PUMASが奇跡を起こし、決勝進出
PUMASがメキシコサッカー1部リーグ史上最大の大逆転で、クルス・アスルを4-0で下す
PUMASはそれを成し遂げた。 逆境を乗り越え、クルス・アスルに対して4ゴールを決めてメキシコサッカー1部リーグ史上最大の偉業を達成した。 ファン・ディネンノによる2得点、そしてカルロス・ゴンザレスとファン・パブロ・ビゴンによるゴールは、PUMASがスコア合計(セカンドレグで4-0)でドローとし、総合順位表の上位であるため2020年ガーディアンズのリーグタイトルを目指すのに十分な結果だった。
クルス・アスルは、ほんの数日前のファーストレグで示した素晴らしい出来とはほど遠いものであった。ロベルト・ダンテ・シボルディ監督はその任務に失敗し、前半で3ゴール、最後の数分で決定的なゴールを許した拙いベンチワークでスコア合計をドローとした。ミッチェル・ゴンザレス元監督の辞任によってトーナメント開幕前に疑惑を醸し出したチームであるPUMASは、彼らが障害を克服するためのハートと闘志を持っていることを示した。 アンドレ・リリーニ監督と共に夢に固執し、レギュラーシーズン唯一の黒星を喫したクラブ・レオンと対戦する。
この試合、クルス・アスルの正ゴールキーパー:ホセ・デ・ヘスス・コロナが膝に不快感を示したため、シボルディ監督は今シーズンこれまで出場機会の無かったセバスチャン・フラドにゴールマウスを守る自信を与えようとした。 常にスタメンでゴールを守っていた守護神が不在の中、若手ゴールキーパーが試合のリズムを掴めないところを利用して、PUMASは奇跡を起こそうとした。僅かな希望は前半3分、ファン・イグナシオ・ディネンノが右隅からのプレーでクルス・アスルを驚かせたときに生まれた。右サイドからのコーナーキックから、ペナルティエリア内におけるいくつかのリバウンドを経て、先制。
そして30分が経過した後、同じく右サイドからのペナルティエリア内でフアン・マヌエル・イトゥルベが強烈なシュートを放ち、フラドがビッグセーブで難を逃れたと思われた後、そのこぼれ球を再びディネンノが押し込んで2点目。
さらにその数分後、今度は左サイドからパスを受けたカルロス・ゴンザレスがセンタリングを挙げようとしたボールが相手ディフェンダー:フアン・エスコバルに当たり、その跳ね返りを落ち着いてゴール右隅へ決め、3点目。
この試合の主審:フリオ・セサル・ラモスがホナタン・ロドリゲスに対するニコラス・フレイレによるファウルでクルス・アスルに有利なペナルティーキックを宣誓したとき、漸くクルス・アスルに落ち着きが訪れるかのように見えた。 しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビュー後に、その前のプレーでルイス・ロモがオフサイドポジションに居て、PUMASのピンチを救った。
ハーフタイムの前になって漸く落ち着きを取り戻したフラドは、カルロス・ゴンザレスからの左足のシュートをパンチングでセーブした。一方PUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスも今シーズンのリーグ得点王であるホナタン・ロドリゲスのあわやゴールかと思われたシュートを防ぎ、良い守備を披露した。後半に入って、イグナシオ・リベロの肘打ちにより途中退場したアレハンドロ・マヨルガに代わってヘロニモ・ロドリゲスが出場、そしてファン・パブロ・ビゴンは2点目の際のゴール・パフォーマンスの際にぶつけたおかげで途中から頭に包帯を巻いたままプレーを続けた。
そのまま時間が経過し、クルス・アスルは大逆転劇から逃れたかのように見えた後半44分、右サイドからアラン・モソのセンタリングを受けたフアン・パブロ・ビゴンが、右側の神経質なフラドを掻い潜り決勝点となる4点目を押し込んだ。こうして、メキシコサッカー1部リーグ史上最大の逆転劇の幕は閉じたのであった。