Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2015年9月4日開催 親善試合 プレビュー3

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チームには、約束がある。:ダニエル・ルドゥェーニャ

 

 PUMASは、よくハードワークしているチームであることが非常に明確だ。中盤から前線にかけて秩序が取れていて、なぜならばチームにブレがないからだ。イスマエル・ソーサ、エドワルド・エレラ、マティアス・ブリトスらはとてもよくやっているし、守備陣も良い仕事をしてくれている。ただ、まだ多くのことが欠落している。だって、僕らは何も勝ち得ていないんだからね。」と、ダニエル・ルドゥェーニャはオリンピック・スタジアムで行われた記者会見で表現した。

 

 

 

 「チームにおいて維持されている選手を基盤にして、約束と良好なコミュニケーションがあるんだ。僕らが持っている自信と共に、チーム内に誰もがプレーしたいという健全なポジション争いがあって、それが監督にとってチームを固定することを難しくしている。誰一人レギュラーとして確定していないから安心出来ないし、それが僕らがPUMASというチームにいるという意味を示しているんだ。」とPUMASのボランチは付け加えた。

 

 

 今シーズン残りの見通しについて、彼はこう言った。「メキシコ1部リーグは、とても厳しいトナーメントだよ。すべてのチームがプレーオフに到達するためにプライドを持ってシーズンを終えようとするだろうけど、僕らはこの道のりを歩き続けるために油断することは出来ないんだ。個人的に物事がうまくいっているときは、より幸せだよ。いつも言っているとおり、自分は勝ち点を積み上げていく方法を知っている。僕はビッグチームにいて、自分に順番が回ってくればそれを助けたいんだ。僕らは、着実に行かなければいかないことを認識している。簡単ではないけれどね。でもプレーオフに進出する意識しているし、それを達成するために気を抜けないんだ。いずれかのチームが追い抜いていくから、自信過剰に陥るわけにはいかないよね。今この瞬間はプレーオフ云々を考えるべきではなくて、謙遜と団結してこれまでの作業を続けるべきなんだ。」と強調した。

 

 

 

 最後に、ルドゥェーニャは若い選手が彼らの機会をより有効に活用する必要があることを強調した。「年上であるか年下であるかに関わらず、入った以上はPUMASというチームが偉大であるということを示さなければいけない。こんにちどこを見回しても、南米では当たり前のようなハングリーさが見られない選手たちがいるね。16~17歳になれば、1部リーグでプレーをしているんだ。欧米のようなビッグチームだけを見てそれを恐れないことが、彼らを見えないトンネルに入れている。それがここで起きている現実だ。」とコメントした。

 

 そして、このテーマについて言及し続けた。「世界的に見て、今の少年たちはハングリーさが欠けていると思うんだ。今は1部リーグの選手たちと同じ携帯電話やコンピューターだって、何でも簡単に親が物を与えるからね。でも、自分にとってはとても苦労したんだ。1部リーグのチームにいることが、すべてを手にしたと思うかもしれない。オーナーだってチームネームというブランドだって同じさ。だけど、そのことが若い選手たちのレベル低下を招くんだ。良いものを与えることが、ベッドの上でガッツポーズすることやすべてを手にしたということではない。ビッグチームはマイホームやご馳走を与えるだろうけど、それは時々混乱を招くんだ。新しい世代の選手たちが、そこまで到達することがそんなに簡単ではないことを意識して欲しいね。ダリオ・ヴェロンやレアンドロ・アウグストという、ベテランになってもそのレベルを維持している良い模範があるんだから。」と言って終えた。