以前に
今回は本気で永住を目指し過程を築いて確固たる生活基盤を安定させようと考えているので、かつてのように全節スタジアムを訪れて応援をしようとは思っておりません
も書いた通り、まず今シーズンは全17節スタジアムで観戦するといった3年前のようなスタンスではありません。
個人的には今週末のホーム開幕戦であるクルブ・ネカクサ戦、そして来月アウェイで行われる対クラブ・アメリカ戦・・・今シーズンはアウェイのアステカ・スタジアムで行なわれるため、徒歩5分程度にある故郷へ帰郷するついでといった感じです
と思っておりました。まず第1節アウェイでのヴェラクルス戦(0-2)そしてカップ戦、同じくアウェイでのTMFC戦(1-2)に勝利したように、シーズンが開幕して上々の滑り出しを見せたこともあり、過去にもそういったシーズンはいくつもありましたが、今シーズン果たしてどこまで行けるのか?というものを見定めたくなりました。
逆に第3節(8月3日)の対CFアトラス戦や、それまで滞在しているか?は不明ですが、第12節(10月6日)の対CDグアダラハラ戦はそれぞれアウェイゲームのため、新シーズンを迎えてチームの状態が良ければ見に行こうかな?と思います
結論として、とりあえず
第2節ホームでのクルブ・ネカクサ戦
第3節アウェイでのCFアトラス戦
第4節ホームでのCFパチューカ戦
第7節アウェイでのクラブ・アメリカ戦
の計4試合を、現地観戦することにしました。
ということで、まずはホーム開幕戦を見てきました。
開幕戦をホームとはいえクラブ・アメリカを迎え撃って、2-1と勝利。おまけにメキシコスーパーカップでもCFモンテレイに0-1で勝利しているように、1部リーグ昇格してからますます強くなっている感が強いです
と書いた通り、一筋縄ではいかない試合だろうなと思ってはいましたが、壮絶な打ち合いとなりました。
◆まず念頭に置いておきたいのが『シーズン開幕して、2試合目』
・未だ各チームともに相手の陣容や試合運びなどを入念にチェック出来ていない
・新補強選手たち自身、チームメイトらとのコンビネーションなど完璧ではない
・そして、怪我などで合流が遅れている選手たちもいる
というような点が挙げられます。
クルブ・ネカクサはCFアトラスの下部組織出身で昨年のゴールドカップでメキシコA代表入りしたマルティン・バラガン、若干17歳でトップチームデビューも果たし、チリにおいて最も将来を嘱望される選手のひとりであるビクトル・ダビラ、同じくチリ代表でかつてはセリエAのフィオレンティーナやACミランに所属していたマティアス・フェルナンデス、アルゼンチン1部リーグのラシン・クラブからフランス1部リーグのFCメスへ移籍したこともあるブライアン・フェルナンデスなど重厚な攻撃陣を持ち、以前からチームの補強には定評があります。
◆個人的な印象や覚え書きとしては、
・本来スタメンであるべきの主将︰マルセロ・ディアスとセンターフォワード︰マティアス・アルスティサが、後半より出場
・替えの効かない両センターバックの一人である、ルイス・キンターナが試合途中で負傷交代⇒1日の練習で紅白戦に出場せず、個別トレーニング
・新補強選手の7人の中でも最も年俸の高い(推定︰約5億1千万円)のファン・マヌエル・イトゥルベが出場予定は、早くて次節・遅くても第6節から=怪我のため
・下部組織出身の両サイドバック、アラン・モソとアラン・メンドーサが得点、特に前者の決勝点は、2得点を決めたカルロス・ゴンザレスとともに当該節のリーグベストイレブンに選出
・クルブ・ネカクサの攻撃陣は、自身のシュートを外した際にみんなピッチを叩いて悔しがっていた
などでしょうか。特にクルブ・ネカクサは今季カップ戦でも同じグループのため、来週以降ホーム・アンド・アウェーで対戦予定です。前期に決勝リーグにおいてホームで先制し、相手が10人となったにもかかわらず逆転負けを喫した相手だけに、今後も良いライバルチームとなりそうです。
上記の上から順に3つは、試合後の記者会見でダヴィッド・パティーニョ監督が「ウチの今季の陣容は、選手層が厚い」と言っていたように、それほど心配する必要はないかも知れません。ただ毎シーズンごとの傾向として開幕ダッシュに成功はするものの、後半必ずリギージャ(プレーオフ)進出出来る、出来ないという論議が湧き出るほど失速するので、何とか改善してもらいたいところでしょうか。
優勝争いをする鍵となるのはディフェンダー陣ですが、チームの肝となる両サイドバックが活きが良い若手で未だ伸びしろがありそうな点は、頼もしい限りです。今後もっとメキシコ1部リーグで揉まれて、さらなる進化を遂げてほしいところです。