Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第15節 レビュー

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◆ダヴィッド・パティ―ニョ監督による、試合後の談話

 

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試合のリプレイを見直した後で、ダヴィッド・パティ―ニョ監督は主審:ホルヘ・イサック・ロハスがPUMASにペナルティーキックを要求した場面を、決断をする前にビデオアシスタントレフェリー(VAR︰審判補助システム)によって意見や許可を求めたりするべきであったと述べた。彼は、ゴールを決めようとしていたフェリペ・モラのポジションに向かっていたボールがアドリアン・アルドレテのハンドによって方向が変わったようなプレーであったことを説明した。

 

「ビデオアシスタントレフェリー(VAR︰審判補助システム)の内部の方針によれば、私とチーム全体が審判については口出しをしないというスローガンを持っているが、詳細を述べたいと思う。今はビデオアシスタントレフェリー(VAR︰審判補助システム)があるから明らかだが、我々が知っていてサッカーをしたことがある者たちはペナルティーエリア内における9割以上のプレーが故意ではないということだ。私が審判員が内面的にそれを扱うという印象を受けるのは、それに対してホイッスルを吹くする場合とそうでない場合があるからだ。」と、言った。

 

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「私がそのプレーをリプレイで再確認したが、あれは明らかにハンドだ。他のプレーとの比較はしないが、ビデオアシスタントレフェリー(VAR︰審判補助システム)による公平なジャッジをリプレイを見直すことで、審判はするべきだった。アドリアン・アルドレテの手とそれによって方向が変わったボールの軌道を見てみてくれ。フェリペ・モラの足元に落ちようとして、その後にアドリアン・アルドレテがボールを奪ってしまった。」

 

PUMASは試合終了間際に相手を包囲したが、得点シーンを作ることが出来ず、前述のペナルティキックが想定された場面が最も明確なチャンスであった対クルス・アスル戦で1-2と敗れた。

「常にレフェリーらのジャッジは正しいという現実があるが、今回のケースでは試合で様々なことが起きてたくさんのジャッジがあった。私は、少なくともあのプレーを見直すに値したと思う。」と、語った。

 

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片方で、ミッドフィルダー:ケヴィン・エスカミージャが負傷しており、だからこそ今日ベンチ入りもしていなかったことを明らかにした。

「ケヴィンは負傷していて、片方アンドレス・イニエストラがそのポジションで非常に良いプレーをチームと共に見せている。2人とも、重要な選手たちだ。ケヴィンとはすでに話し合っていて、ベンチ入り出来るようになれば試合でその機能を活かせるようにプレーをしてくれと言ってある。チームの根幹となる、ポジションだ。」と、付け加えた。

 

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また前半30分にアラン・メンドーサを下げて攻撃の選手を入れたのは、クルス・アスルの戦法に対して対応するためであったと語った。

「逆転しようしていたんだ。追いかける展開だったからね。2つの可能性を探していた。イグナシオ・マルコラはサイドでプレーが出来る。もう1枚フォワードを増やして、相手センターフォワードとサイドバックを抑えてボールを奪い、片方で数的有利を作る狙いがあった。その結果は出たと思う。試合はその局面で変わるからね。あそこはあまり良いプレーが出来ていなかったけど、逆転を狙うという明らかな意図があったんだ。」と、説明した。

 

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「ゲームは時に勝ち、時に負ける。今日は、負ける試合ではなかった。ただ、選手たちの努力は誇りに思っている。チームは、主張し続けた。相手に対して試合を勝とうという意図は、常に同じだった。しかし試合とは、時に勝利し時に負けるものだ。そのエリアで何が良かったのか?何が悪かったのか?を見なければならない。」と、語った。

 

「負けたことによる後味の悪さは明らかだ。だがチームが試合前に話し合った意図通り、プレーをしてくれたことによる満足感もある。敗北による苦痛はあるが、チームが試合を勝とうという闘志もあった。」と、コメントした。

 

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この敗北によりPUMASは勝ち点26の第4位に留まり、リーグ戦は残り2節となり上位4位でリギージャ(プレーオフ)において2ndレグをホームで戦えるようにしたいと語った。

「このポジションのまま、リーグ戦を終えたい。もちろん、まだ勝ち点6(残り2節全勝)も可能だ。だが1試合1試合、謙虚に勝利を狙ってハードワークしていく。」と、付け加えた。