モナルカス・モレリア対PUMAS戦は、暴風雨で途中で中断
試合は後半39分、両チーム無得点で中断
PUMASは試合を決め切ることに苦しんでいる。得点が入っても入れられても、PUMASは自分自身の支配力によってフィニッシュすることが出来ない。それは、昨日のエスタディオ・モレロスでも例外ではなかった。
悪天候は、彼らにとって悪いプレーを強いらせた。PUMASがモナルカスを支配したとき、強力な激しい嵐が主審であったロベルト・ガルシア・オロスコに試合を止めさせた。後半39分、スコアはそのままだった。メキシコリーグの規則第62条では、残り7分前後で中断された場合、スコアはそのままになり、再開しないことを示している。全てが、ドローのまま終わることを意味していた。
試合前の天気予報では、両チームにとって何もプレゼントはなかった。試合は、中盤においてPUMASとモナルカスの争いとなった。PUMASのカウンターにおけるスピードは、前半21分モナルカス・ゴールを脅かした。ホルヘ・バルデスは、フェリペ・モラを止めるためにイエローカードを受けた。その2分後には、アラン・モソがモナルカスのゴールエリアを襲った。エリア内で放ったシュートは、ホルヘ・バルデスにブロックされた。
前半26分、モレリアにとって2枚目のイエローカードが出されたのは、ガブリエル・アチリエルがファン・イトゥルベを止めるためにファールを犯したときであった。PUMASのパラグアイ選手は前半の殆どを活発にプレーをし、40分には自身が警告を受けた。
一番危険であった場面は、前半32分モレリアのゴールエリアで起きた。ヴィクトル・マルコラが左サイドから素晴らしい形で侵入し、フェリペ・モラへのセンタリングを上げヘディングシュートを放ったのだ。ボールはドラマチックに転がり、相手ゴールキーパー︰セバスティアン・ソサが弾いたのだ。サポーターとベンチが、嘆いた瞬間であった。
だがモナルカス・モレリアは、それで決して諦めなかった。前半39分、反撃したのだ。左サイドからゴール前へのセンタリングを折り返したボールをカルロス・フェレイラが押し込もうとしたが、主審のロベルト・ガルシア・オロスコはPUMASゴールキーパー︰アルフレッド・サルディヴァルへのプッシングを取った。こうして前半は両チーム無得点のまま、後半を迎えた。
そして後半、モナルカス・モレリアが最初のチャンスを迎えた。ロドルフォ・ビルチスのエリア外から放ったシュートは、アルフレッド・サルディヴァルが上手く弾いてゴールポストへ逃れた。リバウンドのボールは観客席の誰もが腰を浮かしたが、ビルチスが再び放ったシュートはまたもやサルディヴァルが足で止めたのであった。
後半17分、アラン・モソが両チームのイエローカードの枚数をイーブンにした。ディエゴ・バルデスを止めようとして、足を蹴ってしまったのだ。ゴールのチャンスは少なくなった後半31分、モレリアの良いカウンターがPUMASの自陣まで至った。しかしまたもやサルディヴァルが防ぎ、彼はこの試合のヒーローとなった。
劇的な幕引きが待っていそうな展開であったが、天候がそれを奪ってしまった。選手たちはベンチへ戻り、興奮はそこで終わってしまった。PUMASは、首位に立てるというチャンスを逸した。84分という時間内に、それを出来るところであったが、活かすことが出来なかったのだ。モナルカス・モレリアは、こうして5試合連続で未勝利となった。
※マルティン・ロドリゲスの不在の理由は、家族に起きた不幸であった。選手はチームともに遠征をしたが、そのままメキシコシティに戻った。