Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第14節 レビュー

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アンドレス・リリーニ監督は、自身のチームに対して批判的な考え「PUMASは、良いサッカーをしていない」
 

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対クラブ・ネカクサ戦の勝利について、チームのミスとまだ改善の余地が大きいと分析
 
またもう1試合の不利な結果が出ると思われた時、PUMASはレペチャへ(敗者復活戦)進出圏内へ入る、ファン・パブロ・ビゴンによる得点でシーズン終盤における重要な勝利を収めた。アンドレス・リリーニ監督は、この勝利はチームを生き返らせる勝利だと表現した。
 

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「起死回生だ。試合は非常に難しかった。非常に内容の悪い前半で、これまでトレーニングしてきたようにプレーが出来なかったので苦労した。正確さを欠き、攻撃する際には規律正しくなく、我々はトレーニングしてきた多くのものを維持できなかった。」と、試合終了後にコメントした。
「後半に入って改善した。レオナルド・ロペスとファン・パブロ・ビゴンのような選手たちを起用したのは正しかったし、そこで選択肢が生まれた。イスラエル・ロペス助監督に勝たなければならなかったし、リスクを取ることで対戦相手への先手を打つためにリスクを取るべきだと言った。」
 

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記者会見の間、ファン・パブロ・ビゴンと抱き合ってゴールを喜んだことについて説明し、それはその瞬間から生まれた行動だったと彼は言った。
「我々はまたもや良い試合を出来なかったが、チームはあの得点で勝てそうだったし、我々の目標であった非常に貴重な勝ち点3を獲得したので、あのリアクションは何度もするようなものではないだろうが、それは安堵の表現だった。チームと良い成績を収めたいという強い願望を持って自分の仕事をして、現実は何度も状況に応じて気が付かされるものだが、何も考えずにファン・パブロ・ビゴンを抱きしめるために彼の前に着いた時、 それが正しいか間違っているかは分からないがそれが自分自身か生まれた感情であったと気付いた。」
 

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もちろん今シーズンにおけるチームの出来に対して批判が続くことは分かっているが、就任して以来ずっとされてきただけに耳を傾けないようにしている。それらの試合で勝てなかったときでさえ、良い試合をしたとさえ述べてきた。
「昨シーズンは、非常に多くの批判を受けた。何のプレーも出来ていないといった言われ方をしてきた。ある日CFパチューカととても良い試合をしてドローだったクルス・アスルととても良い試合をして、後半の44分に負けた。もちろんもっと良いサッカーをしたいが、そこまで様々な状況下においていろいろ言われるのなら勝ちたくない。」
 

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だからこそチームがまだ思い通りにプレーしていないことを認識しているので、未だにハードワークをしなければレペチャへ進出やその後リギージャにも出場することが叶わなくなる。
「もちろんそういった状況から抜け出さなければならないが、チームは良いサッカーをしながら後半は守備的に優勢だった相手に対してよく対抗した。正直なところ、PUMASは良いサッカーをしていない。前半は悪いプレーをし、後半を良いプレーした。ビルドアップにおけるボール支配は良かったが、決定機を作れなかった点については改善しなければならない。我々より上位の非常に手強い対戦相手との試合が3つ残っていて、ホームゲームなのでそのアドバンテージを利用しなければいけない。」
 

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第14節 Necaxa 0 - 1 UNAM

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ファン・パブロ・ビゴンの決勝点でPUMASがクラブ・ネカクサを制し、レペチャへ(敗者復活戦)圏内へ突入
 
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苦しい試合だったが主将が後半36分に値千金の得点を挙げ、PUMASは総合順位表の第12位以内へ
 

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PUMASは苦戦したが漸く良い瞬間を迎え、クラブ・ネカクサ相手に重要な勝利を挙げ、レペチャへ圏内に近づくために必要だった勝ち点3を挙げた。全てが終わったと思われた時、終盤においてファン・パブロ・ビゴンがPUMASの勝利に貢献し、暫定的にレペチャへ圏内に入った。PUMAS攻撃陣は16本のシュートを放った対戦相手に対して、9本という少ない得点チャンスしか得られなかったが、唯一ゴールマウスに向かったシュートを決め切った。チームは2021年ガーディアンズ・ステージにおいて漸く光が差した瞬間を迎え、総合順位表の第12位以内に入った。
 

