それでは、まずスタメンとベンチメンバーから。
4日後にCONCACAFチャンピオンズリーグ予選第3節の対ホンジュラス・プログレソ戦を控え、エドワルド・エレラ、アレハンドロ・カストロとマルセロ・アラトーレを温存。代わりに、ルイス・キンターナとホセカルロス・ヴァンランキンの下部組織出身選手を起用した。
またベンチベンバーに初めてサンティアゴ・パラシオスが入ったが、試合途中にルイス・キンターナが負傷退場したため、残念ながら出番は回ってこなかった。
さて試合が開始され、先制したのはアウェイのケレタロ。試合前のインタビューでレギュラーポジション競争に勝つためにミスを無くすというような受け答えをしていた、ホセカルロス・ヴァンランキンが、相手サイドバックのジョナサン・ボルスティンに簡単にサイドを破られてしまう。
このセンタリングを中央で待っていたネリ・カルドソに合わせられ、先制される。
対するPUMASは、その6分後。右サイドでボールを奪ったパブロ・バレラが、逆サイドのフィデル・マルティネスに大きくサイドチェンジ。
ここから長駆してペナルティエリアまで一気に走り込み、ニアサイドで相手デフェンダーを引きつけたマティアス・ブリトスのファーサイドからヘディングで合わせて同点にした。結果的ではありますが、この試合のポイントはこの同点弾であったのではないかと思います。
続いて、逆転弾。ペナルティエリア付近でこぼれたルーズボールを後方からオーバーラップしていたホセカルロス・ヴァンランキンが、中央で楔となったマティアス・ブリトスへ浮き玉を供給。
このボールに対して周りをよく見ていたマティアス・ブリトスが、自身のやや後ろにいたハヴィエル・コルテスにヘディングで落とす。
あうんの呼吸でこのプレーを瞬時に察知したハヴィエル・コルテスが、走り込んでシュート。相手デフェンダーに当たってコースが変わったラッキーな部分もあったが、後半開始早々のこの逆転で「この試合、行ける。」とピッチにいた選手は感じたハズ。
続いて、ダメ押し弾。左サイドからオーバーラップしていたキャプテンのルイス・フエンテスが、中央でボールを受けるフリをしてサイドへ流れるハヴィエル・コルテスが作ったスペースに後ろから走り込んだアブラハム・ゴンザレスへスルーパス。
これを冷静にワントラップで流し込み、試合を決めた。アブラハム・ゴンザレスは、PUMASへ移籍して初得点。
最後に、4点目。右サイドからボールを受けたホセカルロス・ヴァンランキンが、中央で待っていたマティアス・ブリトスへワンツー。
これらのプレーは日頃の練習でも反復して行なっているだろうが、相手が戦意喪失していた下位チームということもあって見事に決まった。