さて、再びリーグ戦に戻ります。第12節はアウェイで対クルスアスル戦でした。このスタジアムは、老朽化に伴い今シーズンを最後に打ち壊し予定。次シーズンからは新スタジアムが完成するまで、アステカ・スタジアムをホームとするそうです。ちなみに自分が初めてメキシコサッカー1部リーグを見に行ったのがこのスタジアムで、当時元メキシコ代表監督のミゲル・エレーラや元モンテレイFC会長のルイス・ミゲル・サルヴァドールを擁して2度目のリーグ優勝を飾ったアトランテFCと共有していましたが、2007年にクルスアスルの専用スタジアムとなりました。
試合はPUMASが開始直後からボールを支配しましたが、10分にアレハンドロ・アリバスが左腕の負傷退場を余儀なくされてから、徐々に流れが変わり始めました。途中ニコラス・カスティージョが何度かミドルシュートを放ちましたが、得点には至りませんでした。後半8分、ついに試合の均衡は破れました。ヘラルド・フロレスがエリア内でニコラス・カスティージョの背中をブッシングしてしまい、ペナルティーキックに。これをカスティージョ本人が決め、先制。
その後クルスアスルは反撃に転じるもラストパスのクリエイティビティーに欠け、PUMASはスペースを埋めカウンターアタックを狙っており、ヘスス・ガジャルドのシュートも相手キーパー︰ホセ・デ・ヘスス・コロナに止められてしまいました。そして試合終了直前のロスタイムにエンソ・パブロ・ロコのヘディングが決まり、試合はドローで決着が付いたのでした。