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クラブ・ネカクサが終始優勢だったにもかかわらず、そのアドバンテージを得点に繋げることが出来なかったことが最後に敗戦を喫する結果となったのに対し、PUMASはシーズンの締め括りとしてリギージャ(プレーオフ)争いに加わるために、必要だった勢いを得た。クラブ・ネカクサは大半のボールを支持しながらキックオフしたが、敵陣へプレッシャーをかけ続けているにもかかわらず、PUMASを倒すために必要な決定力を欠き、マクシミリアーノ・サラスが右サイドを駆け上がってチャンスを作ったが、アルフレード・タラベラによるボールコントロールによってそのセンタリングによる脅威は去った。
 

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前半20分、ファン・デルガドがペナルティーエリア手前で良いワンツーパスからボールを受け、強いシュートを放ったが、ニコラス・フレイレがこれを間一髪で触ったことで難を逃れた。35分にはペナルティーエリアの外からファクンド・ワジェルがミドルシュートを試みたが、これは大きく枠を逸れた。42分にダビド・カブレラがフリーキックから、センタリングしたボールをマルティン・バラガンがヘディングで合わせたが、これもゴールの左を掠め、アディショナルタイムにもエリアの外からミドルシュートを放ったが、これもまたゴールの左へ外れた。さらには左サイドからケビン・メルカドが挙げたセンタリングをイデケル・ドミンゲスがエリアの中でヘディングで合わせたが、タラベラが難なくボールを処理して前半を折り返した。
 

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後半に入って、PUMASは反撃を試みた。キックオフ早々から守備に回ったものの、一瞬の隙をついてカウンターアタックから左サイドを駆け上がったアラン・モソは、逆サイドでフリーになっていたファン・ディネンノへラストパス。しかし右腿によるトラップを誤り、エリア内で最後はシュートを試みたが、ボールは大きく枠を外れた。しかしながらクラブ・ネカクサは良いリズムを保ちながら、左サイドをワンツーパスで抜け出したケビン・メルカドが挙げたセンタリングを、ファーサイドでハイロ・ゴンサレスがヘディングで合わせたが、タラベラによるファインセーブで防がれた。
 
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ケビン・メルカドはさらにその後、再び左サイドを突破。今度はセンタリングからエリア中央でマルティン・バラガンがヘディングで合わせたものの、これはゴールバーを超えていった。後半30分には右サイドからファン・デルガドがセンタリング、これを中央で受けたロドリゴ・アギーレが逆サイドで完全にフリーになっていたケビン・メルカドへのラストパスも出来ず、反転して放ったシュートもまたディフェンダーにブロックされた。PUMASはこの後すかさずカウンターへ転じゴール前で数的優位を作ったが、ファン・ディネンノのヘディングシュートは空を突いた。
 

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試合はその後も一進一退が続いたが、両サイドから相手を崩し切っていたクラブ・ネカクサが終始圧倒。PUMASゴールを脅かす場面が何度も続いた。しかし後半35分、右サイドから展開したアラン・モソからペナルティーエリア手前でポスト役になったファン・ディネンノ、そしてその折り返しをファン・パブロ・ビゴンという良いトライアングルプレーから、最後はゴール左ネットに突き刺すゴラッソでついに試合の均衡を破った。最終的にこれが決勝点となり、PUMASが約1ヶ月ぶりの白星をアウェイで挙げた。
 
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メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第14節 プレビュー

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ホアン・バスケスは週定例記者会見で、今シーズン終盤において注意散漫になることは許されないと語った
 

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「もうこれ以上、勝ち点を逃すことは出来ない。今節はアグアスカリエンテス(クラブ・ネカクサのホームグラウンド)でのアウェーゲームだが、ホームゲームであるかのように感じなければならない。神経質なプレーはもちろん、相手チームにボールを与えてはならない。ビジターゲームでもたくさんの個性が必要だし、勝つ事のみを考えなければいけない。」と、コメントした。
「今は、今節の対クラブ・ネカクサ戦に集中すべきだ。この試合は、最後の決勝戦の1つだ。残り試合全てをそう見ているし、4試合がどういう結果になるか?ではない。そんな悠長なことは、言っていられない。」
 

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同じように、選手たち全員がクラブの代表なんだと強調した。
「出場する選手たちは、チームに自信を与える。それがプレーヤーだ。PUMASに所属する以上、諦めたままで終わってはならない。昨シーズンは誰もがリギージャ(プレーオフ)の決勝へ進出するとは思っていなかったので、そういう意味で最悪だった。自分にとっては、残り4試合が全てが決勝戦だ。それは1歩1歩考えるべきで、自分は今週の金曜日に行われる対クラブ・ネカクサ戦のみに集中している。」
 

