それでは、ここで今季のPUMASのプレーヤーを紹介していきます。
まずは、DF(ディフェンス)陣から。
1.アレハンドロ・パラシオス(キーパー)
身長:184cm 体重:70.5kg
1981年3月6日生まれ(35歳)
デビュー:2003年5月17日
タイトル:2004年前・後期、2009年後期、2011年後期
ニックネーム:ピコリン
下部組織出身。デビューしてすぐに前・後期リーグ優勝という、ここ近年のPUMAS黄金時代を継承。それまで不動のレギュラーだった、あのホルヘ・カンポスからその座を引き継いだ。昨シーズンもリーグ戦183試合+リギージャ(プレーオフ)17試合=200試合出場を達成し引き続き安定したセービングを見せていたが、年齢的にもそろそろピークを越えた感がある(本人曰く、今が一番ベストであるとのことだが)。
2.ホセ・カルロス・ヴァンランキン(ディフェンシブハーフ)
身長:179cm 体重:71.3kg
1993年5月14日生まれ(23歳)
デビュー:2012年3月18日
タイトル:なし
下部組織出身。昨シーズンまでポジションをマルセロ・アラトーレ奪われて完全にサブメンバーとしてベンチを温めていたが、2016年ブラジル五輪ではメキシコ代表のキャプテンを務めたくらい同世代ではTOPクラスの実力を持つ。問題は安定して一定レベルの出来を保てるか?に尽きる。今シーズンで8期目を迎え、いよいよプロ選手としての正念場ではないか。
3.ヘラルド・アルコバ(センターバック)
身長:183cm 体重:82.5kg
1984年11月25日生まれ(33歳)
デビュー:2004年 タイトル:なし 国籍:ウルグアイ
20歳でウルグアイ1部リーグデビューして7年プレー(2009年にリーグ優勝を経験)をし、アルゼンチンで1部リーグで2年・エクアドル1部リーグで1年プレーをした後、一昨年からPUMASへ移籍。ウルグアイ代表にも召集されたことがあるセンターバックで、その長身を活かしたセットプレーからのヘディングや、オーバーラップしての攻撃参加による得点も多く、今や主将ダリオ・ヴェロンと守備の中心を支える欠かせない存在になっている。だが昨シーズンは開幕から第12節まで欠場し、最後までチームの足を引っ張った。
4.ダリオ・ヴェロン(センターバック・主将)
身長:180cm 体重:81.3kg
1979年7月26日生まれ(37歳)
デビュー:1999年7月25日
タイトル:2004年前・後期、2003-2004年度チャンピオン決定戦、2009年後期、2011年後期
国籍:パラグアイ生まれ・メキシコ帰化
20歳でパラグアイでデビューして、3年目でリーグ優勝。翌年チリのクラブでもリーグ優勝、さらにその翌年からPUMASへ移籍。2001年にパラグアイ代表にデビューし、2010年にはW杯南米予選でレギュラーとして活躍・本大会にもエントリー。A代表では、主に右サイドバックを務めていた(昨年秋にも、再びW予選で召集された)。ピコリンと共に近年のPUMAS黄金時代を継承し、PUMAS守備陣には不可欠な心臓である。クラブ歴代第2位の412試合出場の記録を持つ、まさに「ミスター・プーマス」であるが、超一流の選手たち相手にスピード負けする場面も最近は増えピコリン同様そろそろピークを越えた感がある。
5.アラン・メンドーサ(ディフェンシブハーフ)
身長:174cm 体重:83kg
1993年9月28日生まれ(23歳)
デビュー:2012年7月25日
2013~2015年PUMAS(1試合1ゴール)、2015~2016年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ、26試合0ゴール)、2016年クルブ・ネカクサ(2部リーグ、16試合0ゴール)、ドラドス・シナロア(5試合2ゴール)
タイトル:2016年メキシコ2部リーグ優勝(クルブ・ネカクサ、ドラドス・シナロア)
下部組織出身。
12.オルランド・ピニェダ(DF)
身長:170cm 体重:71kg
1986年2月15日生まれ(30歳)
デビュー:2008年
2008~2009年PUMAS(26試合3ゴール)、2009~2011年クラブ・レオン(33試合2ゴール)、2011~2012年メリダFC(メキシコ2部・14試合1ゴール)、2012~2013年ベラクルス(6試合1ゴール)、2014年アレブリヘス・デ・オアハカ(メキシコ2部・11試合0ゴール)、2014~2016年サン・ルイスFC(メキシコ2部・44試合3ゴール)
13.アレフレッド・サルディバル(キーパー)
身長:183cm 体重:80.9kg
1990年2月9日生まれ(26歳)
デビュー:2010年8月14日
タイトル:2011年後期
ニックネーム:ポジョ(チキンの意)
下部組織出身。デビューしてすぐに、近年で1番最後のリーグ優勝を経験。ピコリンの陰でその存在が目立つ機会が無かったが、一昨年に彼が怪我で欠場したシーズンに一躍脚光を浴びた。守備陣をもり立てる素晴らしいセービングをする次世代の守護神であり、いよいよ正キーパーの座を奪わなければならない時がやってきた。
15.エリック・ヴェラ
身長:170cm 体重:??kg
1992年3月24日生まれ(24歳)
デビュー:2011年
2011~2014年PUMAS(28試合0ゴール)、2014~2015年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ、38試合0ゴール)、2015~2016年クルブ・ネカクサ(2部リーグ、21試合0ゴール)
タイトル:2016年メキシコ2部リーグ優勝(クルブ・ネカクサ)
下部組織出身。
18.ホセ・アントニオ・ガルシア(DF)
身長:176cm 体重:74.4kg
1992年1月17日生まれ(25歳)
デビュー:2009年8月18日
タイトル:なし
下部組織出身。
21.アレハンドロ・カストロ(DF)
身長:177cm 体重:78.2kg
1987年3月27日生まれ(29歳)
デビュー:2005年11月26日
タイトル:2013年メキシコカップ・2014年北中米カリブ海地域チャンピオンズリーグ(共にクルス・アスル)
一昨年にクルス・アスルから加入したMF。メキシコ代表にも何度か選出されておりクルス・アスルではDFとして活躍していたが、PUMASでは中盤を支えるMFとしてギジェルモ・ヴァスケス監督から起用されており、前線へのロングパスからゴールチャンスを演じる経験豊かな貴重な存在となっている。2008年にメキシコA代表デビューし、2013年ゴールドカップでは対パナマ戦に90分出場。2018年ロシアW杯北中米カリブ海地域予選に、僚友のルイス・フエンテスと共に召集された。最近は再びDFとして起用されることが多いが同じく怪我も多いため、安定感に欠ける感がある。
26.ルイス・キンターナ(センターバック)
身長:178cm 体重:75.4kg
1992年2月3日生まれ(24歳)
デビュー:2012年7月25日
タイトル:なし
下部組織出身。ホセ・カルロス・ヴァンランキン同様メキシコ1部リーグデビューして4年が経過して、今シーズンはチームの主将ダリオ・ヴェロンを越えなければならない時期に差し掛かる。昨年ホームの対ケレタロ戦にて初ゴールをマークしたように、引き続き要所における守備や攻撃参加に期待したい。
30.ベルナベ・マガーニャ(キーパー)
身長:186cm 体重:87kg
1993年8月16日生まれ(22歳)
デビュー:2012年9月19日
タイトル:なし
下部組織出身。