Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年後期 今後の展望

f:id:ClaudioSuarez:20190308061639j:plain

 

現在第9節まで消化して、今シーズンも残り8節となりました。これまでのチーム成績は、2勝4敗3分けです。シーズンが開幕して第4節の成績が下位チーム相手に2敗2分けということもあって、それまで指揮を執っていたダヴィッド・パティ―ニョ監督が更迭。そして第5節から、現在のブルーノ・マリオ―二監督が就任。初戦でいきなり当時首位を走っていた、CFモンテレイとの対戦。前半25分でセンターバックのルイス・キンターナが一発退場のファール、そのフリーキックで先制されたうえに10人で戦わなければならない展開。しかし後半に同点ゴールを決め、辛うじてホームゲームでドロー。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190308061843j:plain

 

第6節にアウェイゲームでケレタロFCを2-0で倒し、勢いに乗って迎えた第7節の首都ダービー:昨シーズン王者クラブ・アメリカ戦を1-0で勝利。2シーズン続けてリギージャ(プレーオフ)で大敗を喫していた相手に、溜飲を下げた格好となりました。しかしその後の第8節に今シーズン絶好調のクラブ・レオンにホームゲームで1-3、そして前節の第9節アウェイゲームでロボス・デ・ラ・BAUPに2-1と連敗というのが、ここまでの流れです。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190308061934j:plain

 

今節第10節ホームゲームで第16位の対モナルカス・モレリア戦、次節第11節アウェイゲームで第10位の対プエブラFC戦と順位表の下位チーム相手ですが、前者は1部リーグ残留争い・後者はリギージャ(プレーオフ)進出圏内間近におり、必死になって向かってくるでしょう。ポイントとなるのはこれまで4敗しているうえに、9得点11失点という数字が示すように守備陣がしっかりと守っていないのが成績にも表れていると思います。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190308061952j:plain

 

以前から書いているように、現在のチームにおけるウィークポイントは両センターバックです。レギュラーのアレハンドロ・アリバスが負傷がちで毎節出場していないのに加えて、その相棒のルイス・キンターナは27歳の下部組織出身選手。本来であればメキシコA代表への招集や、他チームへの移籍をしていないといけないキャリアです。幸いにも、同じく下部組織出身選手で23歳のパブロ・ハケスが順調に成長しているので、問題が露呈されていないように見えますが、キンターナは今シーズン結果を出さなければ来シーズンは2部リーグへ移籍かキャリアを終えるぐらいの覚悟が必要でしょう。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190308061901j:plain

 

話をもとに戻します。現在のメキシコサッカー1部リーグ戦は上位3チーム(UANLティグレス、CFモンテレイそしてクラブ・レオン)が頭一つ抜け出しており、それ以降は8チームが勝ち点3以内にひしめく混戦です。PUMASもあと一つ勝てればその争い=リギージャ(プレーオフ)進出圏内である第8位以内に加われるのですが、ここ前2節の連敗でそう出来ない状況です。よってこの後の2節は是が非でも結果を残して、昨シーズンもそうでしたが今シーズンも再びターニングポイントになりそうなホームゲームでの第6位対CDグアダラハラ戦、そしてアウェイゲームで現在首位のUANLティグレス戦を迎えたいという状況です。