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そして、こう付け加えた。
「アンドレス・リリーニ監督は今週の3日間、チームを集中させた。彼は全員にチャンスを与え、我々はその期待に応えなければならない。まるで、実の父親みたいだ。今シーズンの終盤で、彼に喜んでもらえるような結果を出したい。過去のことをいつまでも思い出してはいられないが、昨シーズンは今のチーム陣容とほぼ同じだったので良く覚えている。いつも応援してくれる我々の家族やサポーター、そして自分たち自身に対して同じような結果(リーグ準優勝)を出したい。」と、強調した。
 

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自身がこのクラブを代表する選手だと思うか?という質問に対して、こう答えた。
「自分が好きな言葉で、サッカーは嘘を付かないというものがある。自分はただチャンスを与えてくれるクラブや監督と助監督、チームメイトに感謝している。彼ら無しにはメキシコ代表に招集もされなかっただろうし、チームを代表する選手にもなれなかった。ピッチにおいて、喜んでそのことを示したい。いつも伝えて来たように、自信を伝えたい。最終ラインにおける守備や若手選手たちへのアドバイスとして、後ろ向きではなく前向きに。全てはハードワークと謙虚さ、そしてプレーをする際の態度だ。」
 

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一方で東京オリンピック・サッカー競技のメキシコ代表へ招集されたことは、PUMASに加入しプレーをしていることが不可欠だったと述べた。
「前に所属していたCFモンテレイでは、招集された選手たちとの会話の中で『招集されることではなく、招集されてもプレーをさせてくれる時間が短いことが問題なんだ』というものがあった。移籍はリスクがあったかも知れないが、ハードワークと謙虚さが今の自分を生んだ。PUMASは、そういうチームなんだ。」
 

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そういう意味でオーバエージを追加招集するかどうかは、オリンピック代表監督だけの決定であるとコメントした。 
「その決定は、ハイメ・ロサーノ監督がすることだ。もし追加招集すれば、チームは良くなるだろう。1選手として、全ての決定を尊重する。自分は心中穏やかで、オリンピック代表で良い試合が出来れば、PUMASでも良いシーズンを送れる。もし誰かが追加招集されれば、歓迎するだろう。」
 

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同じように1つの目標として、ヨーロッパでプレーをすることだと述べた。
「毎日、その事を考えている訳では無い。PUMASで注意散漫になってはならないし、そのことを忘れる訳にもいかない。今自分にとって唯一の目標は、残り4試合の決勝戦であってPUMASでのプレーに集中している。今のところ何も交渉で決まったことはないし、心配もしていない。今シーズン以降のことは、何も考えていない。自分はPUMASに自身の魂を燃やしていてリギージャへ進出したいし、PUMASはビッグクラブの1つであってリーグ優勝をするのに相応しいチームだから、そうあるよう願っている。」
 

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第13節 レビュー

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「全ての試合が、このように行くとは限らない」アンドレス・リリーニ監督が、PUMASの崖っぷちであった試合を振り返って
 

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彼は自身のポリシーである引き分けには喜ばず、今後の為に対CFパチューカ戦でチームが犯したミスを分析した
 

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2021年ガーディアンズ・ステージにおけるPUMASの試合は、再び複雑なものとなった。彼らにとって90分間のみならずアディショナルタイムを含めて、セバスチャン・サウセドとファン・ディネンノによる得点が2−2のドローを拾うのに十分であった。そして、レペチャへ(敗者復活戦)へ進出するために重要な勝ち点1となった。
 

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アンドレス・リリーニ監督の考え方は、明確だ。
「チームは試合を簡単に諦めなかったが、改善する余地は沢山ある。」
彼は全ての試合が同じように運ばない、そして彼らは先攻された際に逆転出来るための余地を持っているので、以前から調整する必要があり、必要な際に得点力を高める必要がある。
「常に持っているメッセージは、負けるために戦っている訳では無い。引き分ける以前に、勝つために非常に良くトレーニングして来ている。犯してはならないミスによって2点を先攻され、チームは勝ちに行った。全ての試合が、このように行くとは限らない。それ以前に、試合に勝とうとしなければならない。メッセージは常に選手たちが先攻されないというものだが、サポーターはこのことを理解していてそれをピッチで示すためにいる。」と、記者会見で語った。
 

