Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第8節 UNAM 2-1 Toluca

f:id:ClaudioSuarez:20190903043415j:plain

 

ロスタイムの得点で、PUMASがデポルティボ・トルーカを制す

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903043533j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903043553j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903043628j:plain


PUMASの連敗はストップ、オリンピック・スタジアムにおいて2-1でデポルティボ・トルーカを倒す

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903043640j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903043709j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903043805j:plain

 

最後の最後まで苦しんだものの、PUMASが2019年前期ステージ第8節でデポルティボ・トルーカを2-1で破り、メキシコサッカー1部リーグにおける連敗を止めた。カルロス・ゴンザレスが第1節の対アトレティコ・サンルイス戦以来、今シーズン2点目をマーク。ここ最近の攻撃陣による得点力不足への指摘と、サポーターからの懇願に対して落ち着かせた。先制点は戦術的にPUMASがデポルティボ・トルーカを上回り、試合の大部分で力強さを見せた報酬となった。勝ち点を積み上げるのに苦労していた両チームともにそれぞれプレッシャーがあり、トーナメントの現時点でリギージャ(プレーオフ)に進出を目指して時間との勝負を挑んだ。ミッチェル監督はスタメンをそれまでの4-3-3というフォーメーションから、ここ数節の対モナルカス・モレリア戦やCFモンテレイ戦で影響が出ていた中盤をより強化するため、3-4-3に変更した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903100431j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903100448j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903100508j:plain

 

試合開始直後の前半2分、デポルティボ・トルーカはフェルナンド・トビオによるフリーキックから得点チャンスを得たが、ゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルに防がれた。その応酬としてパブロ・バレーラがサプライズのセンタリングを挙げたが、エマヌエル・ジグリオッティにカットされて事なきを得た。セットプレーからヴィクトル・マルコラが挙げたセンタリングは、ジョナタン・マイダナがインターセプトしてゴールエリアから遠く離れた場所へクリアした。カルロス・ゴンザレスはこれまでの試合よりもアクティブな動きを見せ、前半13分に相手ゴールキーパー:アルフレッド・タラベラを交わすゴールかと思われたが、主審:フェルナンド・ヘルナンデス・ゴメスはオフサイドの判定でノーゴールとした。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903100536j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903100603j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903100619j:plain

 

前半15分、エマヌエル・ジグリオッティのロングシュートはポストを直撃。PUMASサポーターを驚かせた。カルロス・ゴンザレスもパブロ・バレーラによるセンタリングをシュート。ゴール脇を掠めていった。その直後、PUMASは再びチャンスを得る。右サイドからアラン・モソがボールを挙げ、ヴィクトル・マルコラがヘディングシュート。ボールは、惜しくもゴールバーを掠めていった。ダヴィッド・カブレラもミドルシュートを放ったが、タラベラに止められる。ファン・パブロ・ヴィゴンもまた同じようにシュートを放ったが、ボールはゴールからほど遠い軌道を描いた。前半終了間際、PUMASはリバウンドボールを利用してカウンターアタックへ。ジェイソン・アングロが左サイドからセンタリングを挙げたが、カルロス・ゴンザレスの左足によるシュートは単なる試みに終わった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903044831j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044846j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044905j:plain

 

後半に入ってミッチェル監督は中盤に新たな流れを生むために、ダヴィッド・カブレラを下げブライアン・メンドーサを投入した。後半5分、ルイス・キンターナとアルフレッド・サルディヴァルが衝突する場面が発生。医療陣が駆けつけて手当をすると、サルディヴァルは立ち上がりピッチの上で再びプレーをすることが可能となった。PUMASの攻勢は後半11分、カルロス・ゴンザレスがペナルティエリア内に侵入。パブロ・ヴィゴンによる優れたパスをコントロールし、パワフルなシュートでタラベラを制して、6試合連続無得点だった汚名を返上した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903100644j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903050637j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044801j:plain

 

リカルド・ラ・ヴォルぺ監督はフェデリコ・マンクエージョとディエゴ・リゴナトを下げてリチャルド・ルイスとアレクシス・カネロを、更にはウィリアム・フェルナンド・ダシルバを下げてジョバンニ・レオンをそれぞれ投入して攻勢に出た。更にフェリペ・パルドによるシュートは、精度を欠いた。PUMASはペナルティエリア内におけるハンドで追加点を挙げるチャンスを得たかのように見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定でペナルティーキックは取り消しとなった。デポルティボ・トルーカが最後に息を吹き返したのは後半45分、エマヌエル・ジグリオッティが一時的に同点と追い付いた場面であった。しかしその直後PUMASはブライアン・メンドーサがヘディングシュートを押し込み、苦痛に満ちた勝利にオリンピック・スタジアムは歓喜の輪が爆発した。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903044632j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044641j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044653j:plain

 

PUMASはそれまでの試合でいくつかの戦術的な欠点の証拠を残し、勝ち点を積み上げるのに苦労したが、それはミッチェル監督が長いトーナメントにおいて求めている最高の形を見つけることにも繋がったのであった。

 

f:id:ClaudioSuarez:20190903044111j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044028j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044042j:plain

f:id:ClaudioSuarez:20190903044052j:plain