クラブ・アメリカはリギージャ(プレーオフ)決勝対クルス・アスル戦へ。PUMAS相手に過去に例のない大差勝ち
ロヘル・マルティネス、エマヌエル・アギレラ、ブルーノ・バルデス、ディエゴ・ライネス、レナト・イバーラとギド・ロドリゲスらの得点。クラブ・アメリカが6-1で、10試合連続で対PUMAS戦無敗
後半残り15分で、PUMASサポーターの大部分がアステカ・スタジアムのトンネルを家路に着いた。
クラブ・アメリカが前例のない6-1でPUMASを倒し、対クルス・アスル戦のリギージャ(プレーオフ)決勝戦へ進出し、5年前の2013年後期ステージ以来の再戦となった。
PUMASは前半7分、レナト・イバーラの先制点後に追い付くのが精一杯。シュートを防ぎに行って臥位の体の下をボールがすり抜けるミスを犯した、PUMASゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルのおかげで大量失点に繋がった。
PUMASの得点王:カルロス・ゴンザレスが、前半24分に同点弾を放ったところまで試合は1stレグのオリンピック・スタジアムで行われたのと同様に均衡していた。
しかしその4分後に、ホームチーム最大のクラッシャーであったディフェンダー:ブルーノ・バルデスのコーナーキックからのヘディングシュート(アレハンドロ・アリバスによるマークミス)によって追い越した瞬間から全てが変わった。
シャイなビジターチームは同点に追い付くために正面攻撃を試みたが、更なるサルディヴァルによるミスによって3点目の失点。ハーフタイムには2点差のリードによって、すっかり意気消沈してしまった。
しかしながら、クラブ・アメリカによる更なる攻撃が待っていた。後半開始早々もう1つのコーナーキックから、PUMASディフェンダーが防ぎきれなかったハイボールをギド・ロドリゲスが右足で決め、4-1とした。
完全に混乱に陥ったPUMASはそれでも奇跡を起こそうと試みたが、後半6分レナト・イバーラからのパスを受けたディエゴ・ライネスが5点目を決め、逆に絶望の淵へ追いやられた。
そしてPUMASが少しだけ反撃を試みようとしたものの、主審:フェルナンド・ゲレロは後半25分ロヘル・マルティネスに対するアレハンドロ・アリバスとサルディヴァルによるペナルティーエリア内におけるファールでペナルティキックを宣告。これをエマヌエル・アギレラがミスなく決め、6点目というPUMASが名誉を汚す不祥事となった。
レフェリーはパブロ・バレーラに対するレッドカードを一度は躊躇ったものの、ディエゴ・ライネスに対する激しいタックルをしたアラン・モソを退場処分としたことがより大きな屈辱となり、既に勝負はあったが対クラブ・アメリカ戦で1966年に5-1という大敗して以来最大の6-1というスコアとなった。
最後の15分間はクラブ・アメリカが完全にボールを支配し続け、5年前以来のリギージャ(プレーオフ)決勝進出となり、いみじくも2013年後期ステージで破ったクルス・アスルとの再戦となった。