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もちろん、考え方は維持している。それは確率的に可能性が有る以上は、リギージャ(プレーオフ)に進出することが出来る。彼らは出来るだけ上位へ進出することを熱望するために、激しいメンタリティーを持ち続ける。1分1分をインテンシブに、そして彼らはすべての可能な勝ち点を獲得するために彼らの持っている全てを出す必要があるため、既に残り試合全てが決勝戦であるかのようにプレーをしている。
 

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「前半はイスマエル・ソサが、非常に上手い得点をマークした。それがCFパチューカにとって、唯一の得点チャンスだった。後半は、スローインから追加点を挙げた。非常に顕著な改善があったので、それは我々が決勝戦に直面するだろうというような振り返り方が出来る。そしてそれは、そのように直面しなければならなかった方法だ。我々は常に最高のスタメンを選ばなければならないし、目標を達成する近道であって他に方法はない。これは相応しいかどうかではなく、勝つための方法であり得点を決めるかどうかだ。それを上手く出来れば、非常に良い。今日は非常に上手く行えたが、彼らは一度我々を打ち負かした。これがPUMASというチームであって、PUMASはこのように戦うチームなんだ。そういう結末には満足しているが、しかし次の試合以降はリギージャという目標からこれ以上遠ざからないように勝たなければならない。」
 

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これだけに留まらず、リリーニ監督のメンタリティーは維持されている。そして数々のミスを犯しそれを改善しなければならないのでドローには喜ばず、結果は救われた形となったがもっとやれるハズだし、メンタリティーはさらに上を目指さなければならないと強調した。
「正直なところ、ロッカールームに音楽は流れていない。リーグ戦が中断された2週間は、非常に良い内容だった。選手たちがトレーニングのピークにあるとき、それは試合前に持っている最高のディフェンスだ。こういうことが起こったとき、なぜそれが勝てなかったのか?なぜ我々がミスを犯したのか?を分析するが、今日は勝てていなかった感じだった。勝ち点1は負けていた試合だったので有効だが、2−0で負けている試合を追い付いたのだからポジティブに捉えられる。だが現実は勝ち点1しか挙げられず、我々は勝ち点3を挙げるべくトレーニングして来たんだ。」
 

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第13節 UNAM 2-2 Pachuca

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CFパチューカは勝利を手放し、崖っぷちだったPUMASがドローを拾う
 

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ビクトル・イスマエル・ソサがメキシコサッカー1部リーグにおいて、3つの異なるクラブで対PUMAS戦において得点し、エリック・サンチェスが追加点を奪うも、セバスチャン・サウセドとファン・イグナシオ・ディネンノがそれぞれ得点
 

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PUMASにとって複雑な今シーズン、この試合ほど容易なものになるものは無かった。レペチャへ(敗者復活戦)進出圏内へ勝ち点1であったのに、勝ち点3を挙げる貴重な可能性を逸し、オリンピック・スタジアムにおいて対CFパチューカ戦を2−2のドローとしてしまったからだ。かつて2014年シーズンに在籍していたイスマエル・ソサがかつてUANLティグレス、クラブ・レオン、そして今度はCFパチューカの選手としてゴールを決めた。
 

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それに留まらず、エリック・サンチェスがアルフレード・タラベラのリバウンドを押し込み、追加点を挙げたのだ。しかしPUMASは、そこから最後まで喰らいつき勝ち点1を奪い取った。終盤ファビオ・アルバレスに代わって途中出場したセバスチャン・サウセドが、そしてファン・ディネンノがペナルティーキックを決めた。依然としてレペチャへ進出圏内にしがみついているものの、この試合は勝てていたという感触を残して。試合は今シーズンを通してずっと同じように、PUMASにとって不利な状況だった。そしてファン・ディネンノにパスを供給するために中盤を5枚にするという賭けに出たにも関わらず、主導権を握る力強さを得られなかった。それは前半だけで得点チャンスが8度(うち枠内だったのが2度)だったのに対し、CFパチューカは1度しか無かったチャンスを決めて先制したからである。
 

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前半の15分を経過した頃、ファン・ディネンノはボールを受けチームメイトに渡す代わりに、それを個人技で軸を半回転させクロスシュートを試みたが、ニアポストに直撃させた。ハーフタイムの10分前ごろ、今度はCFパチューカが守備陣のミスを突きエリック・アギーレがイスマエル・ソサへパスをすると、ペナルティーエリアの外からディフェンダー2人の間を力強いシュートで枠を捉え、アルフレード・タラベラが必死にセーブを試みるも、ゴールネットに突き刺さった。
 

