Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2017年後期 第16節 Morelia 4-0 UNAM

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モレリアが、ホームでPUMASに圧勝

 

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モレリアが4-0でPUMASを破り、残留争いの最下位を脱出する

 

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モレリアはPUMASに4-0で圧勝し、試合前にチアパスが引き分けたため残留争いの最下位から脱出した。ペルー人FW:ラウール・ルイディアスによる前半23分PK、後半34分、41分のハットトリックとアンディ・ポロによる後半34分の得点で重要な勝利を挙げ、PUMASがリギージャ(プレーオフ)進出する可能性を断ち切った。

 

この日の勝利によって、モレリアは101試合勝ち点115で残留争いの最下位を脱出。勝ち点114のチアパスをその座へ追いやり、ヴェラクルスにも勝ち点117で再び暗雲が立ち込め、モレリアにとっては少し穏やかな状況となった。総合順位表ではモレリアは勝ち点21で第8位となり、リギージャ(プレーオフ)へ進出する可能性まで出てきた。PUMASは勝ち点18のまま進出不可能となり、リーグ最悪の守備陣へと突き進んでいる。

 

モレリアは残留争いの他チームの結果を試合前に分かっており(ヴェラクルスはモンテレイに勝利、チアパスはサントスとドロー)、大きなプレッシャーが掛かっていた。PUMASに勝利することが必須であったにも関わらず、チアパスのドローはモチベーションアップに繋がった。残留争いの最下位にいることは、自分たち自身の結果によるからである。

 

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エスタディオ・モレロスは入場無料ということもあってまずまずの観客の入りであり、攻撃陣は2人のペルー人プレーヤーが復帰し、ロベルト・ヘルナンデス監督はGKにウルグアイ人:セバスティアン・ソーサを起用しそのポテンシャルに賭けた。一方ファン・フランシスコ・パレンシア監督は、パブロ・ハケスとオマール・イスラスを欠場するダリオ・ヴェロンとニコラス・カスティージョの代わりに起用。さらには、ベンチに今シーズン初めてアルゼンチン人補強選手:フランコ・ファリアを待機させた。

 

PUMASの期待は勝利を挙げてリギージャ(プレーオフ)進出を夢見ることであり、反対に敗北はまだ契約は1年残っているもののパレンシア政権継続の危機であった。前半モレリアが攻撃する場面はほんの少しであったが、GK:アルフレッド・サルディヴァルのペナルティーエリア内におけるボールハンドリングミスでアルド・ロチャに奪われたところを明らかなファールでペナルティキックを献上し、ラウール・ルイディアスに決められた。

 

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その後モレリアはピッチ上でライバルよりも俄然攻撃的になり、PUMASにとっては闘志も見せず存在感自体が消え、未だ最終節が残っているものの手がつけられない複雑な大量得点劇となった。後半3対2となった右サイドから、アンディ・ポロがアルフレッド・サルディヴァルを制して追加点を挙げた。その後、ガストン・レスカノが惜しくもゴールバーを掠めるシュートを放ったシーンもあった。

 

PUMASもマティアス・ブリトスによるセバスティアン・ソーサを脅かすシュートを放ったものの、その後ラウール・ルイディアスがさらに2得点を決めあわよくばリーグ得点王の座も狙える累計8得点という偉大な夜となった。ロドルフォ・ビルチスによるループパスを胸トラップで落として、GKアルフレッド・サルディヴァルを制するシュートとその前の得点(サルディヴァルがリバウンドを弾いたボールを押し込んだ)で自らのハットトリックによって4-0という圧勝劇を演出した。

 

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このようにモレリアは息を吹き返し、2017年後期ステージ第17節に敵地でモンテレイと対戦しどのチームの結果如何にかかわらず勝利を目指す。反対にそうでない場合には、チアパスが同じく敵地のハリスコでアトラスとの試合結果を待つこととなる。ヴェラクルスは得失点差でチアパスより上回っており1部リーグ残留の可能性が高いが、数字的にはまだ予断を許さない状況で敵地で対リーグ首位:ティファナ戦が待っている。

 

この試合の主審モレリアにおいていい仕事をしたオスカル・マシアスで、エマヌエル・レシュボルとセバスティアン・ソーサ(共にモレリア)とアルフレッド・サルディヴァルとパブロ・ハケス(PUMAS)にそれぞれイエローカードを掲示した。

 

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スタメン:

モレリア:セバスティアン・ソーサ、エンリケ・ペレス、ガブリエル・アチリエル、エマヌエル・レシュボル、カルロス・ロドリゲス、アルド・ロチャ、ロドリゴ・ミジャル、ガストン・レスカノ(後半17分、ディエゴ・バルデス)、ジェフェルソン・クエロ、アンディ・ポロ(後半32分、ロドルフォ・ビルチス)、ラウール・ルイディアス(後半43分、ホルヘ・サラテ)、監督:ロベルト・エルナンデス

 

PUMAS:アルフレッド・サルディヴァル、ホセカルロス・ヴァンランキン、ヘラルド・アルコバ、パブロ・ハケス、アラン・メンドーサ(後半38分、サンティアゴ・パラシオス)、アブラハム・ゴンザレス、ハヴィエル・コルテス、ブライアン・ラベージョ、オマール・イスラス、ヘスス・ガジャルド、マティアス・ブリトス、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア