ロボスBAUPが首都の大学都市グラウンドを訪れ、PUMASによる4-2の大量得点で転げ落ちる
首都の大学都市グラウンドをアウェイで訪れ、PUMASはロボス守備陣のミスに乗じて4-2の大量得点で勝利を掴み、引き続きロボスBAUPのスランプは終わらず降格争いへと沈む
試合は開始からPUMASペースへと傾き、前半7分ペナルティエリアの真ん中でホセ・エスキベルが逸したボールを逃さずに放ったアラン・メンドーサのシュートで先制しました。
その後もヴィクトル・マルコラとフェリペ・モラによる強烈なシュートなどでPUMASによる絶え間ない攻撃に苦しむことになり、ロボスは非常に厳しい時間帯にさらされました。これに対して、ファン・フランシスコ・パレンシア監督は37分にホセ・エスキベルから若手サイドバックのマウロ・ライネスへと早々とスイッチして対抗しました。
後半12分、ホンジュラスの天才という呼び名もあるミチャエル・チリノスがペナルティエリア右サイドから受けたボールをそのままドリブル突破し、両サイドバックとゴールキーパーまで交わして同点としました。21分、またもやロボスのフェリクス・クリサントによるクリアミスをファン・イトゥルベによる左足のミドルシュート一閃。拙い飛び出しをしてしまったキーパー︰アントニオ・ロドリゲスが守るゴールマウス左上隅へ豪快に決まって再び逆転しました。
その直後、相手エリアの右サイドでボールを得意のヘディングで落としたカルロス・ゴンザレスがトラップしている横を走り込んだパブロ・バレーラへスルーパスで繋ぎ、そのままスピードに乗って相手ディフェンダーを交わして、シュート。得点差を広げました。
その5分後にはゴールエリア右でボールを持ったブライアン・ラベージョに引き付けられた両センターバックが必死にボールを奪おうとしている隙に、逆サイドにいたレオナルド・ラモスにこぼれたボールを押し込まれ、再び1点差と迫られました。
何とか同点に追いつこうとしたロボスでしたが、逆に自陣ゴール前で大きなスペースを開けてしまいました。後半38分、ゴールエリア右サイドのコーナーまで流れたカルロス・ゴンザレスが上げたセンタリングを、後半途中にフェリペ・モラと交代出場したマティアス・アルスティサがヘディングで合わせて、最終的にPUMASが4-2と勝利しました。
試合終了後の記者会見インタビューで、ダヴィッド・パティーニョ監督は次のように述べました。
「指揮を執るようになって、2シーズン目。良い時も悪い時もあった。今日言えることは、我々は順位表の上位を争っているということだ。チームは非常に良い選手たちの集団で、メリットは全てによってもたらされ、重要なことはそれぞれのスタイルが違っていることだ。なぜならば、それがチームを強くしてくれる。」
「ロボスBAUPは自分たちの良さを結果に反映していないチームなので、この試合の難しさは分かっていた。悪い時間帯もあったが、何とかそこから抜け出す事ができた。(第12節にアウェイで訪れる)CDグアダラハラのホームゲームで長い時期勝利していないことは、分かっている。良い準備をして、勝ちに行きたいと思っている。」
「後半の入りは悪かったが選手たちの信念のおかげで、チームはそこから抜け出す事ができた。選手たちの力強さと交代出場した選手たちの活躍で、この試合を勝つことができたと考えている。」
「(試合前に掲げられた、暴力は止めろという横断幕について)私はあらゆるタイプの暴力を非難する。メキシコ自治大学が、学生の正当な要求(暴力事件について)を満たすために必要なことを行なっていると認識している。」
「我々に欠けているのは、もっと一定のレベルでプレーをすることだ。全員がチームであることを分かっていて、それぞれが責任を負うんだ。リーグ優勝とメキシコ杯優勝をしたい。そして、その喜びをサポーターたちと分かち合いたいね。」