Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第10節 裏話2

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ミッチェル監督は、ドローの結果に満足

 

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PUMASは、また息を吹き返した。一週間前のアステカ・スタジアムにおけるドローを、再びオリンピック・スタジアムにおける対クルス・アスル戦で再現した。ロスタイム寸前までリードされていて、ペナルティエリア外からのロングシュートで、クルス・アスルから勝ち点1をもぎ取った。

 

直近の2試合で勝利を挙げなかったまでも、PUMASのミッチェル監督はドローの結果に満足していた。彼は、クルス・アスルのような金満チームと競争することは決して簡単ではないことを強調した。

 

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「クラブ・アメリカやクルス・アスルのようなチームとのドローは、良い結果だ。今日、我々は複雑な状況にあった。非常に良い前半の後、追い掛ける展開だったという事実は、非常に骨が折れた。後半30分にダヴィッド・カブレラが交代出場した後は、ボールをより支配出来たしそれが状況を変えた。私のチームの犠牲と逆転した後の勢いは、ドローに見合う結果だった。」と、コメントした。

 

彼はスタメンにカルロス・ゴンザレスとフェリペ・モラ、さらにフォワードでありながらサイドハーフとしてコンバートされたブライアン・メンドーサを起用した。それら運きについて質問されたとき、彼はすべてに理由があると告白した。同時にダヴィッド・カブレラの存在が、ホームゲームで勝ち点1をもぎ取るために不可欠であったこと。そして、彼ら自身の闘志を強調した。

 

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「監督は、そんなに馬鹿ではない。チームにメリットとダメージを与える状況を見る。今日は2TOPではなく、3TOPのフォーメーションでプレーをした。同点ゴールを挙げてから、チームの勢いは相手チームを上回った。選手たちの闘志を見つけなければならなかった。そういう選手たちを評価しなければならない。最後の15分間は形成逆転し、良い結果である勝ち点1を挙げられた。」と、締め括った。

 

 

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試合前にも書いたように、ダービーマッチ並みの観客でオリンピック・スタジアムはPUMASの勝利を待ち焦がれていました。ペベテロという選手たちのベンチと反対側のスタンドに陣取るサポーター『ラ・レーベル』は、クラブ創設65周年を祝う巨大な垂れ幕を用意して、選手たちの奮起を促しました。

 

 

今節の舞台裏側ダイジェスト動画を見ると、その応援の熱狂ぶりに涙腺が緩くなるぐらいのサポートでした。そもそもホームゲームで勝ち点3が必須の試合で、いくらミッチェル監督が言うように戦力の違いあろうが、ドローという結果で満足して果たしていいんだろうか?と単純に思います。

 

  前回(2013年)に住んでいた際に、サポーター仲間が誕生日をお祝いする手荒い儀式を受けた時、あまりに重量級の友人たちが階段の欄干から降ってきてギックリ腰気味になり、スタジアムの救護室で手当てを受けてその足でトラルパンの当時住んでいた家まで車で送ってくれたマリオという友人がいます。

 

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最近スタジアムへ行くたびに以前とは違うタイプの友人たちが増え、日本人だから目新しく接する興味本位の輩が多い反面、当時と何ら変わりのない交流をしてくれる仲間も片方でいることを再認識しました。「お前は、オリンピック・スタジアムで一番有名な日本人だ。」とみんなが言いますが、こちらが求めているのはそんな上っ面の交流ではなく、生涯を通して裏表なく付き合ってくれる親友なのです。

 

試合後に最近いつも立ち寄るようにしている、ミルトンがオーナーであるサンアンヘルのレストランで楽しく食事。さらに帰りの飛行機が最終便(22時発)だったので、そのままマリオの家へ彼の彼女らと行って、3~4時間他愛のない話をしていました。しかし自分にとっては良い暇つぶしになったと同時に、改めて彼の人柄の良さや変わりない付き合いをしてくれることを認識しました。

 

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次回はもう少し時間を取って、彼らとセントロ辺りのホテルを宿泊予約してすぐ近くにあるカンティーナ(クラシックスタイルのバーの総称)で彼らとの語らいを楽しみながら、心地よいひと時を過ごしてみようかな?と思っています。それが、本来自分がメキシコへ改めて戻った目的なのかもしれないなと感じた1日でした。