Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年後期 第6節 裏話

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 コレヒドーラ・スタジアムを訪れたのは、昨年4月にケレタロに事務所がある日経企業へ就職した際に、レクリエーションの一環で当時CFパチューカに所属していた本田圭佑選手を目当てにケレタロFC戦を見に行った以来でした。

 

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当時も今回と全く同じスタジアムの東側1Fスタンドだったのですが、ケレタロFCのホームゲームが行われる土曜日の午後5時というのは非常に西日が強く差すため、直射日光で見づらくかつ暑い場所となります。ただ西側1Fスタンドは主にホームチームのサポーターが陣取るため、あえて今回もアウェイサポーター側をチョイスしました。

 

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キックオフ2時間前くらいにスタジアムへ到着。ちょうどPUMASの選手たちが乗っているバスも時間同じくしてスタジアム入り。クラブアカデミー施設のあるメキシコシティからバスで約3時間なので、おそらく午前中は最終調整を行ってから(基本的にPUMASは土日平日を問わず、毎日トレーニングをしていると言われています)移動してきたのでしょう。選手たちは、トレーニングウェアを身にまとっていました。

 

私がケレタロFCについて一番印象に残っている試合は、約1年前に同じコレヒドーラ・スタジアムで行われたメキシコリーグ2017年後期 第8節です。未だにリーグ優勝をしたことがないクラブですが、2015年後期ステージにはリギージャ(プレーオフ)決勝戦まで進出。サントス・ラグーナにアウェイで0-5、ホームで3-0の合計3-5で敗れました。

 

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チームの守護神であった正ゴールキーパー:チアゴ・ヴォルピ(画像上)がブラジルのサンパウロFCへ、守備陣の要であった元メキシコ代表のセンターバック:イラム・ミエル(画像中)がCDグアダラハラへ、攻撃陣の要であった同じく元メキシコ代表のフォワード:アンヘル・セプルベダ(画像下)がモナルカス・モレリア(現在はクルブ・ネカクサ)へ、チリ代表のフォワード:エドソン・プッチがウニベルシダ・カトリカ(レンタル移籍)へ。他にもエマヌエル・ビージャの引退やルイス・ノリエガがティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスへの移籍という状況に対して今シーズン補強されたのは、コートジボワール代表のフォワード:アケ・アルノー・ロバのみ。

 

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よって今シーズンは開幕してから、6連敗の勝ち点無し。2得点15失点という、酷い成績でした。この結果、ラファエル・プエンテ監督は更迭。元メキシコ代表監督や最近ではサントス・ラグーナを率いていた、ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレが新監督となる見込みです。厳密には次節に更迭、新監督には2015~2017年にかつてあのロナウジーニョが在籍していた際にケレタロFCを率いていたビクトル・マヌエル・ブセティッチ。そういうチーム状況であったので、今回の0-2という結果は極めて妥当でした。

 

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但しブルーノ・マリオーニ監督が就任してから、特に守備陣の改善は目に見えて進んでいます。前節の対CFモンテレイ戦、そして今節と非常にコンパクトかつ全員がボールを持っている相手選手に対してしっかり前を向いて対応しています。

 

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という訳で、次節ホームゲームの首都ダービー:対クラブ・アメリカ戦が今シーズンのPUMASにとって最も大きな正念場となるでしょう。