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後半に入って、主審:ホルヘ・イサク・ロハスがミゲル・エレのプレーに対して1発レッドカードを掲示した時には、CFパチューカにとって複雑な試合になるだろうと思われたが、その後VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューをした後に退場処分は取り消しとなり、イエローカードの裁定に留まった。後半30分、スローインからペナルティーエリアにおけるヘディングの競り合いから、こぼれたボールをファーサイドでフリーになっていた選手がヘディングシュート。これはゴールキーパー:アルフレード・タラベラの正面を突いたが、さらにそのリバウンドをエリック・サンチェスがクロスシュート。CFパチューカが0−2とした。
 

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しかしアディショナルタイムに入る前にファビオ・アルバレスに代わって途中出場した東京オリンピック・サッカー競技の米国代表:セバスチャン・サウセドが右サイドのカルロス・グティエレスが上げたセンタリングをペナルティーエリアのすぐ側からヘディングシュート。さらにその後すぐファン・パブロ・ビゴンがペナルティーエリア内で転ばされたファールされ、ペナルティーキックをファン・ディネンノが冷静に決め、PUMASが2−2のドローへと追い付いた。
 

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PUMASは勝ち点13で残り4試合で、レペチャへ進出圏内である第12位まであと勝ち点1。一方のCFパチューカはほぼ勝利を手中にしながら、2点リードを守り切ることが出来ずに苦い後味を残した。
 

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メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第13節 プレビュー

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エリク・リラはレギュラーシーズンにおける終盤について楽観的であり、彼らがリギージャ(プレーオフ)のように最後の5試合をプレーしなければならないと述べた。「我々にとってのリギージャ(プレーオフ)は前節の対アトレティコ・サン・ルイス戦から始まった。アンドレス・リリーニ監督とコーチングスタッフは、我々にはミスの余地がないことを非常に明確にした。残り5試合はすべて決勝戦と言えるが、我々の持っている自信やこれまで行ってきたハードワーク、そして作ってきたチームはこれらの試合で前進出来るだろうし、良い結果を得られるだろう。」
 
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そして、こう付け加えた。「我々は常に責任を背負っていて、それを処理する方法を知っている。 それぞれのゲームは重要であり、我々は非常に落ち着いてまたハードワークをして毎週準備している。これはレギュラーシーズンの終盤であり、レペチャへ(敗者復活戦)に進出争いを直接対決する相手チームとの試合に勝つことは非常に重要であり、ここ数週間のFIFA国際マッチデーにおけるリーグ戦中断はその目標を設定するのに非常に良い期間だった。今週はとても激しいトレーニングだったが、非常にうまく過ごせたしアンダー20のチームとの練習試合も行った。数日間の休息もあったが、そこもうまく過ごせてメンタル面のケアを出来た。何の言い訳の余地も無い。」
 

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そして彼は、次のように強調した。「昨シーズン以来、対戦チームは我々に敬意を持って異なった目で見ていることを好ましいことだ。しかしそれはまた、我々が昨シーズンでリーグ準優勝をしたことは我々にとってまだ十分ではなかったことを認識させる。我々が望む結果を出さない場合、そこにはより多くのミスが存在し、それを修正することは我々をより良いサッカー選手にしてくれる。常勝チームの精神でトレーニングし続け、我々がしなければならないことをピッチで出さなければならない。」
 

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メキシコサッカー1部リーグデビューから昨年におけるプレーの進化がきっかけで、東京オリンピック・サッカー競技のメキシコ代表に選考されるようになったことについて尋ねられて、こう述べた。「可能性は常に存在していて、準備が出来ていればそれを活かせる。目標や夢は達成し始めていて、全ての面において良いイメージを残せていると思う。メキシコ代表に招集されることは1つの夢であって、そこへ向かってトレーニングしている。クラブで良い成績を残せれば、自然にその時はやってくるだろう。メキシコ代表のみならず、とても多くのことがだ。」
 

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東京オリンピック・サッカー競技の北中米カリブ海地域メキシコ代表の最終招集に選考されなかったことについて、彼は言った。「招集されたかったけれど、今の自分がしているサッカーに非常に満足している。もちろん彼らにとっての本大会における幸運と、そこで最善を尽くせることを願っている。サッカーには常にリベンジをする機会があって、これまで同様にハードワークをしてとても多くのことが巡ってくると思う。」
 

