Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

5度目のリーグ優勝(2004年前期ステージ)

 

後列:フランシスコ・フォンセカ、ホアキン・ベルトラン、セルヒオ・ベルナル、イスラエル・カストロ、ダリオ・ベロン、ハイメ・ロサーノ
前列:レアンドロ・アウグスト、アイルトン・ダ・シルバ、イスマエル・イニゲス、ホアキン・ボテロ、ヘラルド・ガリンド

 

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後期ステージ優勝と併せて、2ステージ制に変更されてから初めて2連覇したクラブへ 

 

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2004年12月11日の夜、メキシコシティにあるレフォルマ大通りとフロレンシア通りが交差する独立記念像がある広場には、翌12日に聖母グアダルーペを巡礼するためにグアダルーペ寺院へ向かう約800万人とも言われるキリスト教信者の方々が全国から集まってきた一行と、12月8日にメキシコサッカー1部リーグの後期ステージ・リギージャ(プレーオフ)決勝セカンドレグをモンテレイにおけるアウェーゲームを0−1で勝利し、ファーストレグ2−1とのスコア合計でリーグ優勝を飾ったPUMASの凱旋パレードとが混ざり合った2つのお祝いが盛大に行われた。

 

12月5日に行われたファーストレグは、オリンピック・スタジアムにおいてPUMASのホームゲームだった。前半20分、CFモンテレイのアルゼンチン人フォワード:ギジェルモ・フランコが先制点を挙げたが、後半4分にPUMASのホワキン・ベルトラン、さらに35分に同じくPUMASのダビド・トレドが勝ち越し点を挙げ、2−1でPUMASが制した。そしてその3日後、モンテレイのテクノロヒコ・スタジアムで行われたセカンドレグ。ホームゲームのCFモンテレイは、ゴールキーパー:セルヒオ・ベルナルが守るゴールを何度も包囲した。しかしながら、相手陣内における容赦の無い攻撃は身を結ばなかった。逆に後半開始早々、ハイメ・ロサノが放ったシュートのこぼれ球がフランシスコ・フォンセカの前に。これを躊躇なく放ったシュートは相手ゴールキーパー:クリスチャン・マルティネスがゴールポスト右側に突き刺さるのをただ見送るだけだった。

 

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こうしてPUMASは大会形式が2ステージ制に変更されてから初めて2連覇したクラブとなり、その約10年後に2013年前期ステージと2014年後期ステージを連覇したクラブ・レオンとがこれまで過去にこの偉業を達成したチームであり、それを成し遂げるのがいかに困難であるかを如実に示している。