VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が恋しい*1!PUMASは審判団のエラーにより、PUMASがメキシコ杯で敗退
PUMASはオリンピック・スタジアムにおいて、サントス・ラグーナを逆転することは出来ず
持てる全てを出し切った感動的なクライマックスとファン・イグナシオ・ディネンノのゴール。PUMASは2ndレグを2-1でサントス・ラグーナを制したものの、スコア合計でベスト16を勝ち切るには不十分な結果となった。スコア合計5-4でサントス・ラグーナはベスト8に進出。PUMASは前半から先制点を挙げ、相手にプレッシャーを掛けた。
前半6分、左サイドをスピードに乗ったファン・イグナシオ・ディネンノとのワンツーで抜け出したヴィクトル・マルコラは、ゴールライン近くからアレハンドロ・マヨルガへのセンタリングを挙げ、これをマヨルガが見事にヘディングシュートで決め先制。
しかしながら、ディフェンス陣の不注意なプレーでゴール前でサントス・ラグーナにボールを奪われ、エドゥアルド・アギーレがペナルティエリア中央からゴールに突き刺し1-1の同点に。このミスはゴールキーパー:ホセ・カスティージョがセンターバックのディエゴ・ロドリゲスへショートパスを送ったリターンパスがショートし、ルーズボールとなったものであった。
そして前半終了間際に、PUMASはブライアン・メンドーサによるゴールをオフサイドポジションにいなかったにもかかわらず、線審の誤審によって幻の得点となった。PUMASベンチによるクレームは非常に激しく、アシスタントコーチであるカルロス・マンディアが退場処分になったほどであった。
後半に入って、ブライアン・メンドーサに対するエドガー・ガメスのスライディングタックルが太ももの部分へまともに入り、主審:マルコ・オルティスは一発退場のレッドカードを掲示。サントス・ラグーナは、10人で戦わなければならなくなった。この結果、PUMASが追加点を挙げるのに苦労していたスペースが空くことになった。
相手ゴールキーパー:カルロス・アセベドは、ファン・イグナシオ・ディネンノによるシュートをパンチングで防ぐなどファインプレーでサントス・ラグーナの窮地を救っていたが、後半41分そのディネンノがヘディングシュートでPUMASの追加点を挙げ、2-1とした。
その後、ロスタイムに入って後半から途中出場したアレハンドロ・サムディオによるミドルシュートがポスト直撃。サポーターから歓声が上がったが、万事休す。守備陣による失策と審判団による誤審のコラボレーションで彩られたPUMASのメキシコ杯は、幕を閉じた。
*1:メキシコサッカー1部リーグ戦ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が標準装備されているが、メキシコ杯ではされていないため