Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第10節 裏話

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クルス・アスルは、メキシコシティが本拠地のライバルチームです。前節に対戦したクラブ・アメリカと同じですが、歴史的に強いライバル関係にあるものの、この対戦は厳密にはダービーマッチではありません。とは言え、メキシコメキシコサッカー1部リーグの4大クラブ(CDグアダラハラ、クラブ・アメリカ、PUMAS、クルス・アスル=今まで一度も2部リーグへ降格したことがない)と言われており、それに伴いサポーターの数も多いため、毎回ダービーマッチ並に観客が入る1戦となります。

 

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 自分がこのブログを更新するようになって約4年になりますが、メキシコに住んでいた時期や日本に住んでいた時期も含めて、対クルス・アスル戦の最近の成績はあまり芳しくありません。その中で1番心に強く残っている1戦が、2017年1月15日にオリンピック・スタジアムにおいて行われた試合です。当時はその2年前に日本へ帰国しており、インターネットの中継で翌日16日の早朝3時頃のことでした。さらにそのシーズン、生まれ故郷のチリ1部リーグでデビューし、ブンデスリーガやセリエAに移籍した後再び母国へ戻り、ウニベルシダ・カトリカで活躍していたチリ代表ストライカー:ニコラス・カスティージョが、PUMASへ移籍した最初のシーズンでした。

 

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そのホームゲーム初戦で、見事メキシコメキシコサッカー1部リーグにおける初得点を記録。そのゴールが、また素晴らしいゴラッソでした。前半両チームとも得点なしで迎えた、後半19分。左サイドからのロングスローインを太股でトラップ、そのままダイレクトで放ったシュートは、オリンピック・スタジアムにおけるPUMASサポーターへの挨拶代わりの1発となったのでした。と、同時に自分にとってはこの日誕生日を迎えて、何よりのプレゼントとなったのは言うまでもありません。あまりの衝撃と同時にアナウンサーによる絶妙な実況で、不覚ながら涙ぐんでいました。

 

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さて話は戻りますが、今シーズンから毎週日曜日に仕事が入ることが多く、日曜日の正午キックオフであるPUMASのホームゲームを生で観戦をする機会が少なくなっていました。幸いにも今週末は現場における作業が無くなり、メキシコシティへ里帰りすることが可能になりました。残りのホームゲームは、5試合。順位表の上位を占めている、サントス・ラグーナやクラブ・レオンが対戦相手なので、最低でも4勝しなければリギージャ(プレーオフ)に進出することが難しくなる状況。逆に言えば、今節の対クルス・アスル戦で万が一敗戦するようなことがあれば、今シーズンは実質的に終わると言っても過言ではないでしょう。