Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第8節 レビュー

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試合前に

ここで改めて、今シーズンのチームの底力を確認出来る1戦になると思います

と書いた通りの試合内容となりました。

 

今回陣取ったのは、前半クラブ・レオンが攻める(後半はPUMASが攻める)ゴールエリア裏のいわゆるアウェイチームのサポーター席で、今回は知り合いのサポーター仲間がメキシコシティから遠征して来なかったので、一人で入場したところ警備員から「危ないから、ファミリー席で見るように。」と言われたので、ピッチレベルに近くしかもあまり人がいない、試合を観察しやすい位置でした。

 

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さらに視線の先には、今シーズン渦中の人とも言えるセンターバック︰パブロ・ハケスの後ろというポジションでした。この瞬間に自分は今シーズン、この若手ユース出身選手をずっと追いかけて見ようと決めました。

 

 

というのも、前節の首都ダービーで痛恨のボーンヘッドを犯してしまい、最後まで踏ん張っていた僚友のルイス・キンターナなどは明らかに憤懣をぶちまけていたからです。

 

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しかしながら、この試合では逆に先制点を奪われた際のルイス・モンテスへのマークの受け渡しを怠ったのが、ルイス・キンターナでした。

 

 

いつ誰がミスを犯しても不思議がない現状で、逆にそのミスをどうやって帳消しにするようなプレーを出来るか?というのがこのチームのポイントなんだと思います。
 

 

JUNTOS somos más que un equipo. Vamoooos !!! @pumasmxoficial

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それはケヴィン・エスカミージャのインスタグラムによる書き込みにもあるように、『一緒に。僕らはチーム以上の存在だ。行こうぜ!』というのが、今のチームそのものなんだと思います。

 

それではここで、彼がメキシコ1部リーグデビューした節の翌週に行われた記者会見の記事を再掲載してみます。

  Getty Imagesによる現在の姿と明らかに違うのが、一目瞭然です。

Jaquez Stock Photos and Pictures | Getty Images

Jaquez Stock Photos and Pictures | Getty Images

2018/09/04 06:15

 

 彼がメキシコ1部リーグデビューしたのは、リーグ戦が2017年後期ステージ第2節の1月15日(カップ戦は、2014年9月16日)でした。それからおよそ1年半が経過している訳ですが、身長こそほとんど伸びていないように見えるものの顔つきなどは精悍さが増しているのが分かると思います。自分にとっては以前のイメージが強く残っていたので、改めて見た目はもちろんそのプレーぶりも全然変わっているのを再確認した次第です。

 

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さてこの試合クラブ・レオンは4-2-3-1のフォーメーションで、1TOPにチーム史上の得点王でもあるマウロ・ボセリを据えていました。対するPUMASは4-4-1-1の布陣で、両センターバックにルイス・キンターナとパブロ・ハケス。この2人が、もう1人の攻撃陣キーマンであるルイス・モンテスとをマンマークしておりました。当然ながら両サイドMFから、マウロへのセンタリングが集中する攻撃パターンとなりました。しかし、これを幾度となく冷静に対処。

しかも、PUMASの先制点の起点となるロングパスをカルロス・ゴンザレスに供給してました。

 



これを見ても分かるように、パブロ・ハケスは以前とは全く変わった姿でプレーをしており、メキシコ1部リーグのスピードにも試合毎に慣れてきています。逆に言えば、今シーズンにおけるPUMASの成績は彼の攻守に渡る活躍次第ということなのです。