Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

5月度の予定について

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さて、5月のスタジアムにおいて観戦する予定です。

 

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リーグ戦第17節 5月5日(日)午後6時6分キックオフ 対サントス・ラグーナ戦(コロナ・スタジアム)

 

ここに至るまでに、自分の中でずいぶんと葛藤がありました。

今シーズンの全19節をスタジアムで生観戦するという目標を達成する意欲(今シーズンほぼずっとモチベーションを保つことに苦労しましたが)が消えること。最終節にトレオン市(コアウイラ州の南西部)へ遠征することを断念することを意味します。 当日は日曜日午後6時キックオフ予定ということで、その日中にメキシコシティへ戻る飛行機が無い、夜行バスであると14時間...

それは第15節アウェイゲームの対クルス・アスル戦終了後に、今シーズンPUMASがリギージャ(プレーオフ)進出が不可能になった時。

ただ、そこで改めて自分の原点を思い起こしました。

 

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最初に来墨した1992年には未だJリーグすら発足しておらず、よく三菱ダイヤモンドサッカーというテレビ番組で古河電気工業からブンデスリーガのFCケルン(自分が見ていた当時は、ヴェルダー・ブレーメンでプレー)へ移籍し、マイスターシャーレを獲得した奥寺康彦選手を見ながら海外サッカーへの淡い憧れみたいなものを強く感じたことを記憶しています。

 

その後、メキシコへ。当時はインターネットや携帯電話などがまだ普及していない時代。娯楽と言えば、映画を見に行ったりボーリングをするぐらい。最初にテレビを通してみたメキシコサッカー1部リーグに、強い興味を覚えました。

そこから、まずは一番強いチーム:すなわちそのシーズンにリーグ優勝をするチームを応援しに、ホームスタジアムへ足を運ぶように。

 

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まずは一番最寄りだったアスルグラナ(青と臙脂=えんじ)・スタジアムのアトランテFC。
当時、現クラブ・アメリカ監督のミゲル・エレラや元CFモンテレイ会長のルイス・ミゲル・サルヴァドール、PUMASのOBで元メキシコ代表のマヌエル・ネグレテら、錚々たるメンバーが揃っていました。

 

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その後、アステカ・スタジアム(当時はクラブ・アメリカとクルブ・ネカクサのホームスタジアム)へクルブ・ネカクサを目当てに。
現クラブ・レオンの監督:イグナシオ・アンブリス、クルス・アスルの会長:リカルド・ペラエス、チリ代表の点取り屋:イヴォ・バサイ、フォックススポーツの解説者でPUMASのOB:アルベルト・ガルシア・アスペや主将を務めた、エクアドル代表:アレクス・アギナガと凄いメンバーでした。

 

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最後に、オリンピック・スタジアムへ。今も家族ぐるみの付き合いをして下さっている、マリーさんらが連れていってくれたのですが、当時PUMASは、1991年に(ちなみに当時は1シーズン制)リーグ優勝した直後。それでも、メキシコ代表の正ゴールキーパー:ホルヘ・カンポスやセンターバックのクラウディオ・スアレスらが活躍はしていたものの、再びリーグ優勝出来るだけの力は無かったと言えます。

自分ではよく覚えていないのですが、一度オリンピック・スタジアムへ行ってからというもの、2週間おきに足繫く通っていたとマリーさんらからお聞きしました。何か特別なものを当時から、感じ取っていたのでしょう。

 

そして20年近く経った今から6年前、自身2度目の来墨をした際に久しぶりに試合の無いオリンピック・スタジアムを再訪した瞬間に感じた、このスタジアムそしてクラブの持っている歴史や偉大さ。これはとても言葉では言い表せない部分があるので、せめて雰囲気だけでも感じられるようなビデオが貼ってあるツイートをたまたま見つけたので、ここに。

 

そこで決意したのが、今まで味わったことのないPUMASのリーグ優勝をスタジアムで生観戦するという目標でした。自分がメキシコにいた1992~1995年、2013年~2015年、そして今回3度目となる2018年~2019年は、不幸にもクラブ史上最も成績の悪い時期に当たります。前回の2013年に現在のサポータ仲間たちと知り合って、2週間おきにホームゲームを観戦したり時にはアウェイゲームへ一緒に遠征したりするうちに、もう一つの目標が生まれました。

 

それが、シーズン全17試合をスタジアムで生観戦するというものでした。これまで何度かトライをしたのですが、主に仕事都合で途中断念してきました。そして昨年念願だったメキシコシティ就職を果たし、さらにオリンピック・スタジアムにおけるホームゲームが多いこの2019年後期ステージに改めて挑戦をしたという訳です。そして最終節のみ行かないことによって未達成となるのであれば、今シーズンこれまで積み重ねてきたものがすべて価値がなくなってしまうような気がして、ここで何とかもうひと踏ん張りしようと決意した次第です。