PUMASがリベルタドーレス杯においてアウェイでオリンピアを制し、一次予選グループ首位に
PUMASはエスタディオ・マヌエル・フェレイラでの対オリンピア戦において2-0で勝利した(もう少し得点が入れることが出来たが)ことにより、一次予選グループ7で勝ち点6により首位に立った。オリンピアはパラグアイリーグでも南米選手権でもさらに勝利する術を知らないゆえに、連敗街道が長引いている。それと引きかえPUMASは連勝街道を維持していて、今日ビジターとして初めて勝利を収めた。得点はコロンビア人のルイス・キニョネスとアルゼンチン人のイスマエル・ソーサが、それぞれ後半に挙げた。
雨に濡れたピッチと気温23度という環境の中で、試合は始まった。前半最初はオリンピアがボールの主導権を奪い、流れが彼らに早々と傾いた。即座にメキシコ人ゴールキーパー、アレハンドロ・パラシオスがロングパスから生まれたプレーからシルヴァのシュートをセーブ。オリンピアは早い時間帯におけるゴールを奪うことで、チームにゲームをコントロールするための自信を与えようと決意を持ってピッチに出た。しかしながらPUMASはよく守備をし、集中し、プレーを試みようとする可能性を失わず、二つの突破口を持っていた。右サイドにアルゼンチン人のイスマエル・ソーサ、左サイドにコロンビア人のルイス・キニョネスだ。ギジェルモ・ヴァスケス監督はメキシコリーグではベンチを温める、メキシコ帰化したパラグアイ人:ダンテ・ロペスとエドワルド・エレラと組ませることで、周囲を驚かせた。
前半オリンピアはスペースを埋めるのに苦労し、シルヴァによって放たれたミドルシュートを試みたりした。対するPUMASは、両サイドのソーサとキニョネスによってゲームを支配。プレーリズムはまぁまぁだったが、ゴールは生まれなかった。ギジェルモ・ヴァスケス監督は、彼のリベルタドーレス杯とプロサッカー選手としてデビューしてからの経験に賭けた。実際に彼の出場によって、前半PUMASは非常に穏やかな立ち上がりだった。ハーフタイム後、彼はピッチに戻らなかった。
後半からメキシコリーグで2試合出場停止から久しぶりに出場したメキシコ帰化ウルグアイ人:マティアス・ブリトスが、サイドでチャンスを作ろうと孤立していたエレラの後を受けてPUMASの奥深い攻撃を仕掛けた。PUMASはライバルを支配、圧倒し始めた。間もなくPUMASはさらに相手ディフェンスのエラーを利用し、後半6分に力強くゴールを挙げた。エレラのプレッシャーが相手DFの間にエラーを生み、コロンビア人キニョネスは容赦しなかった。その直後オリンピアは同点に追いつくチャンスがあったが、ヌニェスによるシュートはゴールバーに直撃しそのまま外へ。
後半11分ハヴィエル・コルテスとイスマエル・ソーサのワンツーの後、エドワルド・エレラが受けたセンタリングを相手DFが反転シュートして防ごうとし、ゴールキーパーによってコースを変えられたボールをルイス・キニョネスが押し込み先制。その後は肉体的な消耗によって、奥深い攻撃もなく終始した。後半24分カウンターによる攻撃を見せたPUMASは,左サイドを任されたソーサがゴールキーパーの左を交差するシュートで追加点を挙げた。
2-0となり、キニョネスはここでお役御免に。このままゲームを終えるために、中盤に投入されたのはイベール・ルイス。エレラが相手キーパーの前に2回のチャンスを決めることが出来なかったので、PUMASはそれ以上得点を挙げられぬまま試合は終了。PUMASの主将は、フランシスコ・メサの今期新加入チームとしてリベルタドーレス杯デビューするためにフルタイム前にピッチを去った。