Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2016年後期 第1節 Monterrey 1-0 UNAM

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 1月9日(土)PUMASは新たなトーナメント開幕を迎えようとしていた。対戦相手はモンテレイ・ラジャードスで、新スタジアムのエスタディオ・BBVAバンコメル(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行グループのメキシコ子会社バンコメル銀行)を初めて訪れることなる。間違いなく前シーズンに取り逃した切望されたタイトルが故に、いつもより高い期待が込められた新しいシーズンの始まりである。

 

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 PUMASは、キーパーにアレハンドロ・パラシオス、守備陣にルイス・フエンテス、ダリオ・ヴェロン、ヘラルド・アルコバ、マルセロ・アラトーレ、中盤にハヴィエル・コルテス、アレハンドロ・カストロ、イスマエル・ソーサ、フィデル・マルティネス、FWにマティアス・ブリトスとプレーオフ決勝戦での退場処分を受けたエドワルド・エレラに代わってダンテ・ロペスが入った。

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 試合はボール支配率を持ち、敵陣でポジションを見つけるという両チーム同様のスタンスで始まった。共に守備陣形を整えてそれを維持し、中盤で与えるスペースに最も興味深い戦いへと我々を誘った。モンテレイはドルラン・パヴォンとエドウィン・カルドナのようなロング・ボールを要求するプレーヤーらへ近づけようとし、それに対してPUMAS守備陣は非常に良い仕事を続けていた。

 

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 我がPUMAS攻撃陣の大半は、モンテレイ守備陣を混乱させようとポジション・チェンジをしていたイスマエル・ソーサとフィデル・マルティネスによって両サイドを攻め立てたが、うまく繋げることは出来なかった。前半30分を経過した後、PUMASは攻撃の弛みを探して、前シーズンに良い結果をギジェルモ・ヴァスケスに与えた戦法を続けるために相手に主導権を譲ることした。

 

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 前半最後の10分に両チームによる、より重要なプレーが与えられた。PUMASはエドガー・カスティージョとの左サイドの攻防を繰り広げていたフィデル・マルティネスから上げられたセンタリングをあと数センチというところでヘディングが合わなかったマティアス・ブリトスによるチャンスで、モンテレイはペナルティエリア内でリバウンドを受けたドルラン・パヴォンが反転してシュートしたが、アレハンドロ・パラシオスのビッグセーブによって防がれたものだった。

 

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 後半が始まり、モンテレイはすぐさま両サイドから直角に攻めてダメージを与えようとした。PUMASは、的確な攻撃を阻もうとした。モンテレイは前線へ押し上げていなかったので、この攻撃が不可欠であったことを考えるとそれまでより良いボール支配率を持っていたPUMASに対するお返しであった。

 

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 残念ながらPUMASは危険なプレーを避けることは出来ず、モンテレイ攻撃陣はその手を緩めなかった。彼らの攻撃は鋭く、後半19分にエドウィン・カルドナが上げたセンタリングをパンチングしようとしたアレハンドロ・パラシオスを超えて、ロヘリオ・フネス・モリがPUMASゴールへシュートを突き刺した。PUMASはすぐさま反撃を試みたが、中盤と前線の間のコンタクトが見つからずにその反応は無かった。実際に攻撃ゾーンではほんの少ししか連動した動きが見えず、ギジェルモ・ヴァスケス監督による攻撃陣の交代をせざるを得なかった。

 

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 試合は同じような流れで続き、モンテレイによる守備陣の交代によってますます攻撃を生もうとする状況を作るのが難しくなった。PUMASは危険なプレーを作れることなく、相手ゴールを目指しながら試合を終えた。ほんの少しの攻撃しか見せず、言い訳には出来ないがプレシーズンマッチ不足による不可避によって今シーズン初戦を敗れた。

 

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 全く気に入らない敗戦である。恐らく難しいライバルに対して少ししか攻撃しなかったが、言うまでもなくPUMASはこのまま落ち込むことなく間違いなく盛り返すであろう偉大なチームである。しかしながらリーディングボードの上位に位置するためには、今日モンテレイで見せたプレーよりもっと改善をしなければならない。

 

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