Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

CDグアダラハラの今シーズン・フォーメーション

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それでは、今節の対戦相手︰CDグアダラハラについて。 クラブ・アメリカと並ぶリーグ優勝12回、特徴はメキシコ人選手のみで構成されている点です。最後の優勝は2017年後期ステージでマティアス・アルメイダ監督が率いるチームでした。

 

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今シーズンは1986年自国開催のワールドカップにも出場したトマス・ボーイ監督が昨シーズン残り4節から率いておりましたが、前節の第11節に行われたメキシコダービーマッチである対クラブ・アメリカ戦直前になって更迭。2012年ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した、フェルナンド・テナ監督が急遽就任したばかりです。


現在のところ、3勝6敗2分けで勝ち点11の第17位タイです。

個人的に注目すべき選手は、出身のチーム得点王でFWのアラン・プリードと生粋の下部組織出身選手:ハビエル・エドゥアルド・ロペス、デポルティボ・トルーカ出身のMFのイサーク・ブリスエラとFWのエルネスト・アレクシス・ベガ、そしてポルトガル1部リーグに在籍していたことのあるセンターバックのアントニオ・ブリセーニョです。

 

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基本的なフォーメーションは特になく、前トマス・ボーイ監督が試行錯誤を繰り返しておりました。まずは開幕節・アウェイゲームの対サントス・ラグーナ戦。全てはここから始まりました。試合前には屈指の好カードかと思われたこの1戦、今シーズン一番良いサッカーを展開しているサントス・ラグーナが3-0の圧勝をしたのでした。フォーメーションは、4-2-3-1。両センターバックにリーガエスパニョーラ2部のレアル・オビエドにいたこともあるオスワルド・アラニスとCFモンテレイ出身でメキシコ代表のイラム・リカルド・ミエル。両サイドバックに若手選手のアレハンドロ・マヨルガと下部組織出身選手であるヘスス・サンチェス。両ボランチの位置にUANLティグレスやクラブ・アメリカ、サントス・ラグーナやCFモンテレイなどのビッグクラブを渡り歩いたヘスス・モリナと若手選手のミチャエル・ペレス。TOP下にハビエル・ロペス、両サイドハーフにワルテル・サンドバルとイサーク・ブリスエラ。1TOPにアラン・プリードという布陣。

 

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続いて、第2節・ホームゲームの対UANLティグレス戦。試合は2枚のレッドカードと5枚のイエローカードが飛び交う乱戦となりましたが、これが今季のベストゲームで、2-0の完勝。フォーメーションは5-3-2でスタメンがガラッと入れ替わって、5BACKの真ん中にアントニオ・ブリセーニョ、その両サイドにオスワルド・アラニスとPUMASの下部組織出身選手であるホセ・カルロス・ファン・ランキン。さらにその両サイドにグアダラハラ下部組織出身選手のベテラン:ミゲル・アンヘル・ポンセとイサーク・ブリスエラ。中盤の真ん中にヘスス・モリナ、その両サイドにハビエル・ロペスとミチャエル・ペレス。2TOPにアラン・プリードとクラブ・アメリカから移籍したオリベ・ペラルタいう布陣。

 

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続いて、第3節・アウェイゲームの対CFプエブラ戦。フォーメーションは3-4-2-1で、3BACKが左からオスワルド・アラニス、アントニオ・ブリセーニョ、ホセ・ミゲル・アンヘル・ポンセとカルロス・ファン・ランキン。中盤に左からミゲル・ポンセ、ミチャエル・ペレス、ヘスス・モリナ、そしてイサーク・ブリスエラ。TOP下にハビエル・ロペスとアラン・プリードで1TOPにオリベ・ペラルタという布陣。

 

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続いて、第4節・ホームゲームの対アトレティコ・サンルイス戦。フォーメーションは3-5-2で、ディフェンス陣は前節同様。中盤の真ん中にヘスス・モリナ、その両サイドにハビエル・ロペスと昨シーズンにクルブ・ネカクサから移籍したディーテル・ダニエル・ビジャルパンド、さらにその両サイドに昨シーズンデビューした下部組織出身選手のアレハンドロ・センデハスとイサーク・ブリスエラ。2TOPにアラン・プリードとオリベ・ペラルタいう布陣。結果的に3-0と勝利しましたが、追加点を挙げるまでに何度かピンチがあり、内容的には危ない試合運びでした。

