カルロス・ゴンザレスが、対グアダラハラ戦でPUMASのドローをリカバリー
カルロス・ゴンザレスがグアダラハラに対して、PUMASの敗戦を逃れる同点弾を決める
カルロス・ゴンザレスは、今シーズン対ティグレス戦に引き続き2度目の土壇場における同点弾をマークした。グアダラハラはオリンピック・スタジアムに乗り込み、ほぼ勝ち点3を手にしたかのように見えたが、カルロス・ゴンザレスがそれを阻止。それまで傾きかけた流れを変える、2−2のドローに持ち込んだ。
チームの得点源である、ホセ・ファン・マシアスやビクトル・ブセティッチ監督らコーチ陣までもがコロナウィルスに感染したグアダラハラが不利という試合前の大勢の見方であったが、その影響を全く感じさせない試合となった。前半6分、スローインからアレハンドロ・マヨルガが不用意なマークでイサーク・ブリスエラをフリーにしてしまい、右サイドから上げたセンタリングを一度はマークに付いていたアラン・モソをフェイントで交わしたウリエル・アントゥナが押し込み、先制。
しかし、PUMASもすぐに反撃。最初はカルロス・ゴンザレスの放ったシュートであったが、このボールのリバウンドはファクンド・ワジェルの目の前に転がり、再び放ったシュートは惜しくも相手ゴールキーパー:ラウール・グディーニョに弾かれた。これは直ぐに追い付く前兆だった。前半18分、同じようなプレーで左サイドのコーナーキックとなったセットプレーで、ニコラス・フレイレがニアアイドにヘディングシュートを決めたのだ。
このゴールでPUMASが試合の主導権を取り戻したかに思われたが、次のもう1点が遠かった。ファビオ・アルバレスや前半36分のホアン・バスケスによるヘディングシュートが、惜しくもゴールマウスに向かう方向が合わなかったからだ。そしてグアダラハラが再び主導権を握り返したのは、前半37分ちょうどニコラス・フレイレが決めたプレーと似たような左サイドからのコーナーキックをペナルティーエリアのほぼ真ん中にいたヘスス・モリナが押し込んで、2−1とした。
グアダラハラはハーフタイムの後も、試合を決める気満々で後半に臨んだ。後半開始早々、カウンターアタックから抜け出したアレクシス・ベガが、あとはボールを押し込むだけというプレーでシュートミス。さらにその数分後には、センターライン付近からドリブル突破で抜け出したヘスス・アングロが放ったシュートは、ゴールバー直撃。PUMASは、あわや3点目という窮地を逃れた形となった。
しかしPUMASも、そのまま押されっぱなしという訳ではなかった。後半4分には、ファン・ディネンノが相手ディフェンダー2人にマークされながらも、放ったヘディングシュートはゴールマウスの方向には合わなかった。さらにその数分後には、ファクンド・ワジェルがペナルティーエリアのすぐ手前左サイドからミドルシュート。これは相手ゴールキーパー:ラウール・グディーニョも必死に手を伸ばしたが、ボールはファーサイドのポストに直撃した。