PUMASはクルブ・ネカクサに敗れ、2019年未勝利のまま
PUMASは対クルブ・ネカクサ戦をアウェイで敗れ、今年2敗1分け
PUMASは昨シーズンとは打って変わって、違うチームになってしまったかのようだ。闘志、スピリッツ、いい思い出、補強選手。これら全てが、欠けたサッカーをしている。なぜならば、今シーズンはリーグ戦とカップ戦の3試合で、昨シーズンはベストビジターであった捕食者ぶりが全く影を潜めている。そして今、対クルブ・ネカクサ戦にも敗れた。
昨夜アグアスカリエンテスにおいて、それは再び起きた。クルブ・ネカクサは2019年後期ステージの先制点を決めたのだ。これは新たにクルブ・ネカクサの監督に就任した、以前にPUMASを率いていたギジェルモ・ヴァスケスによる洗礼でもあった。
そして確かにトーナメントは開幕したばかりだが、PUMASはチームの哲学やカラーを発揮し続けることが出来ず、昨シーズン同様の陣容で補強をしないという決断(それはマティアス・アルスティサの退団やカルロス・ゴンザレス、ファン・マヌエル・イトゥルベらの負傷により攻撃面において多大な影響を及ぼしている)のもと、そのサッカーをする、若い才能を輝かせるために必要なものを欠いているのだ。それでもなお、フェリペ・モラはPUMAS攻撃陣の責任を一身に背負って同点弾を叩き込んだのだが、それでは不十分だった。
クリスティアン・カルデロンが決めたクルブ・ネカクサの先制点、そして一瞬ではあったもののPUMASの期待を沸かせたフェリペ・モラの同点弾。それでもなお、PUMASは崩壊し始めたのだ。
PUMASの崩壊はいみじくも最後にリーグ優勝を収め、そして今クルブ・ネカクサを率いるギジェルモ・ヴァスケスによって、どうすればPUMASを倒せるか?を示されたのであった。時間は経過し、出口が見えないかと思われた状況をフェリペ・モラの同点弾によって、脱出したかに見えた6分後の後半38分に右サイドから個人技で持ち上がったカルロス・グスマンによるセンタリングをゴールエリア左サイドからペドロ・カンポスの折り返しにがら空きとなった逆サイドで合わせたブライアン・フェルナンデスが押し込んだゴールは、線審がオフサイドの判定をしたもののVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるレビューで得点となった。
PUMASにとっては最悪の展開となり、主審がブライアン・フェルナンデスの得点を宣告した瞬間、PUMASの敗北がほぼ確定したのであった。しかしながら、シーズンは始まって第2節を消化したばかりであるという曖昧な確信のもと、PUMASにとって未だに結果を出せないプレッシャーはない。