後列:ミゲル・エスパーニャ、マルコス・ミスドラヒ、クラウディオ・スアレス、ホルヘ・カンポス、アブラハム・ナバ、リカルド・フェレッティ
前列:ファン・カルロス・ベラ、アルベルト・ガルシア・アスペ、ロベルト・メディナ、ルイス・ガルシア、コンスタンティーノ・ロペス
リカルド・フェレッティ の素晴らしいゴールで、PUMASは1990−1991年シーズンにクラブ・アメリカと対戦してリーグ優勝を獲得
強さ、コース、試合における意味で歴史に残るシュートで、PUMASは1990−1991年シーズンのリーグ王者となった。そしてそれは、2つの決勝戦(1984ー85年と1987ー88年)で勝利したクラブ・アメリカへの復讐を意味しており、未だに記憶に深く残っている。クラブ・アメリカのカルロス・ミロクとPUMASのミゲル・メヒア・バロンの両指揮官は、彼らの紋章にもう1つの星を付けるために戦った。
ファーストレグは、アステカ・スタジアムで行われた。試合開始早々、ルイス・ガルシア・ポスティーゴが先制点を挙げるも、クラブ・アメリカはすぐさまテオドロ・ドス・サントス、ゴンサロ・ファルファン、アントニオ・カルロス・サントスらが立て続けに得点を決め、前半で早くも1−3という展開。後半に入ってダヴィド・パティーニョがペナルティエリア外からのロングシュートでリードを縮め、PUMASはホームゲームのセカンドレグで優勝を狙うことになった。
1991年6月22日、リカルド(トゥッカ)フェレッティによる歴史に残る“トゥッカ弾”でオリンピック・スタジアムはお祭り騒ぎとなった。前半たった6分、主審:アルトゥーロ・ブリシオはエドゥアルド・コルドバによるトゥッカに対するファールを宣告。チームで最もベテラン選手だった彼は、その右足に信念を持っていた。フリーキックの壁が並べられ、リカルドはクラブ・アメリカのアドリアン・チャベスがマークしていた位置を狙って放ったシュートは、見事にゴールネットに突き刺さり、PUMASのリーグ優勝を引き寄せた。
この得点でスコア合計が3−3のドローとなり、ファースト・レグでPUMASがマークしたアウェーゴールの2得点によって、PUMASはその紋章に3つ目の星を付けることになった。