ＰＵＭＡＳが、メキシコ杯決勝トーナメントのベスト１６進出を決める
ＰＵＭＡＳがメキシコ杯最終節において闘志を見せ、ペナルティキックを失敗したもののマティアス・アルスティサの２得点でタンピコ・マデロを３－１で破り２０１８年前期ステージの決勝トーナメントに駒を進めました。タンピコ・マデロは予選リーグ敗退、ＰＵＭＡＳは直近の試合結果で監督の進退問題に発展していたダヴィッド・パティーニョは、穏やかにそのまま指揮を執り続けることになりました。
ＰＵＭＡＳはスタメンに４人のレギュラー選手たちを揃え、ダヴィッド・パティーニョ監督はゴールキーパー︰ホセ・カスティージョにＴＯＰチームデビューの機会を与え、ベンチには代替要員としてサードキーパーのベルナベ・マガーニャを置きました。監督自身が数日前にインタビューで語っていた公約通り、勝利の扉を開くためにゴールを目指すオフェンスラインを敷きました。
早速ＰＵＭＡＳが先制し、リードを奪いました。前半４分、マティアス・アルスティサが左サイドから侵入し、相手キーパー︰フリオ・ゴンザレスを交わしてフィニッシュを決めました。ＰＵＭＡＳが試合の主導権を握り、１１分にはフェリペ・モラが左サイドにシュートを放つも、これはキーパーに止められました。
次のプレーでは相手のプレッシャーに堪えきれず、ヒルベルト・バルボサがペナルティエリア内でハンドを犯してしまい、ペナルティキックを献上。これをマティアス・アルスティサが中央に蹴ってものの、相手キーパーが足元で反応し逸しました。
ＰＵＭＡＳが油断した隙に、今度はタンピコ・マデロが１８分追いつきました。ヘスス・ミランダがペナルティエリア内のこぼれ球をＰＵＭＡＳ守備陣が体を呈して防ぐ足元をかい潜ってシュート。ＰＵＭＡＳは再度ボール支配を取り戻すために３３分、ペナルティエリア外からマティアス・アルスティサがミドルシュート。これが相手ディフェンダー︰アルトゥーロ・デレスマに当たり、コースが変わって２－１となりました。
タンピコ・マデロは４０分、ファン・マヌエル・イトゥルベに対してスライディングタックルを試みたホセ・メンデスが退場処分。１０人となり、ＰＵＭＡＳが有利な状況は引き続き後半も続きました。２－１で勝っていたものの、タンピコ・マデロは何度かＰＵＭＡＳをヒヤリとさせる場面を作りました。後半２０分、ハヴィエル・オロスコがあわやゴールというシーンがそれでした。
それでもＰＵＭＡＳは反撃を試み、リードを広げることに成功しました。アラン・メンドーサが左サイドからペナルティエリア内でヘディングシュート。３－１とし、３４分にはレフェリーに対するクレームでタンピコ・マデロ監督のエドゥアルド・フェンタネスが退場処分となりました。こうしてＰＵＭＡＳは決勝トーナメントに進出を決め、ベスト１６の相手（現時点では、クルブ・ネカクサの可能性有り）を待つことになりました。
