2008年4月25日、ベラクルスのホームであるルイス・ピラタ・フエンテスタジアムで、ルベン・サンブェサ(現クラブ・アメリカ)、エステバン・ソラーリ(現中国サッカー・スーパーリーグ・大連阿爾濱足球倶楽部)そしてイグナシオ・スコッコ(現ニューウェルズ・オールドボーイズ)がゴールショーを共演した。
実際に最初の明確な得点チャンスは前半10分にやってきた。ベラクルスがそれに気付いたのは、ライモンダが左足に持ち替えてセンタリングを上げたロドリゴ・ルイスを左サイドからサポートした時だった。センタリングはシドニー・バルデラスの足元に落ち、キーパーのベルナルを制してゴールを奪った。
そして前半23分、まさにサンブェサ自身が左サイドからペナルティエリアに侵入する前にソラーリとのワンツーでペピーノとルイス・アンヘル・ガルシアをを置き去りにして、ボールを受け直しコントロールしキーパーのイスラエル・ヴィジャセニョールを制して同点に追い付いた。
前半38分、レアンドロがファールによる左サイドのフリーキックからイグナシオ・スココがボールを上げてノーマークでヘディングによりヴィジャセニョールを制した時、ビジターは勝ち越しに成功した。
その10分後、ミゲル・ラジュン(現メキシコ代表・FCポルト)も励まされて、ペナルティエリアの外からベルナルが守るゴールマウスのちょうど上を超すシュート。ベラクルスは同点を狙って、前半52分に今度はロドリゴ・ルイスが励まされてシュートを打つもキーパーに弾かれた。
その後ビジターは再びプレーコントロールを奪い返し、イスマエル・イニグエスに代わって後半から出場したパブロ・バレラがちょうどゴールバーをかすめるシュートを後半9分に放った。
そしてその3分後、ピッチにおけるベストプレイヤーのエステバン・ソラーリがエリア外からシュートでゴールを奪い3-1に。しかし、それだけでは終わらなかった。後半18分、ソラーリは右サイドからスココとのワンツーから再びゴールして4-1に。
後半37分にアルド・デ・二グリスによるセンタリングをロドリゴ・ルイスがキーパーのベルナルを交わして4-2にしたところで勝負あり。体制に影響がない1ゴールは、スタッツのためにしか意味がなかった。その後は何も起こらず、スタンドのサポーターを待っていたのは、勝ち越す困難さと悲鳴だけだった。