Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2020年後期 第9節 PUMAS 3-3 América

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クラブ・アメリカがPUMASから勝利を放ったくる

 

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第9節におけるドラマティックな試合。クラブ・アメリカがオリンピック・スタジアムでドローをもぎ取る。エンリ・マルティンがアディショナルタイムに同点弾。

 

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PUMASとクラブ・アメリカが3−3で引き分ける、ドラマティックな試合。ニコラス・フレイレによるヘディングシュート、ビクトル・マルコーラとファン・ディネンノによるシュートでPUMASが勝利を挙げるかと思われたが、クラブ・アメリカはレオナルド・スアレスやフェデリコ・ビニャス、そしてエンリ・マルティンのアディショナルタイムの同点弾。そう、感動が止まらない試合は、最後にクレイジーな幕引きとなった。

 

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試合は、キックオフから激しい内容となった。クラブ・アメリカによる最初の警告は前半3分、フェデリコ・ビニャスがゴール前のリバウンドを押し込んだが、オフサイドの判定となった。PUMASの番となった前半8分、右サイドのビクトル・マルコーラによるコーナーキックからニコラス・フレイレがペナルティエリア中央からヘディングで押し込み、先制。

 

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しかし早い時間帯にリードを奪ったPUMASに、危険信号が灯る。マルコ・ガルシアを襲った足の痛みはプレーを続けることが叶わず、ミッチェル監督は元クラブ・アメリカの選手だったレオネル・ロペスをボランチのポジションに投入したのであった。不利な状況に慣れているクラブ・アメリカはセバスティアン・コルドバやフェデリコ・ビニャスの危険なシュートでPUMASゴールを脅かし始め、前半30分に得たフリーキックからレオナルド・スアレスが直接叩き込んで同点。アルフレッド・サルディヴァルは一歩も動けなかった。

 

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PUMASはそのままリードを奪い返しに出た。2本のコーナーキックから、最初にパブロ・バレーラがロングシュートを放ったがゴールを逸れた。同じようにホアン・バスケスがヘディングシュートで合わせたが、ゴールバーの上を超えていった。ハーフタイム前にはアラン・モソがパブロ・バレーラとのコンビネーションでセンタリングを上げたが、これはクラブ・アメリカのゴールキーパー:ギジェルモ・オチョアにその意図を読まれて抑えられた。

 

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後半に入って、PUMASは前線における攻撃を回復させた。ペナルティエリア内のセンタリングを相手ディフェンダー:パウル・アギラルに高さで競り勝ったファン・ディネンノのヘディングシュートはゴールポスト右横へ正確に向かい、オチョアが何とか必死に抑えた。PUMASの執拗な攻撃は続いたが、ゴールには至らなかった。ディネンノは続いてシュートを撃ったが、これも相手キーパーの早い反応で抑えられ、リバウンドを拾われるのを防ぐ余裕があった。

 

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後半15分、クラブ・アメリカの指揮官:ミゲル・エレラが動いた。セバスティアン・コルドバを下げて、今シーズン初めに他クラブへの移籍を噂され陣容から外されていたロヘル・マルティネスを初出場させたのだ。後半25分アラン・モソがボールを拾い、そのまま持ち込もうとしたが、これはクラブ・アメリカ守備陣に阻まれた。その直後、ゴールまでニコラス・フレイレとボール回しをしていたゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルが一瞬の隙をフェデリコ・ビニャスに突かれ、ボールを奪われてそのまま押し込まれた。

 

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このままクラブ・アメリカに敗れてしまうのかと思われた後半37分、PUMASはハーフライン付近でボール回しをしながら、オフサイドトラップをかいくぐってゴール前に走り込んだビクトル・マルコーラに山なりのセンタリング。これを走りながら胸トラップして、そのままシュートで同点。

 

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その2分後、今度は相手のカウンターアタックを右サイドへ防いだアラン・モソが、そのままハーフライン付近まで3人に囲まれながら突破。これを叩いて送ったセンタリングをペナルティエリア左サイドまで走り込んだファン・ディネンノが、最後はゴールキーパーとの1対1を制してついに逆転。

 

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ホームチームが勝ち点3を挙げたかと思われたアディショナルタイムに、コーナーキックからペナルティエリア中央でエンリ・マルティンがアンドレス・イニエストラと競り合ったボールをヘディングシュートで同点。一時はそのヘディングが直後に腕に当たってハンドかという疑惑も生まれたが、肩に当たっただけということで試合はそのまま終わったのであった。

 

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