Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

ブルーノ・マリオーニ生出演『ラ・ウルティマ・パラブラ』放送内容

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私がよく見ているテレビ番組の1つに、フォックススポーツのラ・ウルティマ・パラブラ(La última palabra=最後の言葉)*1というものがあります。今週火曜日の放送にPUMASのブルーノ・マリオーニ監督が生出演。様々なエピソードを語っていましたので、その内容をご紹介したいと思います。

 

 

  • 昨2シーズンのリギージャ(プレーオフ)における敗戦

「ダヴィッド・パティ―ニョ元監督は、勝ち点30という偉大なシーズンを行った。大量失点が、敗北をより鮮明にしたということは分かっている。リギージャ(プレーオフ)の首都ダービーでライバルに大敗を喫するのは心が痛むが、新しいことを行ったということを見失ってはいけないし、ダヴィッドはそれをしたんだ。終わったことは、もう避けようのない事実だ。将来を見据えなければならないし、日々ハードワークをするんだ。」

 

  • オリンピック・スタジアムでクラブ・アメリカを倒すこと

これは(今シーズンの)鍵となる非常に重要な試合で、この試合の結果は我々に非常に大きな勇気を与えてくれる。(1人退場者を出したリーグ首位の)CFモンテレイ相手に引き分け、ケレタロFCに良い勝ち方をした今、クラブ・アメリカ戦の勝利はチームを後押ししリギージャ(プレーオフ)進出圏内に近づけ、ライバルチームの我々を見る目が変わるだろう。

 

  • 監督に就任してから、まず最初に選手たちに何と語りかけたのか?

最初にしたことは、より多くの秩序を持っていなければならないと彼らに納得させようとすることだった。選手たちは即座に理解をしたし、間違いなく改善し続けるだろう。彼らはスランプから抜け出したいと思っていたし、気分が悪かった。だから、まずやる気を起こさなければならなかった。監督の交代は、常に気分を向上させる。我々コーチ陣は、選手たちのコンディションを信頼しなければならない。よくありがちなことは、我々は自分が何であるかを信頼し切れないということだ。私はどんな相手チームとも対等に戦えるチームを持っている。」

  • PUMASで、何を見つけたのか?

悪い結果に対してうなだれている選手たちだったが、そこから立ち上がりたくてウズウズしていた。彼らはとても喜んでメッセージをすぐ吸収するので、監督にとっては非常に良いことだ。

 

  • (監督として)PUMASにおける目標

(監督の話がオーナーサイドからあった時)何も目標を言われなかった。自分はPUMASがどういうチームか?を知っているし、PUMASが順位表上位に位置するためのトレーニングについて話し合った。よってオーナーは、私に目標を言う必要が無かった。

 

  • クラブ・アメリカの監督:ミゲル・エレラについて

彼は、偉大な監督だ。私が最後にメキシコサッカー1部リーグで在籍した、テコスFCの監督だった。彼は勝ち組の監督で、選手たちに近づける方法を知っている。自分が心配すべきはクラブ・アメリカであって、特にミゲル・エレラではない。言わば、これは監督同士の戦いではない。クラブ・アメリカに勝つためにトレーニングが出来ていると思う。

 

  • 刺激される監督

アルゼンチンサッカー1部リーグのニューウェルズ・オールドボーイズで出会ったヘラルド・マルティーノ(現メキシコ代表監督)と、リーガエスパニョーラのFCバルセロナを率いていた頃のジョゼップ・グアルディオラかな。前FCバルセロナ監督は同じ選手たちを率いているのに、選手たちはジョゼップ・グアルディオラが率いていた時と同じようなプレーをしていない。彼らは私の記憶に強く残り、選手たちに近づける方法をメッセージとして伝えてくれた。

 

  • ブルーノ・マリオーニ監督から、PUMASのファンへメッセージ

『オリンピック・スタジアムに我々を応援しに来て、相手チームにプレッシャーを掛けてくれ。選手たちはそれを感じることができるし、最大限のプレーを見せる。』

 

これ以外に個人的に印象に残ったのは、監督就任後最初のリーグ戦だったホームゲームの対CFモンテレイ戦で0-1で折り返したハーフタイムに、選手たちに掛けた言葉でした。

「みんな、必要なのは1ゴールだ。もしそれが達成出来れば、この試合は我々にとって勝ったも同然(前半25分、ルイス・フェルナンド・キンターナが退場処分を受10人となってしまっていたため)だ。」

 

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  • どうやって、クラブ・アメリカに勝つのか?

規律とハードワークだ。我々は非常に大きなクオリティを持っ選手たちを持っていて、トレーニングをするたびに私をより納得させてくれる。メキシコ代表(フル代表ではないが)に招集される選手たちもいて、それは物凄いモチベーションを得て帰ってくるので歓迎だ。

何を根拠に言っているのか?は具体的に分かりませんが、『この首都ダービーを迎える1週間は、とても素敵だ。楽しまないとね。』と彼が言う通り、自分も少しワクワクしてきました。

 

*1:フォックススポーツ(中南米)制作のサッカーに関する討論と論争の番組で、司会者はアンドレマリンというジャーナリスト(ワールドカップ6回、オリンピック5回、コパ・アメリカ8回実況を担当