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結果としてチームメイトであるホアン・バスケスとアラン・モソが、東京オリンピック・サッカー競技の北中米カリブ海地域予選で優勝をしたことは、チーム全体にモチベーションをアップした。「彼らがベストな方法で出場して優勝をすることが出来たことは、チーム全員にとっての誇りだ。我々は彼らをとても歓迎したし、2人は非常にモチベーションが高くそれが我々に必要なものだ。チーム全員にとってシーズン終盤へ向けて特別なモチベーションであると同時に、非常に重要なものだ。」

 

マルタさんの家

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元NHKアナウンサー・山本浩さんが1985年10月26日に日本サッカー代表がワールドカップ初出場をかけ、アジア地区予選で韓国と対戦した際に放送を開始するに当たって言った「東京千駄ヶ谷の国立競技場の曇り空の向こうに、メキシコの青い空が近づいてきているような気がします」というほど、メキシコシティの空は今日も快晴です。

 

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 現在の人口約892万人、標高が約2,240mと高く、周囲を山に囲まれた盆地に形成された大都市:メキシコシティは1428年頃から1521年までの約100年間、テスココという湖が広がるのみだったメキシコ盆地をメソアメリカ文明の国家:アステカの人々が開拓し、1325年に島を作り上げ、その土地にテノチティトランという最盛期には人口が20〜30万人の規模となり、ピラミッドが築かれるほどの壮麗な都市を築きました。
 

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今はその面影を残す場所も少なくなりましたがこの街の空を見上げる時、当時は一体どんな感じだったのだろうかと今から700年以上も前の姿を想像してみたり、自分が初めてこの街に来た約30年前の頃を思い出してみたりします。母親が「この息子には東京よりも、メキシコの空の下が合っているのかねぇ。」と呟いていたことがありましたが、確かにその通りです。
 

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話は本題から少し逸れましたが、マリー叔母さんの家で約3週間ほど居候した後、3年前に日本から3度目となるメキシコへ移住した頃に住んでいた同じ団地内にあるマルタさんという方の家の1室を再び借りることにしました。
 

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当時は大学生の学生寮みたいに学生たちが、全部で6〜7部屋ある大きい家をそれぞれ借りて過ごしていました。当然のことながら大きな話し声や夜は深夜まで食堂で騒いでいたので、住みにくかった印象が強いです。
 

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ただこのコロナ禍で彼らは全員出ていってしまい、今は自分だけが住んでいるという状況なので非常に住みやすいです。
 

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3月から就職した会社は主に日本食料品を輸入して販売しているところで、現在は新人社員として研修中(ホームオフィス)です。社員が本来のように事務所へ通勤するのはおそらく6月ごろではないかということなので、当面はこの家の部屋を借りながらその時が来たら、会社から近い場所へ再び引っ越しをするつもりです。

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第12節 レビュー

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我々にとっての、リギージャ(プレーオフ)が始まった:アンドレス・リリーニ
 
PUMASの監督は試合前に話した、チームは最終段階への切符を掴む為に良いシーズンの締め括りをするために戦うことを強調した
 
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PUMASは彼らの願望であった、重要な勝ち点3を獲得した。 アトレティコ・サン・ルイスに対する勝利は、総合順位表の第12位までに与えられるレペチャへ(敗者復活戦)進出へ非常に近づくものであった。アンドレス・リリーニ監督はチームが非常に苦労をし、議論を巻き起こすレフェリングで敗北する寸前であったところを命拾いした苦しんだ試合を強調した。
 

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「レペチャへへ進出するという状況下であるため、我々にとってリギージャ(プレーオフ)進出争いは既に始まっていて、最大限の能力でプレーをしなければならない6試合が残っていることを選手たちに理解させた。そしてギリギリまで戦うべき、それに向かって前進しなければならない5試合が残っている。」
 試合の複雑さのために最も救われたものは「勝ち点3以外、他には何もない」であり、「チームはピッチにおける勢いと最後まで勝ちに行く必要性を示し続けている。そして最後まで、選手たちが諦めない。」という印象も残したと強調した。
 
