Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第12節 裏話

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我々の選手たちは、今日PUMASのジャージに恥じないプレーをした:ミッチェル監督

 

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PUMASの監督は、この試合彼が指揮権を執ってベストゲームの1つであることを強調した

 

無失点で首位のチーム相手に完勝した内容は、PUMASにとって2019年前期ステージ・ベストゲームの1つだった。ミッチェル監督の要求の1つに、クラブに重くのしかかっている暗雲(昨シーズンのリギージャで大敗したこと)を振り払うことだった。今日選手たちがそれを示してくれたことで、彼は興奮を隠せなかった。

「これは、選手たちへの素晴らしいメッセージだ。何故ならば、選手たちは時々PUMASのジャージでプレーをするのが複雑であるかのようだったからだ。我々の選手たちは、今日PUMASのジャージに恥じないプレーをして、このトーナメントでリギージャ(プレーオフ)進出するための唯一の選択肢は、このようにプレーすることだと示した。」と、述べた。

 

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ファン・マヌエル・イトゥルベが今シーズン2度目のスタメン起用で、監督は彼にとってフィジカルトレーニングの欠如があることを再び示した。

「チームプレーをしなければならないのは事実であるが、彼は他の選手たちとの違いを生み出し、そのドリブル突破やパワフルなシュートを止めるのが難しい選手だ。惜しむらくはもう少しだけフィジカル的に良くなればベストだ。試合が終わったとき、彼は半生半死のようだった。」と、述べた。

 

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勝ち点17でリギージャ(プレーオフ)進出圏内へ突入する勝利に、ミッチェル監督は今日、ピッチで起こったことをさらに増長するために、選手たちにメッセージを伝えた。

「我々コーチ陣は選手たちに多くのことを要求し、時に彼らはより多くの答えを出してくれる。プレーをするそのインテンシティ、その意図とその欲求は彼らに反映する。今日彼らは素晴らしい試合をプレーをして、そうすることで監督による采配の見栄えが良くなる。」

 

 
◆もう1敗も許さないホームゲームで、首位のチーム相手に完封

 

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試合前からリーグ最優秀オフェンス陣(サントス・ラグーナ、全12節で26得点)対最優秀ディフェンス陣(PUMAS、全12節で9失点)の戦いであるとマスコミは囃し立てていました。確かに最少失点を誇っていますが、ここ一番の試合(例えば、対UANLティグレス戦やクラブ・アメリカ戦など)で決定力を発揮出来ていない(リーグワースト5の12得点)のも事実です。加えてアウェイゲームの成績が冴えない(ホームゲーム:3勝1敗1分け、アウェイゲーム:1勝3敗1分け)のも、弱点の1つであります。

 

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戦前に今シーズン・フォーメーションで触れたように、今シーズンのサントス・ラグーナは第5節のアウェイゲーム対クルブ・ネカクサ戦で守備の要であるマテウス・ドリアがその前の試合で退場処分のため、欠場したという明確な理由がありました。もう1つPUMASが今節勝利した大きな要因であると思われるのは、ダブルヘッダー週であった第11、12節でPUMASのみ試合が無く休養できたのに対してサントス・ラグーナは連戦で臨んだということ。それが直接の原因であるかどうかは別にして、この試合サントス・ラグーナは今シーズンの戦いぶりが影を潜めたような攻撃陣の不振が目に付きました。確かに2013年以来オリンピック・スタジアムで未勝利というデータはありましたが、それを差し引いても当日の天候は小雨、メキシコシティの高地もあまりハンディキャップになるとは思えませんでした。

 

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いずれにしても泣いても笑っても、残り7試合でホームゲーム2試合とアウェイゲーム5試合。リギージャ(プレーオフ)進出圏内のボーダーラインと呼ばれる勝ち点26まで、あと9=3勝もしくは2勝3分けが必要な状況で、残るホームゲームは対クラブ・レオン戦、対CFアトラス戦とFCファレス戦、アウェイゲームは対CDグアダラハラ戦、対FCケレタロ戦、対CFプエブラ戦、そして対CFパチューカ戦。ホームゲームは全勝すれば、初めてリギージャ(プレーオフ)進出可能になると言えます。個人的に平日の水曜日に行われるメキシコ杯アトレティコ・サンルイス戦と土曜日に行われるリーグ戦第13節対CDグアダラハラ戦には、それぞれ生観戦する予定です。