CDグアダラハラは勝つことを忘れ、PUMASにロスタイムに追い付かれる
CDグアダラハラのルイス・フェルナンド・テナ新監督が、ホームゲームでサポーターに初披露する際にドラスティックにチームを修正。前節クラブ・アメリカに大敗を喫したチームのベースを変え、明確なメッセージによってチームを奮い立たせた。
マヌエル・アレハンドロ・マヨルガが、ついに左サイドバックでスタメン出場。ミゲル・ポンセを左ボランチに据えることで、テナ新監督はイレブンのポジショニングを変えることで解決策を見出し、今シーズン見たことがない布陣を敷いた。CDグアダラハラは見栄えが良く、非常に堅固なディフェンスで前半の大部分においてPUMASから危険な攻撃を受けることがなかった。
CDグアダラハラの守備面は良かったが、問題は攻撃の瞬間であった。相手陣内に入ることもなければ、アルフレッド・サルディヴァルが守るゴールへ脅威を与えることもなかった。CDグアダラハラは明らかなチャンスを得たのは、左サイドからのセンタリングがオーバーし、再び右サイドからアラン・プリドへの折り返しをパブロ・ハケスが相手フォワードを押し倒してしまった時であった。最初はファールの判定がなかったが、BAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で見直したところ、ペナルティキックとなった。アラン・プリドは自信満々にこれを蹴り、ゴールキーパーの左サイドへ決めた。
先制したCDグアダラハラは前半試合を支配したものの、残り時間はまだたっぷりとあった。逆にPUMASはリギージャ(プレーオフ)進出圏内に留まるために、反撃をしなければならなかった。後半に入って、前線にパスを供給した。ヴィクトル・マルコラがボールを奪い、ファン・マヌエル・イトゥルベとカルロス・ゴンザレスへ繋ごうとした。これに対してCDグアダラハラは、試合を決めるべくカウンターアタックを狙った。
後半は攻守交替しPUMASが攻め、CDグアダラハラが守る展開となった。PUMASは結果を求め、ブライアン・フィゲロアを下げフェリペ・モラを投入。ドローを求めて、攻撃し続けた。後半26分、CDグアダラハラは追加点のチャンスを得た。アレクシス・ベガによるシュートのリバウンドをアラン・プリドが上手く拾えず、アラン・モソはクリアに失敗。しかしながら、このチャンスも潰してしまった。
その後のプレーで、ピッチのスリークォーターで起きたアレクシス・ベガによるアラン・モソへの強いスライディングタックルで、主審:ホルヘ・イサク・ロハスは一発退場の判定。これによってCDグアダラハラは、数的不利へと追い込まれた。テナ監督は試合をこのまま終わらせPUMASによる攻撃から耐えるために、ミチャエル・ペレスを投入。彼がモリーナとポンセの間に入り、試合が終わるのを待った。
PUMASは相手ゴールキーパー:ホセ・アントニオ・ロドリゲスの守るゴールから得点を得るチャンスを掴めないまま、カルロス・ゴンザレスへのセンタリングを挙げることが出来なかった。ロスタイムになってもトライをし続け、ファン・マヌエル・イトゥルベがオスワルド・アラニスがカット出来ないようなセンタリングを挙げ、これをカルロス・ゴンザレスがヘディングシュート。
PUMASは試合を決定づけるレベルになかったが、オスワルド・アラニスによる幼稚なミスでドローを勝ち取った。最後にはセサル・サウール・ウエルタまでもが、2枚目のイエローカードで退場処分を受けた。CDグアダラハラは勝つことを忘れ、どんなチームも彼らのホームゲームで脅威を感じなくなった。