Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

近年のPUMAS黄金期に指揮を執っていた監督

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ここで、改めて近年のPUMAS黄金期に指揮を執っていた監督を振り返ってみたいと思います。2001年前期ステージから、かつてPUMASの名選手であったウーゴ・サンチェスが就任。2004年後期ステージで13年ぶり4度目のリーグ優勝をすると、前期ステージでもメキシコサッカー1部リーグが2ステージ制になって初めて2連覇したクラブとなりました。

 

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2005年のコパ・スダメリカーナ*1では決勝まで勝ち進み、決勝のCAボカ・ジュニアーズ戦は惜しくもPK戦で敗れました。

 

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さらにレアル・マドリードが主催するサンティアゴ・ベルナベウ杯(プレシーズンの親善大会)では、ラウール、ジダン、ベッカム、フィーゴ、オーウェン、ソラーリらを相手にヨーロッパ外に本拠地を置くクラブとして初めて優勝するという快挙を達成。

 

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しかしながら2005年から2006年にかけての国内リーグでは、2005年後期ステージ、前期ステージ共に第16位、2006年後期ステージで第10位、前期ステージで第16位と低迷し、2006年には降格の危機に瀕しました。そこで2006年前期ステージにリカルド・フェレッティ(元メキシコA代表・臨時監督)が監督に就任するとチームに安定性と統制をもたらして降格を回避し、2009年後期ステージで6度目のリーグ優勝。

 

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2006年から2010年まで助監督としてフェレッティ監督を補佐していたのが、ギジェルモ・バスケスです。2009年後期ステージに6度目のリーグ優勝を経験。2010年にフェレッティ監督より指揮権を委譲され、監督デビュー。翌年2011年後期ステージに、7回目のリーグ優勝をPUMASにもたらしました。

 

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2013年前期ステージから代わりに指揮を執ったのが、クラブ3度目のリーグ優勝を選手として経験し、2009年より監督へ転身したファン・アントニオ・トーレ・セルヴィンでした。しかし、監督としての資質に欠けていたのか?2013年前期ステージ第8節で更迭。

 

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2013年前期ステージ第9節から翌年の2014年前期ステージ第5節までが、クルス・アスル、CFパチューカ、UANLティグレス、クルブ・ネカクサなどの監督を歴任し、わずか1シーズンで解任されたホセ・ルイス・トレホ監督。そして2014年前期ステージ第6節より再びギジェルモ・バスケス監督に変わり、2015年前期ステージにようやくリギージャ(プレーオフ)決勝戦までたどり着くようなチームに生まれ変わったという訳です。

*1:南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催する、南米のクラブチームによるサッカーの国際大会。2002年より開催されており、北中米のクラブも参加したシーズンもあった。1998年から4回開催された 「コパ・メルコスール / Copa Mercosur (南米北部クラブカップ)」 と 「コパ・メルコノルテ / Copa Merconorte (南米南部クラブカップ)」 に替わっての開催となりました。大会のレギュレーションは、予選から決勝まで全試合ホーム・アンド・アウェー方式で行われます。欧州のUEFAチャンピオンズリーグがコパ・リベルタドーレスだとすると、欧州のUEFAヨーロッパリーグがコパ・スダメリカーナに相当します。