Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第15節 UNAM 1-2 Cruz Azul

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クルス・アスルがPUMASを制し、メキシコサッカー1部リーグの首位に立つ

 

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エドガル・メンデスとアンドレス・レンテリアによる得点で、クルス・アスルがオリンピック・スタジアムでPUMASに勝利

 

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PUMASは、本当に分からない。ある週には上位まで食い込み、リギージャ(プレーオフ)進出圏内の首位までライバルと争うか?という座を約束したかと思えば、大した抵抗もせずにホームゲームで敗れ、最悪の状況を想定されるシチュエーションにまで陥ってしまう。対クルス・アスル戦のPUMASは多かれ少なかれ、1-2というスコアでどのようにして相手と対峙し克服して良いのか?が分からなかった。その不安定さは、相変わらずであった。

 

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試合は、前後半でまるっきり違う内容のものであった。PUMASはホームアドバンテージを利用し、クルス・アスルはまるでそこがホームのアステカ・スタジアムのピッチであるかのように相手に圧力をかけ、それぞれのプレイヤーを展開させた。両チームの監督は心配をしながら、自分たちのエリアを歩き回っていた。スタジアムの雰囲気は偉大なる両チームの対決をじっと見守り、両エリアのサポーター共にギッシリであった。ダービーなのか?それとも単なる1つの試合なのか?この対決は何かを守るために模倣するのではなく、反対にショーを見せるものであった。

 

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前半12分、カルロス・ゴンザレスが躓きながらもゴール前で1対1となるも、シュートを打とうとした時にはすでにその態勢を崩してしまい、それでもなおボールは方向を変えずに転がったが、ゴールキーパー:ホセ・デ・ヘスス・コロナはすでに止めるために必要な動きをしていた。これがこの試合、PUMASの最も得点に近い瞬間であった。

 

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ほとんどその直後の15分、攻撃と守備において特別なコンビネーションで機能し素晴らしいシーズンを送っているアドリアン・アルドレテが左サイドから襲い掛かり、PUMAS守備陣を混乱に陥れた。ゴールラインに辿り着く前に、まるで手でスローイングしたかのような正確なセンタリングを敵陣ゴールエリアにいたエドガル・メンデスへ渡り、力強くボールをアルフレッド・サルディヴァルが守るゴールに突き刺し、先制した。

 

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前半も終了しようとしていた頃、攻撃のオプションがキックオフ直後から減り、守備の決定的なミスも無くなり、逆に体のぶつかり合いが増え、中盤におけるせめぎ合いの激しさが一層増していた。PUMASサイドはダヴィッド・パティ―ニョ監督が攻撃のバリエーションを増やすために、アラン・メンドーサに代えてマティアス・アルスティサを投入。イメージとしてそういった趣があったが、少しずつそういう方向へ機能したようであった。クルス・アスルは、後半に入ってから交代が機能した。

 

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後半はそれまでの不利な状況で再び気持ちを切り替える刺激が必要であったPUMASが、自然な勢いを持ってスタートした。後半15分までに少なくとも3度の攻撃における明確なチャンスを掴んだが、カルロス・ゴンザレスもマティアス・アルスティサもいかにしてそれらを決めきることが出来なかった。一方クルス・アスルは、エリアス・エルナンデスを中心にして両サイドを大きく使ってスペースを利用しながらプレーをしていた。

 

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ピッチにおけるインテンシブと同じくらい気温が低下していた。PUMASはクルス・アスルに対して繰り返し同点に追いつこうとし、クルス・アスルは全てにおいて落ち着かせようとしたがっていた。試合が膠着して終了間際に近づこうとしていた頃、ペドロ・カイシーニャ監督はピッチにアンドレス・レンテリアを投入し、自信を取り戻させ時間を稼ごうとした。

 

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しかしながら交代出場を好まず、常にピッチの上を好むこのストライカーにとって、結果を出すにはたった数秒が充分な時間であった。後半34分、ホセ・マドゥエーニャからアシストを背後から受け、アルフレッド・サルディヴァルを交わすシュートで追加点を挙げた。この得点はPUMASがリギージャ(プレーオフ)進出確定を遠ざけ、クルス・アスルが首位浮上の可能性を高めることになった。後半40分、ルイス・キンターナが雄叫びを上げPUMASにとってこの試合唯一の得点を記録したが、時すでに遅しであった。

 

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