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今PUMASは幾つかの調整すべき点を調整し、再びリギージャ進出争いを戦い抜くために数週間がある。監督は、彼のチームが戻ってくると信じている。「確固たる目標を持って前を向く。今日チームは大きなプレッシャーの中でプレーをし、改善することが出来るためにハードワークしなければならない。また我々は総括しなけければならない。どこまで辿り着けるかは分からないが、1試合1試合だと思う。 今は次節の対CFパチューカ戦について考え、選手たちが回復することについて考えなければならない。」
 

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第12節 Atlético San Luis 0 - 1 UNAM

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PUMASが多くのレフェリング論争が巻き起こる試合を、アウェイでアトレティコ・サン・ルイスを倒す
 

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ファン・イグナシオ・ディネンノによるペナルティーキックによる得点で、PUMASがサン・ルイスの3得点が無効となった試合で勝ち点3を挙げる
 

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何と物議を醸し出した試合だろう。 アトレティコ・サン・ルイスが3ゴールを決め、それら全てが無効になったため、PUMASはアウェイの試合で助かった。 そしてスコアレスドローがPUMASにとって儲けものだと思われたとき、レペチャへ(敗者復活戦)進出を懇願しているチームに勝利を与えるにフアン・イグナシオ・ディネンノによるペナルティーキックを得たのである。
 

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PUMASはキックオフから良い内容のサッカーが出来なかった為、試合序盤から苦しんでいた。前半10分も経過しないうちに、その苦しみは始まった。パブロ・バレーラによるセンタリングのボールコントロールを誤ったアルフレード・タラベラは、チーム史上最高の55得点(1部、2部リーグを含む)をマークしているニコラス・イバニェスにクリーンな方法でボールを奪われ、押し込まれたのである。しかしどの角度からリプレイを見てもその判定をし得る証拠が無いにも関わらず、主審:マルコ・アントニオ・オルティスがオフサイドの判定をしたため、そこからこの試合の論争は始まった。
 

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立ち上がりから落ち着いて試合を進むことが出来なかったPUMASにとって、この判定は浮ついた状態であったチームを落ち着かせることが出来た。しかしアトレティコ・サン・ルイスはそこから何度も攻撃を続け、危うい場面を作ったため、PUMASは落ち着いてプレーを創り出す為にボールを支配することが出来ないまま、東京オリンピック・サッカー競技の北中米カリブ海地域予選でメキシコ代表に招集されたホアン・バスケスの代わりにスタメン出場した、センターバックのルイス・キンターナが負傷で試合続行が不可能となり、ヘラルド・モレノを交代出場させる事態に陥った。
 

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ダミアン・バタリーニがリカルド・チャベスのセンタリングをヘディングシュートでもう1つの明らかな得点チャンスを逃したとき、PUMASは再び窮地から救われ安堵させられた。そこから少しずつ相手の攻勢を交わし始めたが、攻撃に転じるまでには至らなかった。ボールを持って中盤から前に出て、その存在が消されていたガブリエル・トーレスとフアン・イグナシオ・ディネンノに繋ぐまで苦労させられた。試合はアルフレード・タラベラが守るゴールへ近づくサンルイスによる攻撃がおさまったことで、動きが少なくなった。
 

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そしてハーフタイム直前に、コーナーキックからニコラス・イバニェスが競り合ったこぼれ球をファン・イスキエルドがヘディングで押し込んだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でリプレーをレビューしたところハンドの判定をしたため、主審は再びゴールを無効にした。しかしサンルイスのベンチでは、その得点が無効となった判定を不服として審判団へ抗議をしたため、レオネル・ロッコ監督とサブメンバー:ルイス・フェリペ・ガジェゴスが退場処分を受けた。
 

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試合は一進一退のまま後半が始まり、パブロ・バレーらが右サイドを突破しニコラス・イバニェスへセンタリングを上げたが、これをダイレクトボレーでゴール右サイドに狙ったボールは惜しくも逸れていった。そして、再び論争が起こった。サンルイスが左サイドからダミアン・バタリーニが、ペナルティーエリア内にいたニコラス・イバニェスへボールを送りこれを押し込んだが、再びVARによるレビューでオフサイドの判定となり、またもやノーゴールとなったのである。
 

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試合も終わりかけようとしていた後半残り10分、ファン・パブロ・ビゴンが放ったシュートがペナルティーエリア内にいたフアン・イスキエルドの手に当たり、これがペナルティーキックの判定に。これをファン・ディネンノが冷静に押し込み、PUMASはレペチャへ進出圏内に近づく貴重な勝ち点3を挙げた。サンルイスはこれで5試合未勝利、3敗目となり2部リーグ降格争いの最下位により近づいた。
 

