CFパチューカは、ベストな形で試合をスタートしました。エリック・アギーレと最高の補強選手︰本田圭佑の両サイドから、チャンスを狙いました。先制点は35分、左サイドの本田圭佑によるコーナーキックからニアサイドのビクトル・グスマンがヘッドで流したボールをファーサイドにいたフランコ・ハラが押し込みました。
ホームチームのスピードはPUMASへ確実にダメージを与え、前線のマウロ・フォルミカやニコラス・カスティージョへボールを繋ぐことが出来ませんでした。対するパチューカはカウンターアタックから右サイドのビクトル・グスマンが放ったシュートのこぼれ球を最後は本田圭佑が押し込み、追加点を挙げました。
しかしそのリードはパチューカを油断させることになり、ディフェンスラインにミスを犯させ、ニコラス・カスティージョにチャンスを献上しました。前半終了間際、オマル・ゴンザレスから奪ったボールをミドルシュート。キーパー︰アルフォンソ・ブランコの手前でリバウンドし追い上げる狼煙となったからです。
ハーフタイムはPUMASにとっていい気持ちの切り替えをさせました。後半開始からアラン・アコスタに代わって途中出場したマティアス・アルスティサが、ボールを支配しニコラス・カスティージョへの供給源となったのでした。後半8分、キーパー︰アルフォンソ・ブランコの拙いフリーキックに対する処理が同点ゴールに繋がりました。リバウンドを難なくヘスス・ガジャルドが押し込んだのです。
パチューカも何とか逆転を試みましたが、新たに鍵となったエラーがを犯してしまいました。無防備となったピッチの中央でエリック・グティエレスがボールを相手に渡してしまい、マティアス・アルスティサのヒールパスから最後はニコラス・カスティージョが逆転ゴールを決め、チームのシーズン最初の勝ち点3を挙げたのでありました。