のブライアン・メンドーサもチームを救う同点弾で応えた。試合は激しく、期待された通りの内容だった。試合開始直後の前半2分、ファン・パブロ・ヴィゴンがシュートを放ったが、ボールははじき返されサイドラインへこぼれた。その応酬として、クラブ・アメリカの攻撃陣は前面へ押し出し最初のチャンスを作ったが、ギド・ロドリゲスのシュートはアルフレッド・サルディヴァルにはじき返された。リバウンドボールがエンリ・マルティンの前にこぼれたが、そのシュートはゴール脇をすり抜けていった。

 

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前半11分、ヴィクトル・マルコラがクラブ・アメリカのペナルティエリア内へパワフルなセンタリングを送ったが、ギド・ロドリゲスの良い反応でPUMASによる攻撃を食い止めた。ミゲル・エレラ監督の視界が曇ったのは、前半17分にセバスティアン・コルドバがファン・パブロ・ヴィゴンを止めようと危険なスライディングで一発退場のレッドカードを受けた時だった。PUMASは1人少ない相手を利用しようとしたが、クラブ・アメリカはそれを許さなかった。

 

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前半27分、エンリ・マルティンとニコラス・フレイレによる衝突は一見イエローカードかと思われたが、そのプレーはクリーンであった。PUMASはボールを回して主導権を握ったが、クラブ・アメリカ陣内における奥深く攻撃することに苦心した。ファン・パブロ・ヴィゴンがミドルシュートを試したり、アラン・モソがセンタリングを挙げたりしたが、ギジェルモ・オチョアに容易くコントロールされた。ハーフタイムに入る前に、ヴィクトル・マルコラによるスルーパスで相手ゴールキーパーと1対1になる場面で、カルロス・ゴンザレスが先制する明確なチャンスを潰した。PUMASサポーターは歓喜の声を挙げようとしたが、そのボールはゴールポスト脇をすり抜けていった。

 

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後半に入っても両チーム監督はスタメンそのままで臨んだが、彼らはいよいよフィニッシュを準備していた。クラブ・アメリカは後半3分、ロヘル・マルティネスがペナルティエリア内にドリブル突破してシュートを放ったが、主審:オルティス・ナバはハンドの判定でゴールを取り消した。その5分後、アルフレッド・サルディヴァルがレナト・イバーラの強烈なシュートをセーブした。

 

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ミッチェル監督がファン・パブロ・ヴィゴンに代えてファン・マヌエル・イトゥルベを投入して最初に動けば、ミゲル・エレラ監督はロヘル・マルティネスを下げてジョバニ・ドス・サントスを投入した。後半18分、アラン・モソが何か閃きを感じてロングシュートを放てば、ヴィクトル・マルコラもまたペナルティエリア内にいたルイス・キンターナへセンタリングを送るも、うまくシュート出来ずに終わった。

 

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時間は進み、両チームとも忍耐が切れかかっていた。後半26分、エマヌエル・アギレラがファールを受けて得たフリーキックは、ゴールバー上を大きく外れた。PUMASは良いトライアングルでヴィクトル・マルコラが放ったシュートは、ゴールポストの左側をすり抜けていった。PUMASはこれ以上抵抗することができずその代価を支払ったのは、後半33分にエンリ・マルティンがフェデェリコ・ヴィーニャスへ壁パスして、メキシコメキシコサッカー1部リーグデビュー戦でゴールを決めた。

 

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しかしその2分後には、ブライアン・メンドーサが素早く反応してペナルティエリアの外から放ったロングシュートは、ギジェルモ・オチョアの守備をかいくぐって見事にゴールネットへ突き刺さった。後半38分にはパウル・ニコラス・アギラルがリードを再び奪おうとしたが、ルイス・キンターナのヘディングによって危うく逃れた。

 

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最後のチャンスにカルロス・ゴンザレスがダイレクトでシュートを放ったが、エマヌエル・アギレラがこれを制しボールは遠くに外れていった。こうしてPUMASは勝利を収めることが出来ず、ただアステカ・スタジアムにおいて望みを繋ぐ勝ち点1を得たのであった。

 

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メキシコリーグ2019年前期 第9節 プレビュー2

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今回の首都ダービーにおけるポイントは、クラブ・アメリカがどれだけの陣容で臨んで来るか?です。先日更新した今シーズンのフォーメーションにもあるように、主力選手たちが相次いで移籍。加えて、試合中の怪我によって戦線離脱。代わって出場している選手たちが下部組織出身の若手選手たちなので、メキシコサッカー1部リーグにおける経験不足によるそれまで展開していたサッカーから明らかに質が下がっており、リーグ中断前の試合では3-0と完敗。並行して新補強選手たちが公表されたものの、チーム合流からメキシコシティの高地順応など、一足飛びに補充がままならずおそらく今節からベンチスタートして、徐々にメキシコサッカー1部リーグのレベルを体でフィットしていく段階にあります。

 

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クラブ・アメリカはメキシコサッカー1部リーグにおいて一番リーグ優勝の回数が多いチームです。クラブの義務として、毎シーズン優勝をするのが当たり前。よってミゲル・エレラ監督は、レギュラーシーズンよりも来るべきリギージャ(プレーオフ)に重点を置いて常にメンバー起用をしています。なのでレギュラーシーズンの対戦ではあまり優劣が明確に決着しませんが、リギージャ(プレーオフ)ともなると戦い方自体がそれまでと全く変わるため、昨シーズンやその前のシーズンのように大差が着くという訳です。まずは今週のトレーニングからそれまで負傷をしていたエンリ・ホスエ・マルティンとジョバニ・ドス・サントスがFIFA国際マッチデーによるリーグ中断で回復し、その姿を見せております。

 

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逆にセンターバックのブルーノ・バルデスが第7節の対CFパチューカ戦前に受けた頬骨骨折の後、手術からまだ完全に回復しておらず、フォワードのニコラス・ベネデッティは、第5節の対モナルカス・モレリア戦で負った捻挫から回復する最終段階。同じくフォワードのアンドレス・イバルグエンは、第6節の対UANLティグレス戦で負った捻挫のため、個別メニューによるトレーニング。同じくフォワードのニコラス・カスティージョは第3節の対クラブ・ティファナ戦で負った腓骨骨折で残り2ヵ月の治療中です。

 

予想されるスターティングメンバーは、両センターバックにエマヌエル・アギレラとブルーノ・バルデスに代わってカルロス・バルガス、両サイドバックにホルヘ・サンチェスとパウル・アギラル。両ボランチの位置にマテウス・ウリベとギド・ロドリゲス、TOP下にセバスティアン・コルドバ、両サイドにロヘル・マルティネスとレナト・イバーラ、1TOPにエンリ・ホスエ・マルティンという布陣。ベンチメンバーがジョバニ・ドス・サントス、新補強選手であるリチャルド・ラファエル・サンチェスとフェデリコ・ヴィーニャスが高地順応が終わっていれば、そして捻挫の治療が回復していればニコラス・ベネデッティといった面々が途中出場する機会がある可能性が想定されます。

 

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対するPUMASは先日の記者会見でもあったように、右サイドハーフのパブロ・バレーラ(左膝の負傷)と左サイドハーフのマルティン・ロドリゲス(母国パラグアイにおける家族の不幸)が、それぞれ欠場予定。ミッチェル監督は、翌週とその翌週にホームゲームで対クルス・アスル戦、サントス・ラグーナ戦がそれぞれ控えているため、パブロ・バレーラに関しては100%回復するまで、中途半端な状態で試合に出場させない方針だそうです。代わってスタメン出場が予想されるのが、ファン・マヌエル・イトゥルベ。90分間を通してパフォーマンスが一定しないという理由でスーパーサブ的な起用をこれまでされてきましたが、この大一番で持っている能力を存分に発揮して欲しいところです。