Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

CONCACAFチャンピオンズリーグ 第2節 UNAM 2-0 Honduras Progreso

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チームに安心感を与える勝利

 

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PUMASが参加するCONCACAFチャンピオンズリーグは、4年間の時を経てオリンピック・スタジアムへ戻った。ホンジュラス・プログレソは下部組織出身選手中心の若手チームにとって脅威ともなり得たが、彼らはホームゲームをいつものようにプレーをし、可能であれば勝利するだけだった。攻撃陣のミスがたくさん見られたが、エドワルド・エレラとサウル・ベルホンが得点者となり、フランシスコ・パレンシア率いるチームに対してCONCACAFチャンピオンズリーグ、そして週末に行なわれる予定の難しいリーグ戦である対モンテレイ戦において穏やかさを与えた。

 

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試合開始30分前には、監督が好きなバンドであるU2のビューティフル・デイをスタジアムで流した。詰めかけた観衆は僅かだったが、ピッチにウォーミングアップをするためだけに出てきた選手たちに拍手を送った。

試合開始直後からPUMASがベストパフォーマンスをするのに時間は掛からなかった。前半9分、ケヴィン・エスカミージャが放ったフリーキックは惜しくもゴールバー直撃であった。

 

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そのさらに後、アルフォンソ・ニエトが放ったシュートを相手キーパー:パストール・マルティネスが防いだ。ホンジュラス・プログレソは厳しい当たりにも関わらず、ボールウォッチャーにならないように我慢して守っていた。効果的な攻撃が生まれず、キーパー:アルフレッド・サルディヴァルは特に仕事らしい仕事もないまま、ただ守備の距離だけは保ったまま試合は進んだ。PUMASは、相手のカウンターに対して注意のみしていた。ホンジュラス・プログレソが相手の得点を防ぐために9人で守っていたからだ。

 

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PUMASは、特に右サイドのオマール・イスラスとフィデル・マルティネスらが中央でセンタリングを待つエドワルド・エレラとサウル・ベルホンらへボール繋ごうとサイドから攻撃を仕掛けた。前半35分、サウル・ベルホンが先制点を奪おうと試みたが、真ん中で待っている選手たちに合わなかった。パレンシア監督は大きなジェスチャーで選手たちに指示をしていたが、時計の針は前半終了へ向けて進み続けた。

 

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前半終了間際の数分、PUMASは中盤から良いコンビネーションを見せたものの、奥深さやセンタリングは巧妙さが欠けていた。オリンピックスタジアムに強く降り始めた雨は、集まった観衆にとって最高の木曜日になるような期待を削ぐかのようだった。ホセ・ケリーズ主審によるタイムアップの笛は選手たちをロッカールームへ誘うものであり、観衆にとっては漸く改善されたプレーを中断するものであったが、と同時に後半へのパノラマが変わる期待でもあった。

 

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パレンシア監督は、後半のために修正を行なった。オマール・イスラスが犠牲を払っていたポジションにパブロ・バレラを投入し、守備を1枚減らし前半実現できなかった攻撃の枚数を増やした。その狙いはホンジュラス・プログレソが開けたスペースを活かすために、さらにサイドからの攻撃を増やすというものであった。後半5分、ついにエレラとフィデルがついにコンビネーションプレーが生まれた。フィデルはペナルティエリアでフリーとなったが、シュートは惜しくも外れた。

 

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PUMASはやっと先制点を挙げるべく、攻撃が繋がり始めた。ホンジュラス・プログレソは、少しずつリスクを冒すようになった。時間が経過するにつれ、PUMAS攻撃陣は相手の有効な守備に対してアプローチを行ない、ミスに付け込んで国内リーグ戦では出せていなかった結果を出した。

 

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後半20分、正確さを欠いたセンタリングやエラーは無くなった。パブロ・バレラが相手DFのマークを振り切り、ペナルティエリア内にいたエドワルド・エレラを目線を上げた先に見つけた。背番号15番はボールを受けてシュートを放つベストな選択肢がなかったため、オーバーヘッドキックでそれまで挙げられなかった先制点を漸く挙げた。自身不本意ながらも毎年得点数が下がっているFWは、大声で叫んで歓喜を表現した。終了間際にサウル・ベルホンが追加点を挙げ、スコアは2-0となった。CONCACAFチャンピオンズリーグにおけるこの勝利は、PUMASにとっての安らぎの勝ち点3となった。

 

 

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