Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2020年ガーディアンズ 第14節 UNAM 1-0 Toluca

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オリンピック・スタジアムにおけるラッキーな衝撃!PUMASがデポルティーボ・トルーカをオウンゴールで下す

 

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デポルティーボ・トルーカのゴールキーパー:ルイス・ガルシアが、ファクンド・ワレルのセンタリングをミスキャッチ。PUMASへ勝利を献上

 

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PUMASは苦しんだが、デポルティーボ・トルーカ相手に勝利を収めた。それは内容的に魅力的な勝利ではなかったものの、PUMASにとって再び勝ち癖を付けリギージャ(プレーオフ)へレペチャヘ(敗者復活戦)を経ずに力強く進むステップとなった。デポルティーボ・トルーカ相手に勝利を献上するルイス・ガルシアによる失策。それはファクンド・ワレルのセンタリングを誤ってゴールインさせてしまうオウンゴールだった。試合における大半の時間を支配していたにもかかわらず、前述の自殺点で台無しとなった。フォワード陣の決定力不足、そして前節の対クルブ・レオン戦における退場そしてメキシコ代表戦に召集されたPUMASのゴールキーパー:アルフレード・タラベラの存在を改めて引き立たせる結果となった。

 

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両チームともに、試合開始早々から攻撃陣による意図を示した。最初にチャンスを掴んだのはデポルティーボ・トルーカで、マイケル・エストラーダによるシュートはゴールマウスの外へ外れた。そのお返しとして今度はPUMASがアラン・モソによるピッチのスリークォーターからペナルティーエリアに入る手前から放ったシュートは、ルイス・ガルシアが慎重に捌きボールを抑えた。前半10分に至る前に、エストラーダが再びディエゴ・ゴンザレスによるヘディングによるパスをペナルティーエリア付近で受け、シュート。しかしながら、そのフィニッシュの正確性に欠けボールはゴールバーの上を掠めていった。その少し前にはファン・パブロ・ビゴンがシュートを放ったものの、惜しくも外れた。デポルティーボ・トルーカは引き続き攻撃の手を緩めず、ルベンス・サンブエッサによるコーナーキックからガストン・サウロがシュートを試みたものの、ボールはゴールの方向から外れた。

 

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試合の主導権を握るのに時間がかかったPUMASは、センターバックのホアン・バスケスが素早くペナルティエリアに侵入し左足のシュートを放ったが、デポルティーボ・トルーカの守備陣による懸命なディフェンスで差し出した足に触って、ボールは逸れた。少しずつバランスを取り戻し始めたホームチームであったが、スコアレスドローの状況を打破するには至らなかった。一方でファン・ディネンノは調子が悪く、そのシュートはゴールを脅かすには至らなかった。さらにボール際に強くなく、繰り返されるファールは試合における良いリズムを断ち切る場面が多かった。

 

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ハーフタイム後の後半7分、デポルティーボ・トルーカがまたもや好機を迎えた。ペドロ・カネロがペナルティエリアで受けたボールを力強くヘディングでシュートを放ったが、アルフレード・タラベラがこれを難なくキャッチ。PUMASの守護神は前述のエストラーダとの攻防にも勝ち、この試合そして今シーズンを通しての主役として存在を示した。それ以外でも、相手フォワードと1対1となった場面で常に警戒しながら捌いたり、セーブを見せた。後半24分、試合の行方を変えるカギとなった選手交代がリリーニ監督によって行なわれた。ファン・マヌエル・イトゥルベに代わって、決勝点を挙げる起点となったファクンド・ワレルを投入。今シーズン数少ない補強選手の1人は後半30分、ゴールキーパーによる前線へ送ろうとしたボールをカットして一見シンプルなセンタリングを送った。これを相手ゴールキーパーのガルシアが、抑えようとして逸らしたボールは、ゴールラインを割ったのであった。

 

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この凡ミスが、9月13日にアトレティコ・サンルイス戦(3-0)以来の勝利でPUMASを生き返らせた。首都ダービーにおける大きな欠場者であったカルロス・ゴンザレスがベンチで得点を挙げたがってにもかかわらず、PUMAS守備陣が失点無しで抑えホームゲームで勝利を収めた。この勝利はリギージャ(プレーオフ)へレペチャヘ(敗者復活戦)を経ずに力強く進むステップとなった。そして、デポルティーボ・トルーカは逆に順位表の順位を上げる可能性を失った。

 

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