PUMASが、オリンピック・スタジアムにおけるクラブ・アメリカの覇権を終わらせる
PUMASがブルーノ・マリオーニ監督就任後、2勝目。かつて彼のホームだったチリ人ストライカーを前に悲しい歓迎をした
首都ダービーらしく、試合は前半開始から動き続けた。勝ち点を積み上げ続けたいPUMAS、そして最も憎むべきライバルチームを相手にそれをしなければならない状況の中で、ルロス・ゴンザレスとフェリペ・モラは前半わずか5分に相手ゴールキーパー:アグスティン・マルチェシンが守るゴールエリア内でワンツーで仕掛けたが、ラストタッチを逃し最初のチャンスを逃した。
ニコラス・カスティージョは自分の試合をし、走り、汗を流したが、かつてオリンピック・スタジアムで過ごした最高の午後のようには彼の足は反応しなかった。前半7分、試合を通してほとんど迎えられなかった決定機がフリーキックを蹴った際に巡ってきたものの、放った強烈なシュートはアルフレッド・サルディヴァルの守るゴールの上を超えていった。
前半は特に両チームとも決定機を作れないまま、試合はカルロス・ゴンザレスが決勝点を挙げるまで活気を呈せず、フェリペ・モラがアグスティン・マルチェシンと1対1になるシーンもあったが、フェリペが拙いドリブルをしたため、マルチェシンに制された。
前半37分、エドソン・アルバレスは、レナト・イバーラが送ったセンタリングパスをヘディングで合わせた時、そのボールはこの日の午後PUMASゴールを守るキーマンとなったアルフレッド・サルディヴァルの正面を突き、この試合最も明らかなチャンスを潰した。
前半終了間際にアグスティン・マルチェシンへ警告を送ったカルロス・ゴンザレスが、後半3分左サイドのコーナーキックからヘディングシュートを突き刺し、1-0と先制した。ここから試合は一気に活気づき、最初にパウル・ニコラス・アギラルがペナルティーエリア近くから放ったシュートは、惜しくもゴールポストを掠めた。
クラブ・アメリカは意気消沈し、PUMASはピッチで躍動した。後半14分、リバウンドの連続で生まれたセカンドボールをPUMASが誰1人としてボールを押し込むことが出来ず、ヴィクトル・マルコラもまたファーポストへセンタリングパスを送ろうと試みたが、不発に終わった。
クラブ・アメリカは追い付こうと必死に抵抗したが、後半28分、アンドレス・イバルグエンがニコラス・カスティージョとブルーノ・バルデスへ送った長いセンタリングパスも、ゴールへと押し込む軌道を生めなかった。
そして15分プラスロスタイムが過ぎ、PUMASはそれまでとは全く違った、リベンジのような、そしてニコラス・カスティージョに対してこれから先新たにもう1度オリンピック・スタジアムで戦うぞというメッセージを込めた、ブルーノ・マリオーニ監督の2勝目をマークした。