Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第12節 Guadalajara 1-2 UNAM

f:id:ClaudioSuarez:20181009063651j:plain 

PUMASが今度はリーグ戦で、CDグアダラハラを倒す

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009023517j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009023526j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009023602j:plain

 

PUMASが、2-1でCDグアダラハラを制す

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009032925j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009024919j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009023815j:plain

 

それまで36年間の間ハリスコ州で勝てなかったPUMASが、2週間でCDグアダラハラを2度も勝利した。現トーナメント中、ホームゲーム成績が最悪のCDグアダラハラはショックを受け、自力によるリギージャ(プレーオフ)進出の可能性が消えた。CDグアダラハラはホームゲームの勝ち点を全ての対戦相手にプレゼントしており、きっちりこの負の連鎖を止めなければならないが、それはホセ・カルドーソ監督にとって不可能な任務となっている。CDグアダラハラは勝つことを忘れてしまい、今回の敗戦はリギージャ(プレーオフ)進出がますます遠くなり、数学的な奇跡を待つしかなくなってしまった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009025117j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025051j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025033j:plain

 

CDグアダラハラは前半、とても早い時間帯に先制点を挙げた。ホセ・ゴディネスがアレハンドロ・アリバスとぶつかりボールを失い、そのルーズボールを奪ったアラン・プリードが ワルテル・ガエル・サンドバルとのワンツーパスでPUMASディフェンダーの拙い守備をかいくぐり、イサック・ブリスエラが放ったシュートは見事にゴールのファーポスト側へ突き刺さった。この先制点によって、CDグアダラハラが試合の主導権を握った。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009025427j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025456j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025401j:plain

 

アラン・プリードはボールを奪ってPUMASディフェンダー2人を置き去りにし、アレハンドロ・アリバスの守るペナルティエリアで倒されたが、主審のオスカル・マシアスはファールはエリアの外であったと宣告し、ペナルティキックを課さなかった。その後ボールを奪ったエドウィン・エルナンデスが左足で思い切りシュートを放ったが、惜しくもゴールポスト左隅をかすめた。CDグアダラハラは追加点を挙げられず、主導権を握っていたもののPUMASが最初のチャンスで同点に追いついた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009025535j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025712j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009025603j:plain

 

アラン・モソが左サイドを駆け上がり、簡単にエドウィン・エルナンデスを振り切って、センタリングを挙げたが、エドガルド・マリンがこれをカット出来ず、ホセ・カルロス・ヴァンランキンがマークに付いていたマルティン・ロドリゲスが同点弾を決めた。PUMASはたった1度のチャンスで同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009030200j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009064200j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030036j:plain

 

イサック・ブリスエラの先制点の後、CDグアダラハラの攻撃はアラン・プリードが中心で、ヴィクトル・マルコラのマークを振り切り力強いシュートを放ったが、アルフレッド・サルディヴァルの好守に阻まれ、アラン・セルバンテスの前に転がったリバウンドを再びシュートしたが、ゴールポスト脇をすり抜けてPUMASはピンチを逃れた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009025953j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030111j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009064232j:plain

 

CDグアダラハラは再び試合の主導権を完全に握り、フェルナンド・ベルトランがボールを奪ってPUMAS守備陣を分断し、アラン・プリードとイサック・ブリスエラが鋭くゴールに迫った。CDグアダラハラの攻撃は得点にこそ結びつかなかったものの、ここまでは上手く機能していた。同点弾はPUMASにとって素晴らしい形であったが、CDグアダラハラが攻めあぐねて、前半は終了した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009030334j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030416j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030503j:plain

 

後半の入りはとても重々しく、ボールを支配していたCDグアダラハラは少しのチャンスしか作れず、その捌き方を分からずにプレーをしていた。まだ試合はとても残り時間があったにもかかわらず、お互いのチームが同点になっていることで満足していた。後半15分経ってもその構図は変わらなかったが、CDグアダラハラにとってはあまり良い状況とは言えなかった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009030547j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009033020j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030624j:plain

 

しかしCDグアダラハラが一瞬の油断をした隙に、マルティン・ロドリゲスがホセ・カルロス・ヴァンランキンがマークに付いて複雑な状況であったペナルティエリア中央にいたフェリペ・モラへセンタリング。これを鋭いヘディングシュートで決め、素晴らしい逆転弾となった。試合は止まっていたかのように思えたが、PUMASが僅かなチャンスでこれをものにした。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009063759j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030848j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030902j:plain

 

CDグアダラハラのホセ・カルドーソ監督は攻撃陣に対して、まずはホセ・ゴディネスに代えてアンヘル・サルディヴァルを、続いてワルテル・サンドバルに代えてアレハンドロ・センデハスとカードを切ったが、たった1度のチャンスしか巡って来ず弱々しいシュートを放っただけであった。PUMASがピッチの上で躍動し、CDグアダラハラはアイデア不足であった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009064447j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009030803j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009033036j:plain

 

試合はそのままCDグアダラハラがPUMASに対して危険な場面を作れず、ほんの僅かな機転しかきかずに後半は重くのしかかった。アレハンドロ・センデハスはCDグアダラハラに在籍する実力レベルが無いことを示すためにピッチに入り、イサック・ブリスエラは溺れ、アラン・プリードは力強さを失った。得点を決められず、攻撃のアイデアもなく、上手くマークしたPUMASはダヴィッド・カブレラとパブロ・ハケスを交代で途中出場させた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181009030827j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181009063849j:plain

 

CDグアダラハラはメキシコ・ダービーで貴重なドローを得た後、ダヴィッド・パティーニョ監督率いるPUMAS相手にホームで敗れ、自力によるリギージャ(プレーオフ)進出の可能性が消えた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20181010092844j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20181020002112j:plain