 

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続いて、第5節・アウェイゲームの対クラブ・レオン戦。フォーメーションは、5-3-2で、5BACKの真ん中にアントニオ・ブリセーニョ、その両サイドにオスワルド・アラニスとホセ・カルロス・ファン・ランキン。さらにその両サイドにアレハンドロ・センデハスとイサーク・ブリスエラ。中盤の真ん中にヘスス・モリナ、その両サイドにハビエル・ロペスとディーテル・ビジャルパンド、2TOPにアラン・プリードとオリベ・ペラルタいう布陣。今シーズン良いサッカーを展開しているクラブ・レオン相手に壮絶な打ち合いとなり、結果4-3と敗戦。

 

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続いて、第6節・ホームゲームの対クルブ・ネカクサ戦。フォーメーションは4-3-3で、両センターバックにアントニオ・ブリセーニョとオスワルド・アラニス、その両サイドにミゲル・ポンセとホセ・カルロス・ファン・ランキン。中盤の真ん中にミチャエル・ペレス、その両サイドにハビエル・ロペスとヘスス・モリナ。前線にアラン・プリード、オリベ・ペラルタ、イサーク・ブリスエラという布陣。ここも今シーズン良いサッカーを展開している、クルブ・ネカクサが早い時間帯に2点を挙げ、そのまま逃げ切られるという内容。

 

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続いて、第7節・アウェイゲームの対クルス・アスル戦。フォーメーションは前節同様で、両センターバックにアントニオ・ブリセーニョと下部組織出身選手の若手:ヒルベルト・セプルベダ。その両サイドにミゲル・ポンセとホセ・カルロス・ファン・ランキン。中盤の真ん中にヘスス・モリナとその両サイドにディーテル・ビジャルパンドと下部組織出身選手の若手:アラン・セルバンテス。前線にアラン・プリード、イサーク・ブリスエラ、アレクシス・ベガ。結果的に1-1のドローでしたが、内容としては今シーズン・ベストゲームの1つに挙げられると思います。

 

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続いて、第8節・ホームゲームの対CFアトラス戦(ハリスコ・ダービー)。フォーメーションは引き続き4-3-3で、両センターバックは前節同様。その両サイドにミゲル・ポンセとヘスス・サンチェス、中盤がヘスス・モリナとアラン・セルバンテスにディーテル・ビジャルパンド。前線は前節同様という布陣。クローズゲームとなりましたが、後半18分にアレクシス・ベガが決勝点を挙げ、勝利。

 

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続いて、第9節アウェイゲームの対モナルカス・モレリア戦。フォーメーションは引き続き4-3-3で、前線とディフェンス陣は前節同様。中盤の真ん中にヘスス・モリナとその両サイドにハビエル・ロペスにディーテル・ビジャルパンド。前半36分にホームチームが先制し、それが決勝点となりました。

 

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続いて、第10節・ホームゲームの対CFパチューカ戦。フォーメーションもスタメンも前節と全く同じ。試合はビジターチームに先制されるも、途中追い付いて勝ち越し。しかしその後3点を挙げられ、万事休す。おそらくこの試合が結果的に、今シーズンの行方(完全にリギージャ進出圏外へ)を決定づけたと思われます。

 

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最後に、第11節アウェイゲームの対クラブ・アメリカ戦のメキシコスーパーダービー。フォーメーションは4-3-2-1で、ディフェンス陣は前節同様。中盤の真ん中にヒルベルト・セプルベダ、その両サイドにアラン・セルバンテスとイサーク・ブリスエラ。TOP下にヘスス・モリナとアレクシス・ベガ。1TOPにアラン・プリードという布陣。試合はクラブ・アメリカが先制し、前半終了間際にアントニオ・ブリセーニョが一発退場のスライディングタックル。後半にも退場者を出し後半1点差に追い付いたものの、引き離される内容。