今シーズンPUMASの14失点のうち、半分が左サイドにおける守備陣の連携が原因
前節対プエブラFC戦を0-1と破れたPUMASの今シーズン14失点中、半分の7失点を最も脆弱な守備エリアである左サイドで受けている。
このポジションは、昨シーズンにダヴィッド・パティ―ニョ元監督がアラン・メンドーサ、ロサリオ・コタ、そしてヴィクトル・マルコラまでもを試してきたが結果を出せず、PUMASの頭痛の種となっている。
しかしながら今シーズン開幕してからまだアラン・メンドーサとディエゴ・ロサレスを起用し続けたが、ブルーノ・マリオ―二監督就任後にはイドゥケル・ドミンゲスを、そして首脳陣が唯一補強すると決めたヘイソン・アングロをコロンビアから連れて来たのである。
先週の金曜日にプエブラFCが挙げた決勝点で、PUMASは今シーズン左サイドから始まる相手方の攻撃で被15失点のうち半分に当たる7失点となった。長いシーズンの間に両監督が起用した左サイドバックは、補強選手であるヘイソン・アングロを含め計4人である。
このようにして、PUMASがそれでもなお、リギージャ(プレーオフ)進出圏内を目指すのであれば、この左サイドにもっと注意を払うべきである。下記の動画は、いかにして今シーズンのPUMASが左サイドから失点をしているか?を示している。
※リンク先に、それぞれのゴールシーン動画有り
2019年後期ステージ第2節対クルブ・ネカクサ戦・前半14分(1-0)
プレーはPUMASの左サイドが起点となった。ディフェンダーの誰一人として相手攻撃陣を妨げることなく、最初のシュートこそゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルが止めたものの、リバウンドを相手FWに決められた。
2019年後期ステージ第2節対クルブ・ネカクサ戦・後半36分(2-1)
右サイドから個人技で持ち上がったカルロス・グスマンによるセンタリングをゴールエリア左サイドでディフェンダーが完全に置き去りにされたペドロ・カンポスの折り返しに完全にフリーとなった逆サイドで合わせたブライアン・フェルナンデスが押し込んだ。
2019年後期ステージ第4節対CFパチューカ戦・後半20分(1-0)
ディフェンダーが誰もいない左サイドを突破したイスマエル・ソーサが中央へセンタリング。キーパー:アルフレッド・サルディヴァルを前にフリーとなったフランコ・ハラがシュートを決めた。
2019年後期ステージ第8節対クラブ・レオン戦・前半27分(0-1)
PUMASの左サイドバックを追い越したアンヘル・イスラエル・メナが、ペナルティーエリアの左サイドをフリーとなったフェルナンド・ナバーロへパス。そして、エリア内でボールを受けたルイス・アルトゥーロ・モンテスがホセ・ファン・マシアスへという攻撃陣の見事なパスワークで先制。
2019年後期ステージ第8節対クラブ・レオン戦・後半48分(1-3)
PUMASが何とかドローに持ち込もうとしていた矢先、クラブ・レオンがボールを拾いカウンターアタックへ。左サイドから侵入したビニシオ・セサル・アングロがダメ押し弾。
2019年後期ステージ第9節対ロボス・デ・ラ・BAUP戦・後半15分(2-0)
誰もいないPUMASの左サイドをマウロ・ライネスが抜け出し、ペナルティーエリアの外におけるPUMAS守備陣の緩いマークから、左脚一閃から素晴らしいシュートで追加点。
2019年後期ステージ第11節対プエブラFC戦・後半7分(1-0)
左サイドのコーナーキックからオマル・アンドレス・フェルナンデスが上げたセンタリングをPUMASセンターバックのアレハンドロ・アリバスがマークを怠った隙をルーカス・ダニエル・カヴァリーニがヘディングシュートで突き刺し、FCプエブラが先制。