戦前に予想されたとおりシーズンを通して続いたパフォーマンスの悪さを露呈したPUMASでありましたが、チームは最下位から脱出する可能性を持つために勝つことに集中しなければなりませんでした。
試合は若いブライアン・フィゲロアがセンターフォワードに抜擢されましたが、たった一度のチャンスしか回ってきませんでした。ただPUMASは前半の30分間、かつて無いほど得点チャンスを作りました。片方サントス・ラグーナは、カルロス・イスキエルドスがオフサイドとなった一度のチャンスしかありませんでした。
後半に入って、7分にフィゲロアはアブラハム・ゴンザレスにそのポジションを譲って交代を余儀なくされました。それによってマルセロ・ディアスがチームに合流して以来、初めて3ボランチのフォーメーションとなりました。しかしそれはサントスの前線に対するプレッシャーを増すこととなり、10分にフリオ・フルチの先制点を許すことに繋がったのでした。
PUMASはセットプレーが唯一の逃げ道で、相手ゴールに辿り着くことが出来ませんでした。それを活かせたのが、21分のアラン・メンドーサによる素晴らしいフリーキックによる同点弾でした。喜びに浸る間もなく、その5分後にはこの数年クラブの弱点として露呈されてきたホセ・カルロス・ヴァンランキンの緩いマークを掻い潜り、ジャニニー・タバレスが逆転ゴールを決めたのでありました。
パブロ・バレラやアラン・アコスタの両サイドバックは追いつくために可能性を追い求め、メキシコ代表ではサイドバックで起用されているヘスス・ガジャルドがセンターフォワードとしてプレーをし、その注目すべき攻撃センスを見せつけ37分に同点ゴールを決めたのでありました。
この結果ヴェラクルスがトルーカにホームで敗れたため、PUMASは勝ち点12で最下位のまま。片方サントス・ラグーナは、勝ち点17で第13位となりました。