Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

ブライアン・ラベージョについて、もっと知ろう

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PUMASは、2016年11月30日(水)に、2017年後期ステージの最初の補強選手を発表した。サントス・ラグナより12カ月のレンタル移籍した、チリ人プレーヤー:ブライアン・ラベージョである。彼の契約は、ソーシャルネットワークでさまざまな意見が飛び交っている。この22歳の青年について、母国新聞記者:クリスティアン・リヴァスとフェリペ・ムニョスとともにもう少し紹介していこう。

 

2015年前期ステージに向けて、チリ人:ブライアン・ラベージョは大きな期待を抱きサントス・ラグナへ合流した。プロデビューがチリのプリメーラ・ディビシオン屈指の強豪であり最も人気のある名門クラブ:CSDコロコロで育成され、スペイン・リーガエスパニョーラのセビージャやスイス・スーパーリーグのFCルツェルンを渡り歩いた、細かいステップで織りなすドルブルからの巧みなゲームメイクとアンダー20でもみせた弾丸FKが売りであり、左サイドでもプレー可能なテクニシャンにクラブはそれまで彼らに欠けていた偉大な責任を10番という背番号を持って寄せた。今、FIFAはアンダー15、17、20そして2012年6月に若干18歳でフル代表に召集されたこの才能ある青年にもっともきわだった興味を寄せている。

 

古巣サントス・ラグナではその溢れる才能を短い期間に発揮出来なかったが、すべてのサッカー選手に共通するようにあるいはこのクラブのシステムが彼に合っていなかったのかもしれない。そして今、新しいクラブでの成功を願って止まない。直近のシーズンで14試合出場(うち13試合がスタメン起用)、2015年チャンピオン決定戦タイトルを獲得。その才能に疑う余地は無い。

 

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◆クリスティアン・リヴァス(メキシコ在住のASメキシコ・TVCスポーツ所属:チリ人新聞記者)

 

PUMASがチリの才能ある青年を獲得したことに否定することは出来ません。若干22歳ですでにチリ1部リーグやセビージャなどのクラブでヨーロッパ大陸トーナメントに勝つ方法を知っていることを考慮すると、優れた経験とキャリアをたくさん持っています。それは、わずか22年の間でかなりのものです。しかし、そこにはいくつかの疑問が生まれます。

 

「なぜそんなにキャリアのある青年が、ヨーロッパからアメリカ大陸へ戻ってくるのか?」


「なぜサントス・ラグナからレンタル移籍して、その経験と才能をクラブで活かさないのか?」

 

まず、これらの質問をベースにして分析を始めたいと思います。

 

「実際に、PUMASは偉大な契約をしたのか?」

 

それは、分かりません。一つの賭けです。

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。15歳で、CSDコロコロにてプロデビュー。16歳でプロ1部リーグデビューし、アンダー15チリ代表選出されてからずっと各世代代表で選ばれ続けています。そのパフォーマンスと才能は、アレクシス・サンチェスやアルトゥーロ・ビダル、クラウディオ・ブラーボ、ガリー・メデルといった選手たちと共にチリの新しいスター誕生を思わせました。すでに欧州でプレーを出来るレベルを持っていたため、育成されたCSDコロコロとは契約更新せず、その才能を発揮する新天地としてセビージャを選択しました。2012年に18歳でアンダルシアにおいて5年契約を結び、それが多くのチリ人には新しい宝石を幻想させ、同時に彼にとっても夢でした。

 

最初のシーズンはセグンダ・ディビシオンで過ごし、翌シーズンにはUEFAヨーロッパリーグを含むTOPチームとセグンダ・ディビシオン。3期目にはデポルティボ・ラ・コルーニャへレンタル移籍し、その後スーパーリーグのFCルツェルン、最後にCDレガネスでヨーロッパにおけるキャリアを終えました。

 

「なぜ出場機会を与えられた才能ある青年が、ヨーロッパで成功することが出来なかったのか?」そのステップにおける彼自身のコーチ、ウナイ・エメリはそれにこう答えました。「ラベージョのような非常に良いボールタッチをする選手をコーチしていたが、彼らは競争力がなかったんだ。4試合起用してみたが、競争しなかった。クオリティを持っていたが、少し優れたライバルと対戦した時に競争しなかったんだ。」

 

ラベージョは、どんなサッカー選手でも望むようなチャンスを手にしていた。しかし、正確にはそれを必要なときに大きな可能性の前に縮みこんでしまう問題があった。チリ代表ホルヘ・サンパオリ監督は、彼を対エジプト、イラクの親善試合に召集した。起用された対エジプト戦では姿を消してしまい、対イラク戦では1アシストを記録し許容範囲の出来だった。しかしサンパオリ監督は、2度と公式戦に彼を使うことは無かった。ファン・アントニオ・ピッツィ現チリ代表監督はメキシコで彼のプレーを見て、チャンスを与えることを考え対ベネズエラ、アルゼンチン戦で彼を召集した。そして、何が起きたでしょうか??対アルゼンチン戦の試合開始から出場し、長い間チリ代表として見たことも無いような酷い出来だった。ラベージョは重症で、鍵となるボールを失い、サポーターやマスコミからは批判され、ファン・アントニオ・ピッツィは彼を再び召集することはありません。


サントス・ラグナでも、かつてセビージャやチリ代表で起きたような状況と同じでした。才能は点滅し、決定的な瞬間で足に魔法がかからない。試合を決めなければならないときに、決めなかった。これらが原因で、ホセ・マヌエル・デラ・トーレ監督がレンタル移籍させることを決めたのです。才能は持っていて、力強さの欠如を改善する余地が残っているので将来的な期待はまだあると思います。サントス・ラグナで、またチリにいた時のようにある時に彼のの個性を示で、彼の才能と相まって、こと、15歳以降、ずっと各世代代表に召集された選手として再爆発することを願っています。だからこそ、彼が与えられたい役割を果たすことができることを期待して止みません。

 

PUMASはダイヤの原石のような選手たちを所有していますが、時折光るシンプルな石のように見えるように磨かれていません。ブライアン・ラベージョが持っていたダイナミックさとパレンシア監督と同じように個性を開発できるかどうかは、監督の手腕にかかっています。もしそれが実現されればただの原石が信じられないほどの宝石となり、PUMASは間違いなく完全移籍をさせるでしょう。もしそうでなければ、このチリ人選手はサントス・ラグナへ戻ることになり、今と同じようなサッカーを続けることになるでしょう。偉大な選手になるという約束があるでしょうし、具体的な体がない偉大な才能を見ての失望は、悲しみとなるでしょう。パレンシアとPUMASにおいて、彼は偉大な補強選手となるかどうか?はオプションでしかありません。時間だけが結果を得られるか?PUMASにとって非常に大きな賭けと言えるでしょう。

 

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◆フェリペ・セバスティアン・ムニョス(メキシコ在住のスカイスポーツ・メキシコ勤務チリ人ナレーター・記者)

 

ブライアン・ラベージョで少し強調されるのは、大きな期待を持ってCSDコロコロでデビューしたということです。彼のサッカーの特徴は、古典的なプレーヤーに固執するタイプで低身長だが熟練した、非常に良いキックを持っています。首脳陣レベルとスポーツレベルで非常に批判される段階にいて、現地マスコミ陣は彼を繰り返しチームの象徴であるマティアス・フェルナンデスの後継として比較しました。

 

歴史の中でキーポイントは、セビージャへ移籍するためにスペインに行った時でした。CSDコロコロは契約合意に達するに失敗した後、彼は無償で手放しました。このことによって、彼の将来に疑問を抱く人ばかりでした。ある人たちは18歳での移籍は年齢的に早すぎる、理想的であったのはチリでもう数年プレーをしてから行くべきだったと意見しました。

 

結論として終わってしまったことはともかく、彼が以前から言われていたようにCSDコロコロでもスペインでも、またメキシコでもチリ代表と同じような重要な形で超越出来ず、また輝けなかったことは事実です。

 

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