Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2016年前期 第6節 UNAM 5-3 Monterrey

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PUMASがモンテレイに圧勝して自信を取り戻す

 

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PUMASは最高の攻撃を取り戻し、マティアス・ブリトスとパブロ・バレラ、ヘスス・ガヤルドらの得点によってモンテレイを一蹴し、パコ・パレンシア監督の采配が有効であったことを結果で示した

 

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PUMASは、今トーナメントで最高の瞬間を迎えた。今日の午後、モンテレイに対して大量得点を奪うことで圧倒し目覚めた。マティアス・ブリトスは攻撃陣の責任を果たし、パブロ・バレラ、ヘスス・ガヤルドらと共にアントニオ・モハメド率いるモンテレイを倒した。チームは自信と笑顔を取り戻し、今までにない力強さを発揮した。90分間の間、修正をしながら、前の5節までにないクオリティを示した。

 

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長いトーナメントに加えて、CONCACAFチャンピオンズリーグの対ホンジュラス・プログレソ戦から中2日ということもあって、このモンテレイとの対戦で彼のポジションはフィデル・マルティネスが入り、エレラは控えに回った。パコ・パレンシア監督と首脳陣の決断は、より上質な攻撃を目指した。ピッチでは両チームとも特に急ぐこともなく軽やかに試合に入ったが、相手の意図をほんの少し注意しながら前線へ移動した。

 

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前半13分、ロヘリオ・フネス・モリとドルラン・パボンは彼らの野望を示した。その違いは、力強さだった。その後マティアス・ブリトスは、自身の足による得点が実行できることを明確にする責任を負うことになった。前半16分、ハヴィエル・コルテスのパスを受けたブリトスは、ペナルティエリアに侵入しモンテレイゴールのネットへヘディングを突き刺した。優勢な試合運びによって、ホームチームの歓喜が爆発した。

 

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これですっかり攻撃陣のエンジンが掛かった前半20分、左サイドからフィデル・マルティネスによる正確なロングパスに対して、イラム・ミエルの不注意もあってブリトスへのセンタリングとなり追加点を奪った。オリンピック・スタジアムは、お祭り騒ぎとなった。パレンシア監督はベンチへ戻り、時折ピッチへ向かって何かを叫んだ。エドワルド・エレラの欠場に対する修正はチームの攻撃陣の違った一面を示し、依存し過ぎずかつ遅過ぎないラインとなった。

 

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PUMASにとって、これはもう既に以前のようなボールハンドリングではなかった。支配しつつも、相手に向かっていた。それぞれの猛攻撃は、危険なプレーとなった。そしてそれらはより相手のミスを活かそうという攻撃であった。前半24分、パブロ・バレラは右サイドからペナルティエリアへ侵入し、センタリングをせずに自ら強烈なシュート放ち相手キーパー:アレクサンダー・ドミンゲスを制した。背番号8番のこのシュートは3-0というスコアになったことを示し、『お前は俺のことが見えない』という昔から彼がしているゴールパフォーマンスを披露した。

 

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まだ前半31分にも関わらず、再びブリトスが追加点を挙げた。すでに、4-0だった。今度もヘディングで決めた。ヘスス・ガジャルドはその前のプレーと同じくフィデル・マルティネスと共にコンビネーションプレーから相手守備陣のバランスが悪かった右サイドを抜け出し、相手を交わしてブリトスにより近い場所でボールを供給した。チームは未知の一面を示すこととなったが、素晴らしかった。

 

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少なくとも期待はしていなかったが、最も重要なミスを犯していた。モンテレイは、ホセ・バサンタによるセットプレーからセサル・モンテスによるゴールで4-1とした。まだ試合は終わっておらず、両チームにとっての望みはそれぞれ残っていた。こうして前半は終わり、大量得点による満足感がスタンドに漂っていた。後半のショーは約束されたようなものだった…モンテレイの逆転か?それともPUMASの更なる得点劇か?

 

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後半に入ってモンテレイは修正し、相手チームに対して陣容を引き締めた。モハメド監督は右サイドにパブロ・バレラと以前に対戦した経験があり、その脅威を止めるべくワルテル・アジョヴィを起用した。対するPUMASは前半同様のイレブンをピッチへ送り込んだ。後半9分、ウルグアイ代表MF:カルロス・サンチェスは、前線への距離をカットしアレハンドロ・パラシオスの好守を阻む狙いでモンテレイ2人目の交代としてピッチに登場した。

 

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しかし、それらがPUMASの勢いを止めるにまでは至らなかった。後半15分、中盤でボールを奪ったフィデル・マルティネスは、ドリブルで突破し前線で待つヘスス・ガジャルドを見つけた。フィデルからパスを受けたガジャルドはそのままゴールを決め、1部リーグ初得点の喜びを爆発させた。TOPチームで不動のレギュラーとしての彼の最初のトーナメントは容易ではなかったが、1部リーグでの初得点は、ほぼ2年前のデビュー戦と奇しくも同じ相手となった。

 

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PUMASはボールを持っていない場面でも、ソリッドであった。前シーズンのリーグ準優勝チームであるアントニオ・モハメド監督に対して、2016年前期ステージにおいて最高のサッカーを披露した。モンテレイは反撃をしようと試みたが、すでに前半から大量得点差がついた後ではどうしようもなかった。パレンシア監督のイレブンは、自信とゴールを取り戻した。スキームや選手交代は、うまく機能した。モンテレイは苦悶の末3点目をマークしたが、オリンピック・スタジアムにおける、ここ10年でモンテレイのたった1勝のみというPUMASの連勝記録は伸びることとなった。

 

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