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メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第12節 プレビュー

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PUMASの主将:ファン・パブロ・ビゴンは、記者会見でチームはシーズンの最終段階に差し掛かり、そのコンペを乗り越えるために良い締めくくりを目指していると述べた。
「目標は、変わらない。昨シーズンとは違う道のりだが、どのチームでもレペチャへ(敗者復活戦)を勝ち抜けるし、リギージャ(プレーオフ)へ進出出来る。アンドレス・リリーニ監督は我々自身が自信を取り戻すよう、呼びかけている。今後の試合はそのための鍵となり得るし、そこから先はまた別のことになり得る。」と、強調した。
 

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「コンセプトや監督が我々に求める根本は、同じだ。これまでの結果は、理想的では無かった。 それを受け止めることは、非常に苦労させられた。 レペチャへへ進出可能にするためには、残り6試合でベストな結果を出す必要がある。」と、付け加えた。昨シーズンの結果に対するプレッシャーがある中で、それと付き合う方法は分かっていると述べた。「我々はプロサッカー選手だから、それは分かっている。失敗するイメージは、非常に小さいものだ。 レペチャへに進出するには、非の打ちどころのない試合をしなければならないことを認識している。」
 

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そして昨シーズンに出した結果に対して、リラックスしている訳ではないと述べた。「過去のことは、忘れなければならない。今日のトレーニングとサンルイスポトシにおける試合に、非常に集中している。そして我々の頭には、残り6試合を1つ1つ臨むつもりだ。良い結果を持って、総合順位表の第5位〜第12位に入るつもりだ。我々に対する要求は高く、それを快く思っていない。しかしきっとこの状況から、抜け出せると信じている。プレシーズンは短かったが、それは言い訳には出来ない。苦労したし、それで不安定なサッカーをした。もっと安定した、コンスタントなサッカーをしなければならない。」
 

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「ピッチでは、全力で臨んでいる。サッカーでは、ポジティブとネガティヴの両方が起き得る。リラックスしているし、もっと上を目指している。強く願えば、叶うものだ。諦めている訳でない。」と、強調した。「この試合で勝てば、強い自信が取り戻せる。逆に負ければ、それが消えてしまうだろう。それが今後の試合の結果に影響するしそのためにハードトレーニングしていて、良い結果が出れば自信は取り戻せるしリーグ優勝だって夢では無い。」と、述べた。
 

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そういう意味で、アンドレス・リリーニ監督の采配を称賛した。「行って来たことは、素晴らしい。それが非常に困難な中、多くの下部組織出身選手たちが1部リーグへデビューしてきたし、メキシコ人選手たちがプレーをしている。彼は戦術的なことや戦略を知っている。我々は彼に対して自信を持っているし、心中するつもりでやっている。信じているし、人間として最高な人だ。彼のサッカーを、そして1人の人間として非常に満足している。そのプロセスは、長期的なものだ。」
 

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東京オリンピックのサッカー競技・北中米カリブ海地域の予選メキシコ代表に招集されたアラン・モソとホアン・バスケスが次節欠場することについて、こう述べた。「2人ともチームにとって重要な選手たちだが、下部組織出身選手たちや良いサッカーをしている選手たちもいる。チームの陣容に自信を持っているし、リギージャ決勝戦という同じ目標に向かって昨シーズン同様頑張っていくつもりだ。クラブを代表して招集されたことは、チーム全員が非常に満足している。良いパフォーマンスを予選で見せて、このクラブの名声を高めて欲しい。2人ともゆくゆくはヨーロッパ5大リーグでプレーを出来るだけの性格や才能を持っているし、最高の雰囲気で送り出したい。」
 

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一方でPUMASの女子1部リーグ・サッカー選手:デネバ・カヒガスが、ソーシャルメディアへ非難を訴えたセクハラの話題について語った。「男子チームは、女子チームとの接触がある。個人的には残念なことだし、チームとしても辛いことだ。女子サッカー選手である以前に、全ての人々へ彼女たちをリスペクトしてもらいたい。彼女らは女性であるし、愛されるべきだ。人々にはそれをお願いしたいし、リスペクトして欲しい。彼女らが穏やかでいられるように、セクハラは止めるべきだし自分はそれが嫌いだ。今後それが起こらないように、何かをしてあげたい。」