PUMASがオリンピック・スタジアムのピッチでクルブ・ネカクサを破る
ミッチェル監督率いるPUMASが、オリンピック・スタジアムにおいてクルブ・ネカクサを2-0で破り、2019年前期ステージの暫定首位に立つ
良い言い方をすれば、ホームゲームに勝る場所はない。PUMASはそれを今日オリンピック・スタジアムにおいて、彼らのサポーターの前で説得力のあるクルブ・ネカクサに対する勝利(2-0)で示して見せた。ミゲル“ミッチェル”ゴンザレスは、彼のホームゲーム初戦において良い結果を出し、試合序盤から力強く開始し、前半からさして抵抗もしない相手チームに対して、彼のサッカーを確立した。
試合前の記者会見でミッチェル監督は、チームが開幕戦よりも改善され90分間それを維持することを示すべきだと述べた。選手たちはその言葉を真剣に受け止め、ボールを奪うことからそれを実行した。最初の得点チャンスは、前半4分。カルロス・ゴンザレスからヴィクトル・マルコラへのパスを左足の鋭いシュートで相手ゴールキーパー:ウーゴ・ゴンザレスが守るゴールバーを直撃した。その直後キーパーは、コーナーキックへボールを逃がした。スタンドにはサポーターによる力強い応援が響き渡っていた。
PUMASのプレーは素早く確立され、その報酬は前半10分にジェイソン・アングロによるハーフライン近くから始まった良いプレーで、ファン・パブロ・ヴィゴンによるペナルティーエリア内へ駆け込みながらヘディングシュートでゴールネットに突き刺さった。彼にとってはPUMASとして2試合目、元CFアトラスのミッドフィルダーは素晴らしいゴールでオリンピック・スタジアムにおいてサポーターによる熱狂的な応援に応えた。
その1分後、ヴィクトル・マルコラがインスピレーションを受けて相手ボールを奪い、新たに1対1の形となったカルロス・ゴンザレスからの折り返しをシュートしたものの、ゴール上を掠めた。前半17分にもペナルティーエリア内へセンタリングを供給するも、シュートを打つ選手は誰もいなかった。
前半30分過ぎに、今度はブライアン・フィゲロアがクルブ・ネカクサを脅かすペナルティーエリア外からシュートを放ったが、相手ゴール脇をボールは掠めていった。クルブ・ネカクサは反撃を試みたが、ニコラス・フレイレとルイス・キンターナによる両センターバックによるソリッドな守備に跳ね返された。前半38分、相手ディフェンダーのマークを外したカルロス・ゴンザレスがシュートを放ったが、相手ゴールキーパーに問題なく止められた。
ハーフタイムに入る前にヴィクトル・マルコラがフリーキックから蹴ったボールをカルロス・ゴンザレスが上手くミート出来ずに、またもやウーゴ・ゴンザレスの両手にボールは収まった。PUMASイレブンは明確なメッセージを発信し、勝利を確実にするための追加点を狙い続ける姿勢を示した。後半開始2分後、クルブ・ネカクサは得点チャンスを得たかのように見えた。ペナルティーエリア内で守備をしていたジェイソン・アングロが顔面直撃のボールをハンドを犯したような形で、主審はペナルティキックを宣告。しかしながら、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で見直した結果、その判定は覆った。
PUMAS攻撃陣はアグレッシブに攻め続け、アドバンテージを拡げるチャンスを2度得た。最初はブライアン・フィゲロアによる後半10分の吹かし過ぎなシュート、もう1つはダヴィッド・カブレラによるペナルティーエリア内のカルロス・ゴンザレスへのパスから相手ディフェンダーに弾かれた後半15分のプレー。いずれも追加点には繋がらなかったが、ついに後半23分カルロス・ゴンザレスがペナルティーエリアへパスを受けてフリーになった瞬間、クルブ・ネカクサのディフェンダーが一発退場のファールを犯し、ペナルティキックを献上。これをパブロ・バレーラが冷静に決め、2-0とした。
クルブ・ネカクサは奇跡を狙って、後半30分マキシ・サラスが力強いシュートを放つも、アルフレッド・サルディヴァルが守るゴール脇をすり抜けていった。試合の決着は付きかかていたが、後半37分パブロ・バレーラが2得点目を狙ったが、惜しくもそのシュートはウーゴ・ゴンザレスの正面を突いた。PUMASは終始ボールを支配し続け、ホームゲーム初戦をモノにしメキシコサッカー1部リーグの2019年前期ステージ暫定首位に立った。